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第2回吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会

レポート:第2回吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会事務局・佐藤 学

小編成楽曲紹介コンサート

【小編成楽曲紹介コンサート】として、コンサートやコンテスト向きの4曲を演奏しました。
「ウエスト・サイド・ストーリー」のフレキシブル版(5声部+打楽器)を9名で演奏。敢えて楽器の引き算を行い音量や音色の差をつけることで、印象深い演奏になることを実演しました。

吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会

2曲目は、2017年新譜の「おもちゃ箱のファンタジー」を演奏。マカームダンスと同じくアンサンブル版(原曲は打楽器アンサンブル)からの改作であり、少人数でも演奏することが可能です。また、曲全体を通してリコーダーやおもちゃの楽器で演奏する場面があり、とても楽しい演奏になりました。

3曲目の「繚乱~能「桜川」の物語によるラプソディ」の演奏団体の楽器編成に金管楽器が3名(Tp.×2,Tub.×1)しかいませんでしたが、金管が少ない弱みを木管楽器を生かす曲を選曲することで強みに変えることができました。打楽器を有効活用して色彩感を増やすこと、ソロの掛け合いで管楽器の配置を離すことで演奏空間に広がりをもたせることができることをアドバイスしていただきました。
4曲目は、2017年新譜の「聖エルモの火」を演奏。片岡先生から作曲のポイントとして「管楽器は小編成であるが打楽器は5名を想定したこと。低音楽器で5度の和音を演奏することで小編成でも重厚感のあるサウンドを目指せるようにしたこと。等」を解説していただきました。

フレキシブル楽譜による合同演奏

「マカリッシュ・ソフィア」を片岡先生の指揮で、3重奏の曲を場面毎に楽器の引き算を行い最少3名から全員80数名までで演奏しました。また打楽器小物については、片岡先生の指示の下、特別に Trg., S.D., W.B., Drms. など楽譜にない楽器を追加しました。原曲の雰囲気が醸し出される弱奏部分から迫力のある強奏部分まで、3重奏を拡大したとは思えない演奏になりました。また同時にフレキシブル楽譜が楽器配置の工夫次第で、大合奏にも使用できることも実感できました。

吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会

最後の最後にアンコールとして、「シロフォン・オブ The ☆マジック!」を片岡先生のシロフォン独奏で演奏。80数名の伴奏に負けない大迫力のシロフォン独奏で会場内を湧かせました。しかも打楽器の生徒にマリンバを担当させ、シロフォンとマリンバの連弾風に2回目を演奏。拍手大喝采のなか終了することができました。

吹奏楽みやぎ小編成バンド楽曲研修会
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