Gottsu マウスピース製作者”後藤将彦氏”による講習会!

第8回 サックスマウスピース リフェイス講習会&Gottsuマウスピース試奏会

初心者からプロ奏者まで、また、国内のみならず海外でも高い人気を誇り多くのファンを持つGottsマウスピース。 そのGottsuマウスピース全モデルの製作者である後藤将彦氏は、Gottsu理論(Gチューン)を独自考案し、これまでに数えきれないくらいのマウスピースのリフェイスを行ってきたリフェイサーとして広く知られています。そんな後藤氏による、マウスピースのリフェイス講習会が決定しました。

本講習会は、根本的なリフェイス方法やマウスピースの問題点を見分けるノウハウについて、後藤氏から直接レクチャーを受けられるまたとない機会です。また、リフェイス講習会終了後は、ゴッツ社製マウスピースの試奏会を行ないます(自由参加)。 種類は、アルトのSepia Tone VI、新発売のMetal HL、テナーのVI Metal、こちらもニューラインナップのMaster Vintage Brass。もちろん当日購入も可能です。各モデルを試奏してみるまたとないチャンス、是非ご参加ください。

みなさんのイメージするリフェイス作業、果たしてそれで合っているでしょうか? 本講習会での解説&実践はまさに目から鱗の連続。リフェイスへの考え方やマウスピースの選び方など、いままでとは違った世界が広ることは間違いないでしょう。 
リフェイス作業で使用するヤスリ、サンドペーパーなどはご用意致します。工具等もご持参不要です。お気軽にご参加下さい。


第8回 サックス マウスピース リフェイス講習会

【日時】2018年6月24日(日)13時~17時(リフェイス講習会)、17時~18時30分(マウスピース試奏会)
【会場】東京・目白 東京都豊島区目白3-4-11 NCKビル5F(目白駅下車徒歩1分)
【対象】初心者~上級者、指導者、楽器店店員様 他
【人数】12名程度(最少催行人数3名)
【持参物】筆記用具、楽器(※注)
【価格】SAX CLUB会員 8,100円(税込)/一般  9,180円(税込)

 

*ご注意ください
本講習会は、サックスマウスピースのリフェイス方法のレクチャーに加え、ご持参いただいたマウスピースでリフェイスを行なう実践的作業がございますが、自己責任承諾のもと作業を行なってください(自信のない方は後藤氏にリフェイスの別途依頼も可)。なお、当日リフェイス作業は行なわず聴講のみの参加も可能です。聴講のみの場合も作業を行なった場合と同額の料金とさせていただきますので、ご了承ください。

 

マウスピース・リフェイスの匠/後藤将彦

竹製マウスピースやメタルマウスピース、また最近では次世代ハードラバー製とも言えるシリコーンゴムを素材にしたセピア・トーンなど、マウスピースに関心を寄せるサックス吹きならずとも、一度はその名を耳にしたことがあるであろうマウスピースブランド“Gottsu”。その製作者である“Gottsu”こと後藤将彦氏は、マウスピースのリフェイス職人でもあるということをご存じだろうか?
氏の手がけたマウスピース・リフェイスの完成度の高さは、情報通サックス奏者の間では既に評判を呼んでおり、マウスピースに関する相談や、リフェイスの依頼に訪れる有名プロ奏者も少なくない。今回は、そんな気になる存在である後藤氏のリフェイス術の一端を垣間みるべく、氏が作業を行なっている後藤楽器の工房にお邪魔し、リフェイスについて質問した。

 

─マウスピース・リフェイスというと、ティップオープニングを広げたり、音の抜けや吹奏感に不満があるとき行なうといったイメージですが、例えば、長年の使用により艶っぽい音色が失われ、くすんだ感じの音色になってしまった場合でもリフェイスによって瑞々しい音色に戻すことはできるでしょうか?
後藤  : マウスピースは一生ものではなくて、何年か使っていくうちにリードによって削られてしまいます。プロ奏者の場合、だいたい2年くらいでダメになってしまうケースが多いようです。マウスピース修理のことを、“リペア”ではなく、どうして“リフェイス”と言うのか。それはフェイシングを整えるからです。リフェイス作業は、欧米では昔から行なわれていました。 奏者が長年使ってダメになった部分、削れてしまった部分は、ロスとなり音に艶がなくなってしまいます。そこを整えてあげると、息を入れたら入れただけ音になる。ppも出しやすくなります。そのマウスピースが本来持っていたポテンシャル、またそれ以上のところまで引き上げるのが、正しいリフェイスだと考えます。

─マウスピース・リフェイスの作業を行なう手順を教えていただけますか?
後藤  : まずリフェイス調整前の診断として、マウスピースのオープニングを測り、左右の開きに違いがないかを診ていきます。例えば片方が狭かった場合、どこからネジレているのか、フェイシング・カーブなのか先端部分だけなのか、問題点を探っていきます。 そして実際のリフェイスの作業に移ります。まず、左右の開きに注意しながら、テーブルを削り平らに整えます。ただし削る場所、削り方がとても大切なポイントで、簡単そうに見えますが、オープニングを変えることなくテーブルを削るのはとても難しく熟練の技が必要です。 ここまでの作業だけでも、音色はともかく吹奏感はずいぶん良くなるはずです。



*ご注意ください
本講習会は、サックスマウスピースのリフェイス方法のレクチャーに加え、ご持参いただいたマウスピースでリフェイスを行なう実践的作業がございますが、自己責任承諾のもと作業を行なってください(自信のない方は後藤氏にリフェイスの別途依頼も可)。なお、当日リフェイス作業は行なわず聴講のみの参加も可能です。聴講のみの場合も作業を行なった場合と同額の料金とさせていただきますので、ご了承ください。

なお、Gottsu マウスピース試奏会につきましては、事前に参加の可否をご連絡を頂きますようお願い申し上げます。ご不明点などがございましたら気兼ねなくご連絡くださいませ。 

 

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