THE FLUTE vol.182

フィンダのピッコロトリセツ講座 第12回

皆さんは、ピッコロのお手入れや取り扱い、もちろん奏法もですが「本当はどうするのがベストなんだろう??」と迷ったり悩んだりすることはありませんか?
このコーナーでは、皆さんにピッコロに関する正しい知識をレクチャーしていきたいと思います。皆さんが疑問に思っていたことが解決したり、目からウロコが落ちるかもしれない知識を得たり……きっと役に立つことと思います。
説明するだけではわかりにくい取り扱いやお手入れの方法などを動画で解説もしますので併せてご覧ください。
今回は、読者の皆さまから寄せられたお悩みに回答していきます。

はじめに…

前回に続き、富山県出身のアシスタント・次郎です

Dobrý den! (ドブリー デン! チェコ語でこんにちは!)
皆さまお元気でお過ごしですか!? この号が発売になる頃には日本は梅雨の季節でしょうか……?
湿気が多い時こそ、木製のピッコロに湿気が入らないために時々オイルで手入れしてくださいね。木がオイルでコーティングされて、中に水分が浸透しないよう保護してくれます(ただし、くれぐれもほどほどに……)。
今回もチェコから、皆さまのご質問にお答えさせていただきます。

 
 
スタニスラフ・フィンダ Stanislav Finda
チェコ・南モラヴィア地方出身。フィンダ ピッコロ製作者。プラハ音楽院を経て、プラハ芸術アカデミー修士課程修了。プラハ芸術アカデミー在学中に、プラハ国民劇場オーケストラソロピッコロ奏者に就任。その後1978年〜2008年1月までプラハ交響楽団ソロピッコロ奏者を務めたほか、チェコフィルハーモニー管弦楽団、ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団等でも演奏した。オーケストラで演奏していく中で理想のピッコロが見つからないことから、ハンス・ライナーに弟子入りしその後自身で研究、製作を始める。オーケストラ奏者としての経験とその中での研究から生まれたピッコロは、これまでのピッコロのイメージを大きく変え多くの指揮者からも賞賛される。ピッコロはもちろんフルートの構造に対する知識も高く多くの演奏家からも信頼されている。

 

▶︎ 次のページに続く 
・頭部管、金属製と木製のどちらがベスト?
・フィンダさん、楽器製作者への道
・右手の指が余ってしまう問題

 


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