MEETS-EWI記事:
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宮崎隆睦@楽器フェア2011

イベントリポート
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「今年はデモンストレーターが何人もいたので、少し変わったことをしたいなと思っていました」と語ってくれた宮崎氏は、ステージでEWIとヴォコーダを使用した新たな試みを披露。

「吹いていないのに音が鳴っている」という不思議な光景に、聴衆は完全に魅入っていた。こうしたEWI の新たな一面を提示する一方で、EWI 演奏ではメロディックなソロを展開。その表現の幅の広さは息を飲むほどに素晴らしく、通路が通れないほどの聴衆を集めていた。


最終日には特別レッスンで直接指導したカラフルのアンサンブルに加わり、なんと5人で『カメレオン』のEWIアンサンブルを演奏してくれた。カラフルの演奏を振り返って「前回僕が与えた細かいアドバイスをしっかり実践してくれていましたし、本番にきっちり照準を合わせてくるあたりはさすがだなと思いましたね」と語ってくれた。

<宮崎隆睦 EWI×ヴォコーダ>今回の楽器フェアで聴衆を釘付けにしたのが、宮崎さんが披露したヴォコーダを使った演奏です。その仕組みは、ヘッドセット型マイクが言葉を拾い、EWIがコントローラーとして音程と音色を担い、それらをAKAI のシンセサイザ−「MINIAK」が機械的な言葉として変換することで、人の声とシンセ音が融合された独特な音になるというもの。実は以前、The SAX vol.40のMEETS EWIで紹介したのですが、気になっていた読者も多いはず。う~ん、何度見ても不思議です。

<宮崎隆睦 『Autumn』> 宮崎さんのユニット、A.O.Iの名曲『Autumn』。EWI MASTER BOOKにも収録されている本曲はMASTER BOOK発刊後、ネット上で「Autumn祭り」が開催されたほど人気でした。今やEWIのスタンダードナンバー。さすがの演奏です! ちなみに、この曲が収録されているA.O.Iのアルバムは「Mouth to Hands」

<宮崎隆睦 EWI解説> 宮崎さんによるEWIの主な機能解説。グライド、ベンド、ヴィブラートを解説してくれています。有名なプレイヤーから間近に感じられるのもイベントの良さです!