サックス記事

YouTuberとしても活躍中の実力派プレイヤー、 ユッコ・ミラーが 話題の新製品をチェック!

ZOOM | A1FOUR/A1XFOUR&Q2n-4K

音にこだわるクリエイターのためのプロダクトを開発、販売している音響機器メーカー「ZOOM」が、アコースティック楽器全般に幅広く対応する マルチエフェクトプロセッサー「A1 FOUR/A1X FOUR」を発売。 クリップマイクを接続できるマイクアダプタが付属され、サックス専用に最適化されたエフェクトを搭載した優れものが誕生した。 そんな、サックスプレイに革命を起こすであろう新製品を“サックスYouTuber”としても活躍中のユッコ・ミラー氏に試奏していただき、 その様子をミュージシャンのためのハンディビデオレコーダーとして人気が高い「Q2n-4K」で収録した。

スペ―シーなサウンドに欠かせないエフェクト

普段エフェクターは使用していますか?
ユッコ
ライブでもレコーディングでも使います。高校を卒業したころから使っているので、使用歴は長いです。メトロノームの音が小さくて聞こえないのでクリック替わりに使ったり、音源を入れてカラオケ替わりに流したり、そんな謎の使い方もしてました(笑)。今はZOOMのベース用エフェクターを使用しているんですが、マイクが繋げないのでボーカルエフェクターを通して使っています。
リリースしているアルバムの中では、どんな曲でエフェクターを使っていますか?
最新アルバムでも使用しているという機材一式はボディがメタル製で重量もある
最新アルバムでも使用しているという機材一式はボディがメタル製で重量もある
 
ユッコ
2ndアルバム「SAXONIC」に収録した『Hair Style』という曲は、がっつりマイルス・デイヴィスの感じを出したくて、思いっきりディレイをかけています。ディレイをかけるのは好きですね。ディレイタイムが長いロングディレイにして、無機質な空間を作り出すように使っています。ブレッカー・ブラザーズのカヴァー『Some Skunk Funk』では、ソロの途中からオートワウをかけて、マイケル・ブレッカーみたいな感じになっています。激しい曲の途中でオートワウをかけて、さらに宇宙空間を表現するのが気に入っています。
 
いわゆるスペーシーなサウンドですね。では、エフェクターを選ぶときの基準やポイントは?
 
ユッコ
私はメカに詳しくないので、わかりやすいものがいいです。特にライブ中は何が起こるかわからないので、簡単に操作できるものを選びます。
操作性は大事ですね。「A1 FOUR/A1X FOUR」の第1印象は?
A1X FOURにはエクスプレッションペダルがついている
A1X FOURにはエクスプレッションペダルがついている
 
ユッコ
小さくて軽い! それから、モニターにアイコンが表示されるので、イメージしやすいです。ペダルもスムーズで、めちゃくちゃ軽い。この感覚に慣れたら、使いやすいと思います。
 
実際に音を出してみての感想は?
エフェクトの加減は直感的に調整ができる
エフェクトの加減は直感的に調整ができる
 
ユッコ
何と言ってもエフェクトのかかりが良い! 今までと全然違って音ノリがいいです。すべての音に気持ちよくかけてくれます。サックスとエフェクトが一体になって、こういう音を出す新しい楽器なのかと思うくらい(笑)。これなら、やりたいことがしっかり伝わりますね。
 今まではかかりの悪い音域もあって、それを解消するためにボリュームを上げ過ぎてハウリングが起こることもありました。この製品は、マイクアダプタにGAINボリュームが付いていて、ピークランプが点滅していると入力レベルがオーバーしているという目安になるから便利! ライブで使いたいですね。
 

ひとりで完成度の高い音楽が作れちゃう!

