Funk&Soulの世界へようこそ

ファンク&ソウル。それはアフリカ系アメリカ人が生み、その後のポピュラー音楽に大きな影響を与えた音楽のひとつだ。
いずれもディスコ、クラブなどでお馴染みのサウンドであり、思わず踊り出したくなるような強力なグルーヴを持つ。
こうしたジャンルのサックス・プレイヤーは意外と多く、60年代にはキング・カーティス(Ts)、ジュニア・ウォーカー(Ts)、ハンク・クロフォード(As)らが台頭。また、メイシオ・パーカー(As)は60年代後半〜現在に至るまで第一線で活躍中だ。
ファンクをソウルの一部とする考え方もあり、両者を明確に区分することは難しいが、大まかに違いをまとめると次のようになる。

ファンクはジェームス・ブラウン(以下JB)が創始者とされ、ドラム、ベース、ギター、ホーンセクションなどバンド全体でグルーヴを形成するリズムを重視した音楽だ。JBのバンド=J.B.'sはメイシオ・パーカーが参加したことでも知られている。他、パーラメント、ファンカデリックをはじめ、タワー・オブ・パワーやアース・ウインド&ファイアーなどが代表的なグループ。また、ファンクはジャズにも大きな影響を与え、マイルス・デイヴィス(Tp)やハービー・ハンコック(Pf)らが、そのサウンドを取り入れている。

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