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    田中靖人さんに聞くおすすめメトロノーム& チューナー

    SEIKO メトロノーム&チューナーSTH200


    日々の練習に欠かせない存在となっている メトロノーム&チューナー。 とはいえ、その正しい使い方を聞いたことがある という人は案外少ないのではないだろうか? そんな誰もが使う練習アイテムの正しい 活用法について、田中靖人さんに 教えてもらった。
    (企画協力:セイコーインスツル株式会社)

    音程と音色の密接な関係 <チューナーの活用法>

    田中靖人

    ――東京佼成ウインドオーケストラなど、プロの現場ではどのように音程を合わせているのですか?

    田中 東京佼成ウインドオーケストラでは、まずオーボエが基準となる音を出し、続いて低音楽器が音を出します。低音を聴きながら木管楽器が合わせ、金管が続きます。音程を合わせるというより、“音色”を合わせることに意識を集中させています。我々の現場だと、音色を作るためにあえて音程をズラすことがあるんです。例えば、明るめで上に乗っかるような音で演奏したいときは、わざと音程を高めに取ります。反対に、内声に潜って落ち着いた音色で演奏したいときは、少し低めに音程を取ります。もちろん誰か一人がやるのではなく、アンサンブル全体で統一する必要があります。音程が少し違うだけでこんなに音色って変わるんだということを知ると、さらに演奏が面白くなりますよ。

    ――普段の吹奏楽などの練習で、チューナーはどう活用すべきですか?

    田中 練習において、チューナーという一つの基準は必要です。しかし、吹奏楽のパート練習でのチューニングで、みんなで一斉に音を出し、メーターだけを見て合わせている姿をよく見かけます。あくまでチューナーは基準ですから、まずパートリーダーがチューナーを使って音程を合わせて、それに合わせて自分の耳で周りの音を聴きながら合わせられるようにしましょう。
    メーターを目で見て「センターに合っている」と満足するのではなく、大事なのはそのときに自分はどういう力加減で吹いているのか、どういう息の方向で吹いているのか、どのような音程感で耳に入ってきているのか、感覚を体で覚えることです。チューナーは音程感を養うトレーナーとして活用しましょう。リズム感やテンポ感と同じで、音程感も訓練して養う必要があります。
    ゆくゆくは、先ほど言った“音色を作る”ためのガイドとしてチューナーを活用できるようになると、練習の楽しさが広がってくると思います。

    ――個人練習のときにはどのように活用すべきでしょうか?

    田中 個人練習で曲をさらうときは、音楽的なことだけではなく、自分自身や楽器の音程のクセを知っておくことも大切です。音程を合わせづらい音は、音程修正の替え指を使います。チューナーを使って確認しながら、キイ番号などを楽譜に書き込んでおきましょう。このフィガリングを替えて音程を修正するやり方は、僕もアンサンブルの時によく使います。

    田中靖人

    具体的な練習法を紹介! <メトロノームの活用法>

    ――メトロノームの効果的な活用法についても教えてください。

    田中 メトロノームも、自分のテンポのクセやリズムのクセを見つけるためのガイドです。特に個人で曲をさらうときは必ず使いましょう。メトロノームと合わせられなければ、共演者と合わせられませんからね。
    僕が生徒によく教える練習法を挙げてみます。
    例えば拍子が4拍子で、テンポが120で曲を練習するとき、インテンポで吹くのですが、メトロノームは240のテンポに設定します。8分音符を刻んでくれているわけですが、まずはここにカチッとはめられるようにしましょう。慣れてきたらテンポを60に設定して、2分音符の感覚に合わせて吹けるように練習します。さらにそれも慣れてきたら今度は30に設定し、1小節を1拍で取れるようにします。
    1拍を長めに取って合わせられるようになると、その拍のあたまが合っていれば、それ以外の部分はゆらぎを作ったりなど自由に演奏できるようになります。
    もう一例挙げると、シンコペーションが多く出てくる曲では、メトロノームの拍を裏で取る訓練をしましょう。慣れてくると、シンコペーションやタイの後の音が転ばなくなります。

    田中靖人さんオススメのメトロノーム&チューナーをご紹介

    本体重量96g(単4電池1本込み)というコンパクトなボディに、メトロノーム、チューナー、基準音発振などの練習お役立ち機能が凝縮された新定番アイテム! さらに、これらの機能は同時使用可能だ。

     

    田中 このSTH200を初めて使ったとき、最近のメトロノーム&チューナーはこんなに進化しているんだと驚きました。例えば純正長三度・短三度の調律サポート機能といった、他のチューナー&メトロノームにはない奏者のことを考えた機能がたくさん搭載されていて、とても親切ですね。先ほど話した音程感、リズム感、テンポ感などを養うトレーナーとして最適なので、練習に役立ててみてください。

    POINT1 
    クラリネット風基準音

    田中 STH200の基準音は、まろやかな音色で耳にスッと入ってくるし、楽器の音とブレンドしやすいので、どんな場面でも合わせやすいですね。一人で練習するときは、ぜひ活用すると良いと思います。

    POINT2
    管楽器奏者に寄り添ったチューナー

    田中 この機種のチューニングメーターは、あえて反応を早くし過ぎず、管楽器ユーザーが使ってちょうど良いところに設計しているそうです。人間の耳で聞いたときの感覚と同じような動きを心がけたそう。敏感すぎると意識がそちらに持っていかれてしまうので、奏者のことを考えた配慮だと思います。

    POINT3
    大音量メトロノーム&基準音

    田中 基準音にしてもメトロノーム音にしても、ボリュームが大きいのはサックス奏者にとってありがたいことです。また、STH200のメトロノームはビートを細かく設定できるので、先ほどの練習法はもちろん、活用の幅が広がりますね。

    POINT4
    譜面台にラクラク取り付け

    田中 本体だけでも譜面台の下にそのまま付けられるので便利です。この「のびーるくん」もまた素晴らしいアイデアですよね。軽いですけど結構丈夫で安定しているので、安心して使えると思います。

    田中靖人
    譜面の上にチューナーを取り付け可能になる別売アイテム のびーるくんSNB1[価格]600円(税抜)

    PROFILE:田中靖人(たなか・やすと)
    国立音楽大学在学中、第4回日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門で第1位を獲得。1991年には「管打楽器ソロ名曲集・サクソフォーン」でCDデビュー。1995年「ラプソディー」、1997年「サクソフォビア」を、03年「ガーシュインカクテル」を、2012年「モリコーネ・パラダイス」をリリース。一方、室内楽のジャンルではサクソフォン四重奏団[トルヴェール・クヮルテット]で活躍。2001年には文化庁芸術祭レコード部門大賞受賞。現在、愛知県立芸術大学、昭和音楽大学講師、礼幌大谷大学客員教授として後進の指導にもあたっている。東京佼成ウインドオーケストラ コンサートマスター。

     

    製品に関する問合せ
    セイコーインスツル株式会社
    メトロノーム・チューナー係 TEL.0550-81-1053

    アルソオンラインでも取り扱い中!
    ● SEIKO メトロノーム&チューナー STH200
    ・ゴールド
    ・ブラック
    ・ブルー
    ・ピンク

    ● SEIKO ピックアップマイク STM30
    ・ゴールド
    ・クリスタルブラック
    ・クリスタルホワイト
    ・ブルー
    ・ピンク

    ● STH200+のびーるくんセット
    ・STH200ゴールド+のびーるくんセット
    ・STH200ブラック+のびーるくんセット
    ・STH200ブルー+のびーるくんセット
    ・STH200ピンク+のびーるくんセット

    ※STM30はセットに含まれません。



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