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多彩なジャンルの演奏が楽しめる!2018年サックスで吹きたい5曲

THE SAX92 楽譜&演奏+カラオケCD連動特別企画

THE SAX 92号はプロ奏者による演奏とステージで活用できるカラオケトラックCDが付属。2018年はメモリアルな年としても話題となった注目の5曲をセレクト。雑誌にはアドリブを採譜した楽譜と、奏者による演奏アドバイスがついたレッスンコーナーを掲載している。各楽曲の紹介とあわせて試聴音源をチェックして、普段の演奏を楽しもう!

[Track No.1]
24K Magic/ブルーノ・マーズ
藤野美由紀(As)

2018年4月に4年ぶりとなる来日コンサートをさいたまスーパーアリーナで開催。4日間の公演すべてが即ソールドアウトという人気ぶりで話題となった現US.R&B/Hip-Hop界のスーパースターがブルーノ・マーズです。
ワールドツアーの一環となる来日公演でしたが、ツアータイトルが「BRUNO MARS 24K MAGIC WORLD TOUR 2018」。第60回グラミー賞で、最優秀アルバム、最優秀レコード他、6部門を獲得したアルバム「24K・マジック(トゥエンティフォー・カラット・マジック)」を引っさげてのツアーでした。
今回の付属CDで取り上げたのは、そのアルバムのタイトル・チューンでオープニングを飾る『24K Magic』。ブルーノ・マーズ12枚目のシングルで、日本のテレビ番組のテーマ曲にも使われました。この曲を演奏してくれたのは、日本のファンク・サックス・クイーンこと藤野美由紀。うねるようなシンセベースがグルーヴを引っ張るハード&ヘヴィなファンク・ナンバーですが、ここでは女性ならではのエレガントさを加えて料理してくれました。

藤野美由紀藤野美由紀

[Track No.2]
Merry Christmas, Mr. Lawrence/坂本龍一
藤枝伸介(Ss)

今年2018年で、1983年の公開から25年を迎えた映画「戦場のメリークリスマス」。日本とイギリス、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画で、監督は「愛のコリーダ」などの問題作でも名を馳せた大島渚。そして何より主役のデヴィッド・ボウイをはじめ、ビートたけし、坂本龍一といったそのキャスティングで当時おおいに話題となりました。
テーマ曲を手がけたのは、この映画で俳優デビューとなった坂本龍一。その後、多く手掛けることになる映画音楽への初挑戦でもありました。『Merry Christmas, Mr. Lawrence』とタイトルされた印象的なテーマを持つこのテーマ曲は、英国アカデミー賞作曲賞も受賞。坂本龍一が世界で名前を轟かすきっかけとなりました。
この曲を付属CDのためにソプラノサックスで演奏してくれたのが、クラブジャズ・バンドi-depや東京スカパラダイスオーケストラ谷中敦とのデュオ2 of a kindなど、さまざまなユニットやソロでも活動する藤枝伸介。メランコリックなテーマのみならず、ドラマチックなアドリブも必聴です。

藤枝伸介藤枝伸介
Photo by HIROSHI WATANABE

[Track No.3]
CAN YOU CELEBRATE?/安室奈美恵
かわ島崇文(As)

平成の時代を象徴するスーパーアイドルで、2018年9月16日をもって芸能界から引退した安室奈美恵。その最大のヒット曲が『CAN YOU CELEBRATE?』です。1997年2月にCDリリースされ年間シングルチャート首位を獲得、第39回日本レコード大賞を受賞、邦楽女性ソロアーティスト歴代1位のシングル売上記録は未だに破られていません。
元々は結婚をテーマにしたテレビドラマの主題歌として小室哲哉が作曲したナンバーでしたが、安室自身もその年に結婚するというトピックがあり、年末にマキシシングルとして再リリース。その後はウェディングソングの定番となりました。初期のユーロビート/ハイエナジー系や、後期のR&B/ヒップホップ系とも違う、清楚で可憐なバラードですが、安室の人気曲として必ず上位にランクされています。
この曲を演奏してくれたのは、日本におけるスムースジャズ・サックスの第一人者、かわ島崇文。ロマンティックなメロディを滑らかに歌うように奏でてくれました。

かわ島崇文かわ島崇文

[Track No.4]
純愛ラプソディ/竹内まりや
かわ島崇文(As)

1978年のデビューから今年で40周年を迎えたシンガーソングライター竹内まりや。アニバーサリー企画としての記念盤『小さな願い/今を生きよう(Seize the Day)』のリリースやシアターライブ「souvenir the movie〜Mariya Takeuchi Live〜」の上映などの話題も巷を賑わせています。
そんな彼女の数あるヒット曲のなかで、最も高いセールスを記録したのが、1994年リリースの『純愛ラプソディ』です。元々は不倫をテーマにしたテレビドラマの主題歌として彼女自身が作詞作曲。編曲は夫の山下達郎が手がけました。歌詞の内容もドラマの中味に沿って不倫をしている若い女性が主人公となっていますが、どこかポジティブ。ポップな曲調と相まって暗さは感じさせません。シングルとしてリリースされた後、同じ年に出されたベストアルバム「Impressions」にも収録されました。
この曲も名手かわ島崇文が、スムースに歌い上げてくれました。前向きな切なさを音色とニュアンスで見事に表現しています。

[Track No.5]
Strasbourg-St.Denis/ロイ・ハーグローヴ
藤枝伸介(As)

2018年11月2日に腎臓障害のために受けていた透析治療中に心不全となり急逝した、現代トランペット界のシンボル的存在だったロイ・ハーグローヴ。アート・ブレイキー、ハービー・ハンコック、マイケル・ブレッカーなど、数多くのジャズの巨人たちと共演して実力を認められるとともに、エリカ・バドゥ、ミシェル・ンデゲオチェロなどR&B/ヒップホップ系のアーティストと共演したプロジェクト“RHファクター”でも活動するなど、ジャンルを超えたカリスマでした。
そんなロイの代表的な一曲と言えば、この『Strasbourg-St.Denis』を上げる人が多いでしょう。2008年にリリースしたEmarcy移籍第1弾アルバム「イヤーフード」に収録され、現在では新たなセッション定番曲としても親しまれています。
オリジナルはトランペットとアルトサックスの絡みで演奏されていますが、今回はロイが吹いているトランペットのパートを藤枝伸介がアルトサックスで演奏。カラオケはリードのアルトだけを抜いたマイナスワンと、ハモりのパートも抜いたカラオケの2種類を用意しました。一人でも、パートナーと二人でも楽しめます。





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