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羽根渕道広 × 竹内郁人 〜THE SAX Club プレゼントCD収録を終えて

THE SAX vol.84-85

THE SAX84-85号でTHE SAX CLUB(定期購読)会員の皆さまにプレゼント中の「ジョン・コルトレーン&チャーリー・パーカー人気レパートリー8選」でフロントを務めた羽根渕道広氏と竹内郁人氏。収録を終えたタイミングで、インタビューに応えてくれた。


CD収録を終えて
羽根渕道広 × 竹内郁人
—「ジョン・コルトレーン&チャーリー・パーカー 人気レパートリー8選」の収録を終えて、いかがでしたか?

羽根渕 とても楽しかったです。実は、コルトレーンをここまで突き詰めてやったのは今回が始めてだったので、とても勉強になりました。これを機に、もう一度きちんとやり直さなければならないなとも感じました。
竹内 僕は、チャーリー・パーカーを聴いてサックスを始めた人間なので、今回の特集に関われたことはチャレンジであり、とても嬉しかったです。


—演奏するときに一番大事にしていることは?

羽根渕 やはり“音”ですね。あとは、“自分の歌”でしょうか。練習の過程で、音の繋がりやニュアンスをお手本の演奏をもとにコピーするというのは、とても大事だと思います。ただ、言葉は自分で発するものなので、僕は“自分のメロディを歌う”ということを大切にしています。
竹内 僕は、“ナチュラル”に演奏すること。あまり作り込んだりせずに。僕の中で“JAZZ”って、失敗しても許される音楽だと思っているので、守りに入るよりも、その時の自分の気持ちに正直に演奏することを心掛けています。


—お二人の音色はとても素晴らしいですが、理想の“音色”を身につけるためには?

竹内 サックスがどういう音がする楽器なのか、まず知らないとダメですよね。正しく構えて、正しくセッティングして、正しい呼吸法で吹いたから、いい音が出ているかとかではなく。
羽根渕 自分より上手い人たちの音をいっぱい聴いて、自分がどういう音になりたいかを考えるようになった時、自分の耳が先生になるくらい聴き込むことは必要だと思います。
竹内 明るい音を出したいのか、枯れた渋い音を出したいのか、漠然とでもいいからイメージを持っていないと、音色には出ないですよね。
羽根渕 自分がどういう音を出したいか、追求していくことが大切ですね。


—読者にメッセージをお願いします。

羽根渕 僕自身、今後もずっとやっていくことだ思うのですが、スケール練習はたくさんいろいろな種類をやったほうがいいです。自分の歌えるフレーズを、それらのスケールの中から見つけていくのです。コルトレーンの楽曲のようにスピードを求められる曲などで、そういった練習が役立つと思います。84号本誌掲載の『ジャイアント・ステップス』の演奏解説でも、そのことに触れていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
竹内 ジャズを演奏したいと思うなら、人が聴いた時にそれをジャズっぽく感じるかどうかということは大事ですよね。自分の出している音がジャズっぽく聴こえているか?ということを意識していくと、そのためには、先人たちの残した素晴らしい音源をたくさん聴いて、ジャズはどういう雰囲気や空気感を持った音楽なのか、ということを知ろうと思うようになるでしょう。ただ理論を漠然と練習していても、ジャズっぽく吹けなかったら意味がない。いいプレイヤーであるには、いいリスナーでなければならないと思うんです。 例えば、さっき羽根渕君が言ったスケール練習も、ただ音をならべて吹いてもジャズっぽくならない。だからテクニック習得のためと、それをどういうふうにアドリブにリンクさせていくかという2つの観点での練習が必要なのではと思います。
羽根渕道広 竹内郁人
(写真左より)羽根渕道広、竹内郁人の両氏
Profile
羽根渕道広(はねぶちみちひろ)
1972年3月3日3時30分東京生まれ。中学時代、吹奏楽部でフルートを手にしバッハのフルートソナタなどを中心に6年間クラシックを独学する。明治大学入学後、同大学ジャズ研究会に入部。チャーリー・パーカーの演奏に衝撃を受け、Alto Saxを始める。その後、ハンク・モブレー、スタン・ゲッツ、ジョー・ロバーノなどの影響を受けてTenor Saxに転向。プロ活動を開始。Kenji Omaeに師事(一週間)。2010年10月より、馬場孝喜(Guit)とのDUO"habanero"を結成。アルバム「habanero」をリリース(ライブ会場、石森管楽器などで購入できる)。
ホームページ
http://www.h6.dion.ne.jp/~hane33/Michihiro_Hanebuchi_Official_Web_Page/Welcome.html
habaneroブログ
https://ameblo.jp/habanero-music
Profile
竹内郁人(たけうちふみと)
C.パーカーを聴いてジャズに目覚め、成蹊大MJG入部と同時にアルトサックスを始める。在学中に山田 穣氏に師事。阿佐ヶ谷「マンハッタン」の深夜セッションでジャズのエッセンスを吸収し、都内近郊でライブ活動を開始。現在は妻の竹内亜里沙(Pf)率いる「BeBopRevisited!」のフロントマンを務める傍ら、様々なジャズバンドでビバップ愛溢れる演奏活動を展開中。
ホームページ
http://music.geocities.jp/asax_2310/profile.htm
ブログ
http://fuminmin.blog.so-net.ne.jp/

二人がフロントを務めたTHE SAX Club会員プレゼントCD
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