Funk&Soulの世界へようこそ

では、ファンクやソウルでグルーヴを生み出すサックスのプレイとはどんなものだろうか。
そのひとつの答えが5月25日発売のTHE SAX41号の特集「FUNK&SOULの世界へようこそ」にある。簡単に内容を紹介しよう。

巻頭は、ファンク&ソウル界のサックスを知る上で欠かせない3名のプレイヤーへのインタビューだ。
まず一人目はJ.B.’sでも活躍し、その後のファンク・シーンにも大きな影響を与え続けているメイシオ・パーカー氏。その独特の「土臭い」プレイから“ファンキー・サックスの帝王”とも称されるメイシオ氏が、ファンクとの出会い〜練習法〜使用楽器までを幅広く語ってくれた。また同氏が「Mo' Roots」で披露した『チキン』のソロ譜も掲載。ファンクを得意とするサックス奏者・渡辺ファイアー氏が、その特徴的なフレーズや常套句などを分析・解説している。
続いては、今年2月にブルーノート東京でメイシオと共演したキャンディ・ダルファー(As)氏が登場。ファンキーでありながら、どこか都会的なセンスも光る音使いが彼女の魅力。そんなキャンディの今に迫るべく、自身もサックスプレイヤーで『キャンディ・ダルファーMASTER BOOK』(小社刊)の著者でもある藤野美由紀氏がインタビューした。
最後はメイシオから大きな影響を受け、自身をR&Bやファンクをベースとしたコンテンポラリー・ジャズ・プレイヤーとするジェラルド・アルブライト氏。彼のソウルフルで歌心溢れるサウンドの秘密をスムース系サックス奏者・かわ島崇文氏が引き出している。

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