Chika’s Key Points 第1回

相手を褒めたいときに使う、超便利な英語フレーズ集

Hey there, this is Chika!サクソフォン奏者のChikaです!
私は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点にクラシックのサクソフォン奏者として活動しています。

よく「音楽に言葉はいらない」といいますが、世界中どこへ行っても音楽を「自己表現のツール」として使えることは本当に素敵なことですよね。でも、今やネットを通じて世界中の人たちと気軽にコミュニケーションが取れる時代。せっかくならちょっとした気持ちを英語でも伝えられたら、きっともっともっと楽しくなりますよね!

このコーナーでは「これ英語でなんて言うの?」や「こういう言い方って実際に伝わるの?」など、音楽をとりまく英語の疑問やワンポイント、使えるフレーズなどをご紹介していきたいと思います!

それでは! Let’s get it started!

▼▼▼YouTube動画も合わせてチェック!▼▼▼

海外の推しアーティストを褒めたい時に使える英語フレーズ!

最近は世界中のプレイヤーさんの動画をみたりして実際コメントを残したり、会話ができるようになりました。お気に入りのアーティストさんの動画に、「いいね」ボタンを押して、コメントも残してみたいけど、英語でなんて言っていいのかわからない……なんてことはないでしょうか?

ということで! 第1回は、推しの海外アーティストさんの動画や投稿に対して、「いいね!」と直接伝えたい時に使える英語をご紹介します!

「いいね」ボタンのことを英語で「Like」ボタンというのですが、このSNS特有の「いけてるね!」って表現を、そのまま英文に活用して、“I like you!” って伝えると、どんなニュアンスになると思いますか?

実はこれ、ちょっと恋愛感情より軽めな、かしこまってないプチ告白みたいになってしまうんですよね。日本語に直訳すると「私、あなたのこといいねって思ってます」です。ちょっと知らない人に言うのは気持ち悪くないですか?ww

たとえ好意を寄せてる推しメンだったとしても、そこはもっとさりげなく、カッコ良く伝えたいですよね! でもいいねの具合も感情によって様々。ということで!「いいね」のレベル別に分けてみました!

〈レベル別褒め言葉〉

【Level 1: よかったよ!】
Good/Nice/Lovely

【Level 2:とてもよかったよ!】
Very good/Great

【Level 3:素晴らしかったよ!】
Wonderful/Excellent/Brilliant/Fantastic/Super/Terrific/Fabulous

【Level 4 :カッコよかったよ!】
Cool/Awesome

【Level 5:めちゃめちゃ素晴らしかったよ!】
Outstanding/Exceptional/Incredible
Phenomenal  並外れてすごい!
over the top  度が超えてすごい!

【Level 6: MAX 神レベル!(スラング系)】
killing まじやばい!(死ぬほどすごい)
tight イカしてる!
sick 最高!
wild 狂ってるね!
crazy ありえないね!
Rad! かっけ~!
Epic! 信じられない!
You Rock! ブラボー!

いかがでしょうか? 他にも「いいね!」の言い回しはたくさんありますが、まずはこんなところから始めてみてはいかがでしょうか?

ちなみに上記の単語は1ワードだけでも十分伝わりますが、上記単語の前に「That was ○○○○(上の単語)」とすると、より気持ちが伝わる自然な文章になります。
例)That was tight!! →「あれ超カッコ良かった!」みたいなニュアンス

ある特定の人に伝えたい場合は「You are ○○○○!」と言うといいかもしれません。
例)You are killing! →「マジ最高!」みたいなニュアンス


〈番外編①:合わせて使いたい感嘆ワード〉

先ほどのフレーズの前に、下記の感嘆ワードを添えてみると、さらに生きた英語になるかも♪

Wow! ワォ!
Holy Moly こりゃ驚いた!
Holy Cow! こりゃたまげた!
Holy Smokes! こりゃびっくり!
Jesus Christ! 神様仏様!

例)Wow! You are killing! ワォ!マジやばいね!


〈番外編②:ジャズのアドリブなどのフレーズ(リック)を褒めたい時〉

ちょっと応用編ですが、例えばジャズのライブを見た後で、プレイヤーさんの演奏を褒めたい時、ネイティブは実際にはどんな風に相手を褒めているのかをご紹介しましょう!

ジャズのリックべた褒め ① 素敵ですね~清楚なお嬢様編
Wow, that was a lovely lick! You are so wonderful!

ジャズのリックべた褒め ②イカしてる~カリフォルニアガール編
Oh my gosh, you are so amazing! That wild lick you just played was epic! You Rock!

ジャズのリックべた褒め ③まじヤバい~若者編
Holy Smokes! You killed it!

ジャズのリックべた褒め ④超かっけ~若者編
Jesus Christ! That was tight!


いかがでしたでしょうか?
意外と学生の時に習ったことがある単語が多くないですか?
これがわかればあとは勇気を持って伝えるだけ!

みなさんも、SNSでYouTubeで、自分がいいなと思った海外アーティストさんにその気持ちをぜひ直接伝えてみてくださいね~♪

●Profile
井上知香 Chika Inoue
大阪・高槻市出身。アジア、ヨーロッパ、アメリカで幅広く活動し、クラシック音楽界では偉大な可能性を秘めるサクソフォン音楽の普及に力を注いでいる。ロサンゼルスを拠点とし、ロサンゼルス・フィルハーモニックでサクソフォンを担当。更にソリストとしても数々のアメリカのオーケストラや楽団と共演を果たしている。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) 、カリフォルニア州立大学フレズノ校大学院を経て、南カリフォルニア大学(USC)ソーントン音楽学校博士課程を修了。現在はカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校にて音楽科の教授を務める。Selmer Paris Saxophone, Vandoren, lefreQue, KeyLeavesアーティスト。

Website:https://chikainoue.com
Instagram:@chikasax
YouTube:https://www.youtube.com/chikainoue

登場するアーティスト
画像

井上知香
Chika Inoue

大阪・高槻市生まれ。ヨーロッパとアメリカに幼少期より在住。サンディエゴの高校時代にサクソフォンを手にし、マーチングバンド、吹奏楽、ジャズに親しむ。アメリカの名門大学カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)ハーブ・アルパート音楽学校、カリフォルニア州立大学フレズノ校大学院を経て、南カリフォルニア大学(USC)ソーントン音楽学校博士課程を修了。アジア、ヨーロッパ、アメリカで幅広く活動し、クラシック音楽界では偉大な可能性を秘めるサクソフォン音楽の普及に力を注いでいる。日本国際芸術連盟より奨励賞と審査員特別賞を受賞、La Jolla Symphony and Chorus Young Artists Competitionなど数多くのコンクールに於いて優勝を果たし、アメリカを中心にソリストとして数々のオーケストラや楽団と共演を果たす。また、ビバリーヒルズ・コンサートシリーズの演奏家の一人に選出され、アメリカ各所でリサイタルを行ない好評を博す。現在はロサンゼルスを拠点とし、クラシカル・サクソフォンを中心にジャズ、ロック、民族音楽のジャンルやスタジオミュージシャンとして幅広く活動中。グスターボ・ドゥダメルが音楽監督を務めるロサンゼルス・フィルハーモニックでサクソフォンを担当している。カリフォルニア州立大学にて音楽科と人文学科の講師の傍ら、ロサンゼルスシティーカレッジで後進の指導を行っている。セルマーパリ・サクソフォン アーティスト、リーフレック 管楽器アクセサリー アーティスト。

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