吹奏楽wind-iオンライン記事:【特別企画】音楽の世界を広く知る|クラリネットのお仕事
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【特別企画】音楽の世界を広く知る|クラリネットのお仕事

Wind-i mini 34号

Wind-i mini 読者の中で、“音楽を仕事にしたい”と思っている人は少なからずいることでしょう。そこで今号ではクラリネットにまつわる音楽の仕事を一部ご紹介します!
全文はThe Clarinet 54号にて掲載しています♪

演奏するお仕事|吹奏楽編
東京佼成ウインドオーケストラ クラリネット奏者 太田 友香さんの場合

東京佼成ウインドオーケストラ クラリネット奏者 太田 友香さんの場合


❶ 仕事内容

東京佼成ウインドオーケストラのクラリネット奏者です。また、“パッツァ”をはじめ“DUKUTY”、“中目クラゴンズ”(笑)などのクラリネットアンサンブルを組んでいます。ほかにもオーケストラのエキストラとして演奏させていただいたり、室内楽やソロのコンサートをやったり、吹奏楽の指導をしたり、審査員をしたりしています。

❷ 必要なこと

オーケストラよりも客席に近い状態で、ときにはff、fffで吹くことがあるので、近くでも美しい音色を保ちつつ、集団では混じり合い、ソロが出てくるときは華やかな音色を使い分ける必要があります。高音域での発音の種類、音色の使い分けというのは絶対に必要だと思いますし、集団で吹くので溶け合うサウンドが求められることが多いというのが吹奏楽の特徴だと思います。

仕事の魅力

佼成は、みなさん各々いろんなコンサート活動もしている人の集まりなので、多くの引き出しと、魅力的な音色を持っていらっしゃいます。本当に尊敬できる先輩方なので、どの方がソロを吹いても輝ける魅力があります。また、演奏家としての魅力は、すごい緊張感の中でも、それがすごくいい空気を生んだ演奏とか、キレイなハーモニーが生まれた演奏とか、感動や喜びを感じられる瞬間があることです。特に吹奏楽ではコンサートに来てくれた中・高生と後にお会いできるチャンスが多いので、喜んでもらえたという声を聞くと本当にうれしいです。

向いている人、向いていない人

第一に楽器が上手で謙虚な人、いろんな人の演奏を認められたりできる人が向いていると思います。例えば、あまり好きじゃない演奏だと感じることがあったとしても、その人が持つすばらしい面に目を向けられないと、それを吸収したり盗んだりして自分の糧にしていくことができないんです。傲慢になってしまうと広がっていかないので、そういった謙虚さが必要です。逆に、向いていない人はこだわりを捨てられず、人の意見を受け入れられない人ですね。

あなたにとってその仕事とは?

自分が教えてもらったり、夢を与えてもらったりしたものを、これからは多くの人に伝えていくことですね。

売るお仕事
The Clarinet Shop(クラリネット専門店)店長 仕田 敬一さんの場合

The Clarinet Shop(クラリネット専門店)店長 仕田 敬一さんの場合

仕事内容

クラリネット専門店を経営しています。クラリネットに関わる楽器、パーツ、小物類、楽譜の販売。そして修理、レッスンのご紹介などもやっており、クラリネットに関することならなんでもそろうお店を目指しています。

必要なこと

一番はクラリネットに興味を持っていることです。それがあれば、あとは勉強していけばいいと思います。また、海外から楽譜を仕入れて販売しようと考えるなら輸出入の知識も必要です。そして外国語、英語は必須で、ビジネスの書面を取り交わせないといけません。さらに修理の技術もありますが、クラリネットに対しての興味があれば徐々に身につけていくことができるでしょう。

仕事の魅力

自分の好きなこと、クラリネットに関わる仕事ができることです。サラリーマンの友人からは“好きな仕事ができていいよな。遊んでお金を稼いでいるようなもんだ”と言われます(笑)。

向いている人、向いていない人

お客様商売なので、まずはしっかりと接客ができないといけません。コミュニケーション能力が不足している人は向いていないと思います。あとは根気良さ。そう簡単には覚えられないことが多いですから、コツコツと続けることが大事です。修理にしてもそうですし、楽譜を大量に扱っているので隅々まで覚えるのは大変です。お客様からは様々な要望をいただきますから、きちんとお客様の要求を理解して誠実かつ適切に対応させていただけるよう日々努力ですね。

あなたにとってその仕事とは?

ここで何かをしてお客様のお相手をしているのが当然というか、日常ですね。仕事という意識がないです。日々、同じようなことを繰り返していますが、お客様の大切な楽器を扱うということで修理などは本当に気を使う仕事ですけれども、楽器が良くなってお客様に喜んでいただけるとこちらも嬉しいです。この仕事をすることによって私の普段生活している本当の日常のほうにもパワーをもらっています。

調整するお仕事
木管楽器専門修理工房「ル・ベカール」日谷 晃さんの場合

仕事内容

メインは、木管楽器の調整と修理ですね。単にタンポを交換するといったようなことではなく、楽器の調子が良くなるように調整します。

必要なこと

特に思いつきませんが、あえて言えば、楽器に対する好奇心でしょうか。それと、柔軟性もあったほうがいいと思います。自分の思うように調整するのではなく、あくまでもお客様の要望に応えるのですから、いろんな人の音を聴いて、それを真似できるような柔軟性があるといいと思います。「この人はこういう吹き方をするからこう感じるんだな」とか、そういうことを理解できることが必要です。

仕事の魅力

好きな楽器に携わり、お客様に喜んでいただけることですね。

向いている人、向いていない人

楽器の状態はすべて違うので、どのように修理すべきかを即座に判断できる“判断力”や“発想力”、“応用力”、“決断力”などがある人が向いていると思います。ですが、誰にもいろんな可能性があると思っているので、特に“こういう人に向いている”とか、“こういう人は向いていない”というのはないと私は思っているんです。ただ、私の仕事場を継いでくれる人ということに関して言えば、私と思考回路が同じ人である必要があります。自分が頭で感じていることを指示したときに、それを理解して行動してくれる人でないと難しいでしょう。

あなたにとってその仕事とは?

天職だとは思いませんが、私の仕事で喜んでくれる人がいるうちは続けていきたいと思います。

造るお仕事
アトリエMOMO 河村 百丈 さんの場合

仕事内容

楽器の製作と販売が中心ですが、修理などを手がけることもあります。木管楽器では、クラリネットとサックスのリガチャー製作と販売、フルート頭部管の製作と販売も行なっています。クラリネット用のモモスペシャルリガチャーは、音に輝きのある真鍮材と、しっかりと落ち着きのある洋白材の2種類で製作しております。形状も縦型、横型があり、吹奏感(抵抗)も2つのタイプで奏者の好みに合ったリガチャーを見つけていただけると思います。

必要なこと

まずは仕事をする場所の確保と、作業に必要な機械や道具などをそろえること。管楽器の製作や修理をしますので、管楽器のパーツを用意することも必要です。

仕事の魅力

まずは、自分の本当に作りたいものを作り、国内や海外で販売することの喜びというのが大きいですね。また、楽器の修理や改造などを行なって演奏者からの信頼を得る喜びも感じます。

向いている人、向いていない人

物事を深く追求していける人が、この仕事に向いているのではないかと思います。何より、まずは“好きであること”です。努力したことは、必ず何かしら未来につながります。
私の場合は、中学の吹奏楽部で管楽器を手にしてから50年以上経っているので、天職かもしれないな、と思います。

あなたにとってその仕事とは?

日々の積み重ねがお客様に喜んでいただける商品づくりにつながり、自分の満足にもなっていくことですね。

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