2016年5月11日(水)東京文化会館小ホール

伊藤寛隆クラリネット リサイタル〜マックス・レーガー クラリネット作品 全曲演奏会

数々のコンクールで上位入賞を果たし、現在は日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者として活躍している伊藤寛隆氏のクラリネットリサイタルが開催される。当日は印田千裕弦楽四重奏団を迎え、なんとマックス・レーガーのクラリネット作品を全曲演奏するというもの。チラシに書かれているコメントによると、「バッハ、ベートーヴェン、リストといった大作曲家の器楽作品の全曲演奏をすることはめずらしくありません。こういった形で演奏していくことはその作曲家の功績を残していくという意味では演奏家の使命であると考えています」と伊藤氏は記している。
レーガーは非常に多くの作品を残しており、その中でもとりわけオルガン曲が有名だが、『クラリネット五重奏曲イ長調 作品146』においては、新古典主義に回帰しつつも、クラリネットの持つ音色の柔らかさを十分に活かした作品だ。3曲の『クラリネット・ソナタ』とともに、レーガーの世界を堪能できるコンサートとなるに違いない。

伊藤寛隆

伊藤寛隆クラリネット リサイタル
マックス・レーガー クラリネット作品 全曲演奏会没後100年の命日に敬意を込めて

日時:2016年5月11日(木)19:00
会場:東京文化会館小ホール
出演:伊藤寛隆(Cl)、小池亜季(Pf)、印田千裕弦楽四重奏団〈印田千裕/竹内弦(Vn)、横畑俊介(Va)、印田陽介(Vc)〉
曲目:マックス・レーガー:クラリネット・ソナタ 変イ長調 作品49-1 /クラリネット・ソナタ 嬰ハ短調 作品49-2 /クラリネット・ソナタ 変ロ長調 作品107 /クラリ ネット五重奏曲 イ長調 作品146
料金:一般¥5,000、学生¥2,500
問合せ:プロ アルテ ムジケ 03-3943-6677


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