サックス記事

ジャズフルートの世界へ

フルートはジャズでも活躍する楽器だが、フルート奏者だけでなくサックス奏者が持ち替えで吹くことも多い。例えばエリック・ドルフィ(As)やフランク・ウェス(Ts)、日本では渡辺貞夫(As)らがフルートで多くの名演を残している。
こうした例を持ち出すまでもなく、ライブの雰囲気を変えるためにサックス奏者が持ち替えたり、ビッグバンドでサウンドに色彩感を与えるために持ち替えている光景はよく目にするだろう。こうした演奏を聴いて自分もフルートが吹きたいと思った人も多いのではないだろうか。
特にビッグバンドでは譜面で持ち替えが指示されることも多く、好むと好まざるとに関わらずフルート演奏を要求される場合も少なくない。
ところがフルートはサックスとは全く別の楽器であり、なかなか思うようには吹けないものだ。きれいな音が出せないというレベルではなく、音自体が出せずに苦労しているプレイヤーも多い。アマチュアでは譜面に書かれたフレーズだけ吹けるように、そこだけを練習しているという話もよく耳にする。
しかし楽器である以上は、きちんと演奏したいものだ。また周りにフルートを吹ける人がいなかったり、教えてくれる人がいなかったりして我流で吹いている人も多いようだが、誤った奏法を身に付けてしまうと上達の妨げともなる。やはり基礎的な奏法を学んでおくこと、吹き方のツボを押さえておくことは大切だ。
実際、持ち替えをやっているアマチュアのサックス奏者からは、レッスンに通うほどではないが、正しい吹き方を学びたいという声も多く聞く。

 

>次へ

1   |   2      次へ>