サックス記事 戦後70年〜日本のサックス名曲
[1ページ目│記事トップ
THE SAX 71号 特集1〜躍動するサックス史70年(後半)

戦後70年〜日本のサックス名曲

MUSIC

SAX71号では、メイド・イン・ジャパンのサックス名曲を駆け足で振り返ってみた。

戦後70年の日本におけるサックス史のなかで、海外の名曲に勝るとも劣らない日本独自のサックス名曲も数多く生み出されてきた。 THE SAX71号では、メイド・イン・ジャパンのサックス名曲を駆け足で振り返ってみた。さらにその中から3曲『真っ赤な太陽』、『HIGH PRESSURE』、『SAKURA』をピックアップして、スコアとして掲載!是非チャレンジしてみてほしい。

 



栄光のシャープス&フラッツ

★『真っ赤な太陽』を収録した
「永遠のシャープス&フラッツ」
(日本コロンビア)

原信夫自らがペンをとった楽曲にも名曲がある。何と言っても昭和の歌謡界で女王として君臨した美空ひばりに提供した『真っ赤な太陽』 がその極めつけと言えるだろう。THE SAX71号には、原信夫のテナーサックスversionのスコアを掲載!

 


カリフォルニア・シャワー

『カリフォルニア・シャワー』を収録した
「カリフォルニア・シャワー」
(ビクターエンタテインメント)

サックスの音色がお茶の間にも溢れるようになったのが1970年代の後半から。渡辺貞夫による1978年のアルバム「カリフォルニア・シャワー」からのタイトル曲はCMソングにも使われ本人もテレビ画面に登場と、フュージョンサックスは一気に一般的な市民権を得た。

 


ハイ・プレッシャー

★『High Pressure』を収録した
「HIGH PRESSURE」
(ビクターエンタテインメント)

渡辺貞夫に続いたのがアメリカでの活動から凱旋デビューしたMALTA。1983年のデビューからヒットを連発するが1987年のアルバム「HIGH PRESSURE」からのタイトル・チューンがタバコのCMに使用され不動の人気を獲得した。THE SAX71号に、スコア掲載!

 


TRUTH

『TRUTH』を収録した
「TRUTH」
(ヴィレッジ・レコード)

THE SQUARE、伊東たけしの存在も忘れてはならない。『All About You』、『Travelers』などヒットを続出したが、人気を決定的にしたのは、F1グランプリのテーマ曲となった『TRUTH』。以後、スクェアのというより日本のフュージョンの代名詞的な一曲となった。

 


モレッティ

『MEGALITH』を収録した
「NEW-S」
(ヴィレッジ・レコード)

SQUAREが、T-SQUAREに改称後、伊東たけしに替わって本田雅人が加入すると1991年のアルバム「NEW-S」からの『MEGALITH』が、その超絶技巧ぶりでセンセーションを巻き起こした。

 


モレッティ

『宝島』を収録した
「第15集 ニューサウンズ・イン・ブラス'87」
(ユニバーサル ミュージック)

T-SQUAREの曲は、吹奏楽の分野でも人気を博すようになる。いずれも真島俊夫の編曲、東京佼成ウインドオーケストラの演奏による『Omens of Love』と『宝島』だ。そして後者でソリストを務めたのが須川展也。一世一代の名演として今や吹奏楽のサックスにおいてのバイブルともなっている。

 


ファジイバード

『ファジイバード・ソナタ』を収録した
「ファジイバード」
(ART UNION)

須川展也が1991年に吉松隆に委嘱した『ファジイバード・ソナタ』も、現在では世界的なクラシック・サックスのレパートリーのひとつとなっており、日本のサックス史における金字塔とも呼べる作品だ。

 


sugar

★『SAKURA』を収録した
「sugar〜須川展也ベスト・セレクション」
(ユニバーサル ミュージック)

須川展也の名をさらに広めた一曲と言えば、2002年のNHK朝の連続テレビ小説「さくら」のテーマ曲である『SAKURA』。爽やかな朝を彩どるソプラノサックスの音色は多くの一般視聴者の心を掴んだ。THE SAX71号にスコア掲載!

 

 

 

サックス