酒井麻生代のJAZZ店探訪記

第5回|―番外編―「ジャズフルーティスト探訪記」

読者のみなさま、お元気でお過ごしですか。

爽やかな初夏の陽気、世の中も、少しずつ普段の生活を取り戻してきましたね!
みなさまも、ここ数ヶ月はコンサートがなくなったり、発表会が延期になったり、レッスンに通えなかったり、きっと、生の音に触れることが難しい時期だったのではないかなぁと思います。

さて、「酒井麻生代のジャズ店探訪記」でございますが、この度のコロナ禍においてお店への取材ができず、どうしようかと悩んでおりました。

今年2月頃から世間では、ライブハウスは感染拡大をする場所だという空気が流れてしまい、ジャズのお店やミュージシャンは、大きな苦しみの中にいました。
私がお世話になってきたお店も、残念ながら、いくつか閉店を余儀なくされました。

そして、音楽を奏でる、聴きに行く、ということは不要不急だという暗黙の何かが、音楽に関わる人々の自信を少し喪失させたようにも見えました。

でもみなさんご存じの通り、音楽は、どんな時も私たちを楽しませてくれて、勇気を与えてくれて、悲しい時は寄り添ってくれて、人生、そして心を豊かにしてくれました。
世界中が大変な時だからこそ、ジャンルや国境を超えて、どれだけ人と深く関わっていて大切なものかに改めて気付かされ、音楽への感謝が溢れる日々でした。

前置きが長くなってしまいましたが、今回はお店への取材はできませんでしたので、題名をちょびっと変更させていただいて、コロナ特別編?(笑)として、誠に勝手ながら、『酒井麻生代のジャズフルーティスト探訪記』とさせていただきました!

日本全国の、私が尊敬する大好きなジャズフルート奏者のみなさんから、ジャズフルートの魅力とオススメのCD1枚をご紹介いただき語ってもらうという、ワクワク企画!
しばらくは、読者のみなさまもご自宅で過ごされる時間が多いのではと思い、是非このCDセレクトをご参考にしていただき、おうち時間を楽しんでいただけましたら幸いでございます。

なお、本誌で連載等をされているジャズフルーティストの方々は、みなさま良くご存じだと思いますので、今回は本誌的にフレッシュなフルーティスト、なんと9名にご登場いただきました!

一般的にジャズフルートはマイナーと言われておりますが、実は素晴らしいプレイヤーがたくさんいらっしゃいます。
そんなみなさんの素敵な文章を読んで、改めてジャズフルートへの愛が深まり、これからもさらに広めていけたらなぁと熱くなる酒井でございます!

では、早速まいりましょう~!

▶︎次のページへつづく…

[ジャズフルート奏者のみなさん](敬称略、アイウエオ順)
天辰直彦
池田清美
市瀬由紀
尾形ミツル
小川恵理紗
坂野尚子
笛吹かな
深津純子
森田万里子

[CLUB MEMBER ACCESS]

この記事の続きはCLUB会員限定です。
メンバーの方はログインしてください。
有料会員になるとすべてお読みいただけます。

1   |   2   |   3   |   4      次へ>      

フルート奏者カバーストーリー