「シネマとサックス」 ON THE SAX59特集

サックスが主役を張る珠玉の映画音楽

19世紀末に産声をあげ、20世紀には「娯楽の王様」と呼ばれるまでに発展を遂げていった「映画」。総合芸術の名の通り、そこには音楽も大きな貢献 を果たしてきたわけだが、とりわけサックスの音色に彩られた作品は意外なほど数多い。そこで本号の特集は、スクリーンで活躍したサックスサウンド、そして サックス奏者たちにスポットを当ててみた。
まずは洋画、邦画を問わずサックスが関わった映画の数々を一挙ご紹介。さらに国内人気サックス奏者たち 総勢35名が、自身にとって印象深い「サックスが流れる忘れじのシネマ」を教えてくれた。また、いまや俳優としても引く手あまたである東京スカパラダイス オーケストラの谷中敦とPolar Chalorsなどで活躍する藤枝伸介という映画音楽通の2人が組んだ2 of a kind、そして「マルサの女」などを手掛け日本映画音楽界に大きな足跡を残している本多俊之という2組にはインタビューを敢行し、映画音楽に対する愛情や映画音楽づくりの裏話などを語ってもらった。

<本多俊之のインタビュー>

 

THESAX59では特集に関連して、映画音楽の名曲の中から2つの楽譜を掲載している。
誰もが耳にしたことがあるはずの珠玉のスクリーンミュージック2曲を「僕らの音楽」のテーマでもお馴染み竹上良成にオリジナルアレンジしてもらった。アルトサックス用に『Battle Without Honor Or Humanity』(映画「キル・ビル」より)、テナーサックス用に『ゴッドファーザー愛のテーマ』(映画「ゴッドファーザー」より)』を、もちろんアナリーゼ付きで掲載した。是非チャレンジしてほしい。

 

 

 

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