画像

ランクアップ講座-フルート&ピッコロ-

navigator:梶川真帆

梶川真帆  M a h o   K a j i k a w a

梶川真帆

東京藝術大学、パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立地方音楽院フルート科、ピッコロ科を卒業。
全日本学生音楽コンクール全国1位。コンセールマロニエコンクール2位、コンクール・ジュヌフルーティスト(フランス)フルート部門1位及び最優秀現代音楽賞、翌年同コンクールピッコロ部門2 位、大阪国際室内楽コンクール管楽部門第3位 ( 同部門における日本人団体の史上最高位)、東京音楽コンクール3位、日本音楽コンクール入選。これまでに山口典久、大海隆宏、金昌国、神田寛明、浅生典子、竹澤栄祐、工藤重典、ヴァンソン・リュカ、ナタリー・ロザ諸氏に師事。オーケストラでの客演、アンサンブルプレイヤーとして活動。

1. ロングトーンの練習

真っ直ぐ音を保てますか?
これができていないと一人で吹いていてもなんだか音痴に聞こえてしまうものです。まず一人ひとりが真っ直ぐ、安定した音を伸ばせているかチェックをしましょう。

◆練習◆

ロングトーンの練習をする際、音が出るチューナーで同じ音を鳴らして一緒に吹く練習をしましょう。
チューナーの音より自分の音が高かったり低かったりすると自分の音程とチューナーの音程との間でモヤモヤモヤと音が揺れます。上にも下にも揺れずにピッタリ音程が合うように、まず音程を合わせましょう。
二つの音が混ざって一本の音のようにぴったり真っ直ぐ伸びるようになると、とっても気持ちが良いですよ。
上手に長く伸ばせるようになったころにはお腹の支えや音程の微調整をする胸や喉、口腔内の筋力も自然についてきます。
慣れてきたらお友だちと生の音同士で実践してみてください。
耳で聴いて音程を調整する癖もつくので、ぜひ試してみてください。


2. 音量と音程のコントロール

大きく!と言われ、たくさん息を吹きかけると逆に音が薄く、音程が上ずってしまうことはありませんか? そしてピアニッシモでは音程が下がったり途切れ途切れになってしまったり……

◆練習◆

ロングトーンの練習の延長で、まっすぐ吹けるようになったらその中でクレッシェンド・デクレッシェンドをしてみましょう。チューナーの音に隠れるようにスタート(p) チューナーの音を包み込むように(F) そしてチューナーが聞こえなくなるように(f)

 

チューナー

最近は携帯用のチューナーアプリもあって便利です。チュー ナーの音に乗せて、声で同じ音やオクターブ上や下を伸ばして歌うのも練習の一つです。他にもドに対してミを歌うとソが鳴ったり、ファを歌うとオクターブしたファ、ソ、ラの音を正しい音程で歌うとチューナーと声を包むようにもう一つドの音が出たり……自分の声をハーモニーの一部にする遊びはとても楽しいですよ。音程の練習は楽しいのです!



フルートは吹き込めば外側への息が増え音程が上がり、弱くすれば内側に息が落ち音程が下がると言われています。
音程を変えずに音量を変えるのはとっても難しいことですが、どんな音量でも安定した音程でクレッシェンド・デクレッシェンドができるように、息のスピード感と息を当てる方向の感覚を耳を頼りに探しましょう。


※こちらの記事は、Wind-i vol.7を一部抜粋し掲載しています。

名前(ニックネーム可)
年齢
性別
職業
演奏する楽器を教えてください。
取りあげてほしい奏者、企画、特集してほしいことは?
Wind-i mini vol.40で面白かった記事を教えてください。必須
Wind-i mini vol.40でつまらなかった記事を教えてください。必須
Wind-i mini vol.40を読んだ感想をお聞かせください。必須
投稿内容を誌面・ウェブに掲載する可能性がありますので、必ず選択してください。必須
mini40号のプレゼント(柴犬ラクアクリルキーホルダー(フルート))に応募した理由をお聞かせください。必須
プレゼント当選時にご連絡しますのでメールアドレス、電話番号を入力してください。必須
告知・宣伝したいことをご記入ください

記事一覧 | Wind-i&mini
トピックス | レッスン | イベント | 人物 | 製品