サックス記事 踊れるジャズ·バンドTRI4THが ロックシーンにも響く新作をドロップ! 藤田淳之介
THE SAX vol.96

踊れるジャズ·バンドTRI4THが ロックシーンにも響く新作をドロップ! 藤田淳之介

ロック・フェスに乗り込んで行けるような曲を集めよう

昨年11月にリリースした前作「ANTHOLOGY」でメジャー・デビューを果たした“踊れるジャズ・バンド” TRI4TH。早くも届けられたメジャー第2弾「jack-in-the-box」は、ジャズだけにとどまらずロックを題材にしたナンバーにもトライした、その名の通り“ビックリ箱”のようなアルバムだ。作品完成の手応えをバンドのフロントマンであるテナープレイヤー藤田淳之介が語ってくれた。
(文:熊谷美広/協力:SMEレコーズ)

ジャンドニ・ミシャ
 

ロック・フェスに乗り込んで行けるような曲を集めよう

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TRI4THのニューアルバム「jack-in-the-box」には、テーマのようなものはあったのですか?
藤田
新曲をどんどん作って新たな面を見せようというところと、ジャズ・バンドではありながらもロック・フェスとかに乗り込んで行けるような曲を集めようという感じで制作していきました。
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今回、ヴォーカルもフィーチャーされていますね。
藤田
踊れるジャズ・バンドというところで長年やってきて、昨年のツアーではシャウト、叫ぶという要素も入れたんですけど、今回はさらに歌という要素も加えてみました。ドラムの伊藤隆郎がヴォーカルをやっています。途中のコーラスは他のメンバーもやっていますけど、そのコーラス部分は、お客さんにも一緒に歌っていただきたいなって考えています。インスト・ジャズ・バンドという枠から、またひとつ越えていこうと。
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「jack-in-the-box」(びっくり箱)というタイトルは、どういう意味合いで付けられたのですか?
藤田
バリエーションがあって、楽しみがいっぱい詰まっているようなものになればいいねというイメージで、それにハマる言葉で見つけたのが「jack-in-the-box」です。
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今回の楽曲は、アルバムのために書き下ろされたものが多いのですか?
藤田
そうですね。ほとんどアルバムのために作った曲です。
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メンバーそれぞれが曲のモチーフを持ち寄って、それをバンドで仕上げていく、という感じで作っていったのですか?
藤田
そうですね。誰かが曲のアイデアを持ってきて、それをリハーサルで実際に音に出して、「これはいける」「これはダメだ」って。

(左から)竹内大輔(Pf) 、関谷友貴(Bass)、伊藤隆郎(Ds)、藤田淳之介(Sax)、織田祐亮(Tp)
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藤田さんがアイデアを作った曲はありますか?
藤田
『Go Your Way』はそうですね。骨太な部分と、お客さんとのコール&レスポンス的なところと、あとは中間部分でサックスが前にオラオラと出てくるという部分が打ち出せたらいいかなという思いで書きました。

プロフィール
藤田淳之介

1979年鳥取生まれ。 2003年10月、インストゥルメンタル・ユニット“Clacks”のメンバーとして「Clacks」でメジャー・デビュー。2008年に解散後、TRI4THに加入し、2009年3月に「TRI4TH plus EP」でデビュー。2009年11月、脚本・三谷幸喜、音楽監督・小西康陽のミュージカル『TALK LIKE SINGING』の東京とニューヨークの公演に参加。現在はTRI4THの他、多数のアーティストのサポートや作編曲家としても活動中。

 

CD Information

jack-in-the-box
jack-in-the-box
jack-in-the-box
初回生産限定盤(CD+DVD)紙ジャケット仕様
【SECL-2447~8】¥3,500(税込)
  通常盤CD【SECL-2449】¥3,000(税込)
SMEレコーズ
[演奏]藤田淳之介(Sax)、織田祐亮(Tp)、竹内大輔(Pf)、関谷友貴(Bass)、伊藤隆郎(Ds)
[曲目]〈Disc 1〉イントロ、ぶちかませ、Time Bomb、Shot the Ghost、Go Your Way、Sunny Side、Landscape、BANDWAGON、Stinger、Hasty Rag、Night Dream、Sing Along Tonight 〈Disc 2〉※初回生産限定盤のみ-特典DVD-ぶちかませ、Go Your Way、Green Field、BANDWAGON、Full Drive、Maximum Shout

Live Information
TRI4TH「SING ALONG TOUR」
[日程]
10/13(⽇)仙台 MACANA
10/18(⾦)⼤阪 MUSIC CLUB JANUS
10/19(⼟)福岡 BEAT STATION
11/2(⼟)札幌 BESSIE HALL
11/16(⼟)広島 セカンドクラッチ
11/17(⽇)名古屋 ボトムライン
11/27(⽔)東京 マイナビBLITZ赤坂
[チケット]
料金:各公演 ¥4,300(税込/ドリンク代別)
一般発売:9/14(土) 10:00

次ページにインタビュー続く
・裾野を広げることを意識していったら、こういう形になった
・いま自分の口の中がどうなっているかとか、ずっと研究している

登場するアーティスト
画像

藤田淳之介
Junnosuke Fujita

1979年鳥取生まれ。 2003年10月、インストゥルメンタル・ユニット“Clacks”のメンバーとして「Clacks」でメジャー・デビュー。2008年に解散後、TRI4THに加入し、2009年3月に「TRI4TH plus EP」でデビュー。2009年11月、脚本・三谷幸喜、音楽監督・小西康陽のミュージカル『TALK LIKE SINGING』の東京とニューヨークの公演に参加。現在はTRI4THの他、多数のアーティストのサポートや作編曲家としても活動中。

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