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WEB限定 最終回スペシャル

今さら聞けない 基本の「き」〜音楽の基本的知識を学ぼう

Ocarina本誌17号で連載14回目を迎え、最終回となった田島篤さんのコーナー「今さら聞けない基本の『き』」。本誌第4号からスタートしたこの連載、五線譜や音名、音階といったごくごく初歩的な解説に始まり、最終回では課題曲『帰れソレントへ』を曲想豊かに演奏するには——?という内容となりました。
読者の皆さんとともにレベルアップを重ねてきた連載のしめくくりとして、田島先生による「よく使われる発想記号」の一覧表をここに掲載します。単なるテンポなどの指示ではない、曲に合った表情をつけるために不可欠な発想記号を集めました。
新しく取り組む曲に知らない発想記号が出てきたら、その都度このページを開いて調べていただくのもいいかもしれません。

<よく使われる発想記号>

発想記号 読み 意味
animato アニマート いきいきと
cantabile カンタービレ 歌うように
con brio コン・ブリオ 活気をもって
con moto コン・モート 動きをもって
dolce ドルチェ 甘美に
espressivo エスプレッシーヴォ 表情豊かに
giocoso ジョコーソ 楽しげに
grandioso グランディオーソ 壮大に
legato レガート 滑らかに
leggero レジェッロ 軽く
maestoso マエストーソ 荘厳に
marcato マルカート はっきりと
pesante ペザンテ 重々しく
rubato ルバート 自由に
sostenuto ソステヌート 音を保って

田島篤先生より

5年もの長きに渡りお付き合いいただきました「基本のキ」も最終回を迎えました。私自身もたくさんの勉強の機会をいただいて、ご一緒に楽しく学ぶことができました。皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました!

私がオカリナに関心を持ったのは、14~15年くらい前でしょうか……。管弦楽や吹奏楽といった大規模な合奏集団を指揮することを専門としていましたので、それなりに楽器には精通しているつもりでおりましたが、はじめてオカリナを聞いた時の感動は今も忘れられません。他の楽器にはない、心にダイレクトに響くオカリナの音色に、どんな言葉も当てはまらない程に感動いたしました。また同時に大きなショックを受けたことを覚えています。

そうした魅力溢れるオカリナですが、知れば知るほどに難しい、奥の深い楽器ですね。テクニカルな部分や音楽的な知識も必要な場面はたくさんあるでしょうが、皆さんには、この心に語りかけるような、優しくオカリナらしい音色を第一に、そして大切に、これからも楽しんでいただきたい!そう願います。

またいつか皆さんと楽しく学べる日を楽しみにしています。
ますます楽しいオカリナライフを謳歌してください。

田島 篤

 

これまで基本の「き」で取り上げた内容

Ocarina vol.4 第1回【音部記号】【五線、五線譜】【音名】【音階】
Ocarina vol.5 第2回【音符】【拍子記号】【小節】【休符】
Ocarina vol.6 第3回【速度記号】【強弱記号】【反復記号】
Ocarina vol.7 第4回【臨時記号】【アーティキュレーション】【拍の結合】【三連音符】
Ocarina vol.8 第5回【リズム】【装飾音】
Ocarina vol.9 第6回【調性】
Ocarina vol.10 第7回【ヴィブラート】
Ocarina vol.11 第8回【譜読み】
Ocarina vol.12 第9回【暗譜】
Ocarina vol.13 第10回【強弱、ダイナミクス】
Ocarina vol.14 第11回【音域】
Ocarina vol.15 第12回【新曲に取り組む場合の練習法】
Ocarina vol.16 第13回【まとめ1 楽譜を学び演奏しよう『アメージンググレイス』】
Ocarina vol.17 第14回(最終回)【まとめ2 『帰れソレントへ』を曲想豊かに】








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