JAZZ ADLIB IN&OUT -THE SAX35号掲載-

第1回 ペンタトニックスケールの基本

下記に「Aマイナー 7th・ペンタトニック・スケール」のパターンを示しておこう。
アルト、テナーほか、どの楽器でも同じことなので練習時に移調する必要はない。

譜例5

これらを全てのキーで練習するのだが、具体的な方法について大山氏は次のように書いている。

「たくさん息を吸って、ひとつのパターンは一息で吹ききります。速く吹く必要はまったくありません。速度を上げるよりも、正確に滑らかにメロディが演奏されることが望まれます。アドリブソロに使用するためには、完全に暗譜することも条件の一つです。」

パターンを 全調で吹けるようになるには時間がかかるかもしれない。
しかしながら忍耐強く練習すれば必ずできるようになる。焦らずじっくりと取り組もう。
尚、 本誌では全調でのパターンの他、練習課題も掲載している。ぜひ活用していただきたい。


<THE SAX 35 JAZZ ADLIB IN&OUT より>

 

第2回 ペンタトニック・スケールの発展形 >

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