サックス記事 日瑞2カ国の凄腕が集結したスーパー・フュージョン・バンドの フロントマン
  サックス記事 日瑞2カ国の凄腕が集結したスーパー・フュージョン・バンドの フロントマン
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THE SAX vol.126 Interview┃Björn Arkö ビョーン・アルコ

日瑞2カ国の凄腕が集結したスーパー・フュージョン・バンドの フロントマン

ARTIST

今から13年前の本誌2013年9月号vol.60で表紙を飾った「サマー・ホーンズ」を覚えている読者の方はいるだろうか!? デイヴ・コーズを中心にジェラルド・アルブライト、リチャード・エリオット、ミンディ・エイベアというスムースジャズの人気奏者が顔をそろえたスーパー・ユニットだった。その後も主宰者のコーズだけは残り、メンバーを替えながら継続してきたこのサマー・ホーンズが遂に来日を果たした。現在のメンバーも初期に負けず劣らず強力な顔触れ! サックスメンバー3人に集まってもらい話を訊いた。
(インタビュー・文:櫻井隆章/取材協力:ブルーノート東京)

 

スウェーデンで日本語を勉強し日本人女性と知り合い結婚

スウェーデン人二人と日本人が二人という4人組、SLAKに注目が集まっている。往年のキング・クリムゾンのアルバム名を想起させるグループ名だが、これはメンバー4人の名前の頭文字を続けたもの。ビョーン・アルコ(Sax,NuRac)、ヘンリック・リンダ―(Bass)、白井アキト(Key)、川口千里(Ds)という顔触れだ。この珍しい編成の実質的なリーダーで、テナーサックス奏者のビョーンに話を聞いた。
―
そもそも、どのようにこのグループが結成されたのでしょうか? そしてその前に、何故にあなたは日本語が完璧なんですか?
ビョーン・アルコ(以下BA)
僕はスウェーデンで生まれ育ったんですけど、元から日本に興味があって、ずっと日本語を勉強していたんですよ。そして、スウェーデンに来ていた、今は僕のワイフである女性と知り合って、それで日本に来たのが2021年でした(註:この日本人女性、レイカさんは本デビュー・アルバムのエグゼクティヴ・プロデューサーでもある)。日本に来る前からサックス・プレイヤーとして仕事を始めていたんですけどね。
―
最初に手にした楽器は何でしたか?
BA
確か、リコーダーですね(笑)。それを1年くらいやって、木管楽器を始めたくなり、サックスを手にしたのが10歳でした。それからずっとサックスを吹いています。
―
スウェーデンでは、日本の音楽は知られているんですか? SLAKの音楽は、結構なフュージョンですよね?
BA
そうですね、例えばカシオペアは多くの人に知られていますし、フュージョンとはちょっと違いますが、上原ひろみも人気です。後は、山下達郎とか、渡辺貞夫も人気ですね。それに本田雅人もね。
 

次ページにインタビュー続く
・ベースのヘンリックとは同じ高校〜大学で音楽を学んだ間柄
・オリジナル曲を豊富に持つためアルバムの収録曲の多くを作曲

 
CD information


「SLAK」
SLAK
¥3,250
【UCCJ-2256】 ユニバーサル ミュージック
[演奏]ビョーン・アルコ(T.Sax, NuRad)、ヘンリック・リンダー(E.Bass)、白井アキト(Pf,Key)、川口千里(Ds)
[収録曲]Beefy Jerk、Wind-Up Bird、Soft Departure、From the North Country、September Wind、Sea of Clouds、Moon Spiral、Almost There、On the Right Path、Sleeping Giant
※ディスクレビューはこちら

 
 
登場するアーティスト
画像

ビョーン・アルコ
Björn Arkö

スウェーデン伝統の地、ダーラナ県出身のテナーサックス奏者。ヨーロッパ最古の音楽学校である王立ソードラ・ラテン音楽学校からスウェーデン王立音楽アカデミーへ進学し、同校大学院修士課程を卒業。大学在学中より才能を見出され、プロのサックス奏者として活動を開始し、2017年にはBjörn Arkö group名義でファーストアルバムの「Stating the Obvious」をリリース。2021年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの客員講師にも就任し、サックスやジャズ総論などを教えている。スウェーデンの国民的ポップス歌手のリサ・ニルソンやDirty Loops、Ulf Wakeniusらの他、自身の編曲でオーケストラとの共演も行なっている。2021年に日本へ移住し、移住後はEXILEや清木場俊介、松田聖子などのサポートメンバーとしても活動。2023年に母国の伝説的フュージョン・バンド“Hawk on Flight”の新メンバーとなり、ツアーに参加。2024年には、ビリー・コブハムのツアーメンバーに抜擢された。ジャズを中心に、ポップス、フュージョン、クラシックなど、ジャンルにとらわれない幅広い演奏が魅力のサックス奏者である。

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