MEETS-EWI記事:



EWIプレイヤーによる名盤

THE GREAT PERFORMANCES OF EWI PLAYERS

現在、多くのプレイヤーによって演奏されているEWI。EWIがメロディやアドリブなどを演奏する楽曲もあれば、バッキングとしてEWIが演奏される曲もある。EWIをより楽しく演奏する上では、そういったプロ奏者の演奏も大いに参考になるだろう。
今回はまずEWIが主役となり、名作といわれるものを選ばせていただいた。アルバムによっては現在入手困難でレアなものもあるが、国内外のEWIプレイヤー10名によるアルバム12枚を紹介しよう。

<海外のEWI奏者>

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Steps Ahead / Michael Brecker

Album「Live in Tokyo 1986」(1994)

<参加ミュージシャン>

Michael Brecker (Sax,Steinerphone,EWI)Mike Mainieri(Vibe, Syn)Mike Stern (Guit)Darryl Jones (Bass)Steve Smith (Ds)

EWIの前身機種ともいえる、スタイナーフォンを駆使したマイケル・ブレッカーの演奏が楽しめる。M1の『Beirut』や、M4の『Sumo』での、いかにもマイケルらしいIN&OUT自在なメカニカルなソロも素晴らしいが、『In A Sentimental Mood』での流麗かつ音域レンジをフルに使ったかのソロは、ウィンドシンセの表現力の豊かさを知ることができる。

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Everette Harp

Album「Everette Harp」(1992)

<参加ミュージシャン>

Everette Harp (Sax,Fl, EWI, Key,Vo)Steve Tavaglione (TWI ,Prog)Darrell Smith(Key)George Duke(Pf, Syn, Ds, Prog)Doc Powell、Paul Jackson, Jr. (Guit)Larry Kimpel、Freddy Washington (Bass)他

本作にかぎらず、メロディすべてをEWIでというより、アクセントとしてピンポイント的にEWIを使用している感じだが、アルバム2曲目、『More Than You'll Ever Know』などの歌い回しは堂に入ったもの。また、現在ではスムースかつソウルフルなサックスが印象的なエバレットだが、本作ではアドリブ・ソロのラインやアーティキュレーションにサンボーンの影響を強く感じさせるあたり、微笑ましくもある。

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Kirk Whalum

Album「Try this at home」(1994:非売品)

<参加ミュージシャン>

Kirk Whalum、Michael Brecker、Masato Honda、Norihito Sumitomo、Takeshi Ito (EWI)、Rick Jackson(key,Prog)、Bill Cantos(Pf)、Michael White(Ds)、Don“The Judge”Patterson(Bass)、Dwight Sills(Guit)他

EWI3000発売当時、購入者にプレゼント用として配られたという本アルバム。ブレッカーや住友紀人など、名だたるEWI奏者たちの中に在って、センスの良い装飾音符や細やかなニュアンスでテーマを演奏し、ソロにおいては、ときにバピッシュでブルージー。テナーサックスのような、エレクトリック楽器然とした部分を感じさせないカーク・ウェイラムの演奏は、EWIのさらなる可能性を感じさせる。

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Yellowjackets / Bob Mintzer

Album「Mint Jam」(2002)

<参加ミュージシャン>

Bob Mintzer(Woodwinds,EWI)Russell Ferrante,(Key)Jimmy Haslip, (Bass)Marcus Baylor(Ds)

今年3月、丸の内コットンクラブでの来日公演で、本アルバム収録のイエジャケおなじみの名曲『Mofongo』を披露してくれたミンツァー。アルバム当初はおそらくEWI1000を使用していたものと思われるが、今回のライブでは、もちろんEWI4000sを使用。耳心地の良い、まるでサックスを吹くようなナチュラルなアーティキュレーションが、ミンツァー×EWIの魅力だろう。

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Steve Tavaglione

Album「Blue Tav」(1990)

<参加ミュージシャン>

Steve Tavaglione (EWI, Sax)Walt Fowler (Tp & Flh)John Beastley (Pf)David Garfield (Key)Allan Holdsworth、Michael Landau (Guit)Jimmy Johnson (Bass)Vinnie Colaiuta (Ds)Lenny Castro (Per)他

サイドメンとして多くのアルバムに参加しているマルチリード奏者、スティーブ・タヴァロ−ニ。EWIの第一人者としての呼び声も高く、本作でもメロディにバッキングにと、様々な音色を駆使してEWIの魅力を余すところなく伝えてくれる。多彩な表現力とハイテックなソロなどEWIの演奏が前面に打ち出されている本作だが、EWIのみならずソプラノの音色も素晴らしく、サックスファンにもオススメのアルバム。

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The Rippingtons / Dave Koz

Album「Moonlighting」(1987)

<参加ミュージシャン>

Dave koz(EWI)Brandon Fields、kenny G(Sax)Russ freeman(Guit、key)David Benoit(Pf)Gregg Karukas(key)Jimmy Johanson(Bass)Steve Reid(Ds)他

ラス・フリーマン(Guit)を中心とするフュージョンバンド、The Rippingtons。現在はサックスのジェフ・カシワなどを迎え、固定メンバーのバンドとして活動しているが、発足当初はラス・フリーマン(Guit、Key)以外のメンバーを、ゲストとして迎えるかたちでレコーディングがおこなわれていた。本アルバム4曲目『Drerams』では、若き日の “デイヴ・コーズ”のEWIの演奏を楽しむことができるが、リリカルで心地良いサウンドはこの時点ですでに確立されている。






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