気に入ったエフェクトの種類は?
ユッコ
フェイザーです。息を入れるだけでもシュワシュワした音がして、これを使って曲を作ってみたいと感じました。面白い曲が作れそう! それから、音程を自由に変えることができるピッチシフター! 私が求めていたエフェクトです。サックスの場合、口で音程を変えると自然な感じになってしまうけれど、エフェクターを使うと宇宙的になる。人工的になるのが逆に面白くて、サックスだけではできない不気味さが出せるので、表現の幅が広がりそうです。試しているときも、いろいろなフレーズが浮かんできました(笑)。
ルーパー機能はいかがですか?
ユッコ
簡単にオーバーダビングできるので、ひとりでライブできちゃいますね! 一度に入れられるフレーズの長さは決まっているけれど、重ねる音はいくらでもOKみたいなので、完成度の高いものができると思います。ルーパーだけでなく、内蔵のリズムマシンもいろんなパターンが入っているので、どんなジャンルも網羅してくれて、練習に活用できそうです。
「A1 FOUR/A1X FOUR」を使ってやりたい曲は?
ユッコ
ルーパーを使ってサックスでベースラインを入れたり、フェイザーでシュワシュワした音を入れたりして、ひとりで曲を完成させたいです。リズムボックスもありますからね。最近の流行曲を自分でアレンジして、やってみたいです。
今回は、ZOOMのハンディビデオレコーダー「ZOOM Q2n-4K」で試奏の模様を撮影してみました。ユッコさんはライブの撮影やYouTubeにアップする動画撮影など、カメラを使うシーンも多いのでは?
ユッコ
そうですね。最近は特にYouTubeで発信することが多いので、その編集作業がなかなか大変です。このカメラは、とってもコンパクトでマイクスタンドにも付けられるんですね。このサイズなのに、画角が広くなるのはいいですね。
撮影した動画を見てみましょう。どうですか?
ユッコ
びっくり! 音がめっちゃいい! サックスは音が大きいので、音のニュアンスが消えてしまうことが多いけれど、これがそのまま再現されています。しかも、4K画質だから映像も綺麗! 画角が広いから、ライブハウスならバンド全体が映りますね。
音楽用に作られているので、ロックバンドの爆音でも音割れしないそうです。しかもハイレゾ音質で記録できます。
ユッコ
私のためにあるようなカメラですね(笑)。これなら、どこでも撮影できちゃう! 実は、森の中とか海岸でサックスを吹くというのをやってみたいと思っていたんです。波の音なんかも入れながら……絶対やりたい!
今日はZOOMの製品を試してみて、いかがでしたか?
ユッコ
エフェクターは、アコースティック専用に作られているだけあって、特に管楽器の可能性がとっても広がりそうだなと感じました。飛び道具的なエフェクトはダウンロードして追加できるそうなので、まだまだ面白いことができそう。誰よりも先に試したいです(笑)。私がやりたいと考えているジャズは、あまり古典的なものに縛られないで、自分のやりたい世界を表現するという音楽なので、その実現にこのエフェクターが大いに活躍してくれると思います。新しく作った曲は、ハンディビデオレコーダーでバッチリ撮影して、あっという間に編集できそうですから、これからもどんどん発信していきます!

 

PROFILE
Yucco Miller(ユッコ・ミラー)

三重県伊勢市出身。2016年、キングレコードよりメジャーデビュー。これまでに「YUCCO MILLER」「SAXONIC」「Kind of Pink」と3枚のアルバムを発表。国内外で活躍するトップミュージシャンと多数共演し、海外でのジャズフェスティバルにも出演するなど、世界的に高い評価を得ている。2018年からはYouTuberとしての活動も展開し、ユッコ・ミラー公式YouTubeチャンネルのチャンネル登録者は13万人を超え、総再生回数は1800万再生回数を突破。インストゥルメンタルアーティストとして類稀な人気を集めている。

 

A1 FOUR

アコースティック楽器専用チューニングされたイコライザー、オートワウ、コーラスを内蔵し、ライブなどでマイクを通した環境でもアコースティックな響きを損なうことなく音質やダイナミクスの補正が行える。

[寸法]156mm(D)×130mm(W)×42mm(H)
[重量] 340g(電池を除く)
[電源]単三乾電池4本(連続駆動時間約18時間)/ACアダプター
[価格]14,000円(税抜)

 

A1X FOUR

搭載されているエクスプレッションペダルで、楽器を吹きながらボリュームやワウ、ピッチ、ディレイなどのエフェクトを自在にコントロールすることが可能。

[寸法]156mm(D)×216mm(W)×52mm(H)
[重量] 610g(電池を除く)
[電源]単三乾電池4本(連続駆動時間約18時間)/ACアダプター
[価格]16,000円(税抜)

 

ZOOM Q2n-4K

手のひらサイズなのに、高音質で高画質。暗いライブハウスや野外でも綺麗に撮影ができる、ミュージシャンのためのビデオカメラ。

[寸法]58.7mm(D)×68.5mm(W)×83.0mm(H)
[重量] 124g(電池を除く)
[電源]単三乾電池2本/ACアダプター/USBバスパワー
[価格]オープン(実勢価格22,000円前後/税抜)

 
製品に関する問合せ:株式会社ズーム
https://www.zoom.co.jp/ja
TEL.0570-078206(平日10:00〜18:00)
登場するアーティスト

ユッコ・ミラー
YUCCO MILLER

三重県伊勢市出身。2016年、キングレコードからメジャー・デビュー。各方面で大好評を博す。元からピンクの髪とアイドル系のルックスとで各種メディアを賑わせていたが、メジャー・デビューにより、拍車が掛かった。この第一弾アルバム「YUCCO MILLER」は、ニューヨークにて録音。名立たるミュージシャンを揃えたソウル・タッチのアルバムで、大好評を博した。続く2018年のセカンド「SAXONIC」は、今度は「ロック・フェスにユッコが出たらどうなるか」をコンセプトに、ロック・フェス向きの内容となった。このアルバムでJAZZ JAPAN誌主催の「ジャズ・ジャパン・アワード」で「アルバム・オブ・ザ・イヤー;ニュー・スター部門賞」を獲得。今や女性サックス奏者の中では、一際目立つ存在となっている。元から、キャンディ・ダルファーに気に入られて彼女の来日公演に異例のスペシャル・ゲストとして参加したり、グレン・ミラー・オーケストラの日本公演にゲスト参加したりと、国内外で活躍中。