Chronicle of Saxophone

サクソフォン年表

1901
ホ-ル夫人、ドビュッシーに作品委嘱(「管弦楽とサクソフォンのための狂詩曲」)。
1903
ホ-ル夫人、ダンディに作品委嘱。
1904
リヒャルト・シュトラウス「家庭交響曲」初演(S.A.Br.Bs)
1905
バンド-レン社設立。
ドビュッシー「海」初演。
マーチン社「ハンドクラフト」モデル誕生
1906
ピエレ社、サクソフォンの製造開始。
1908
ポール・デ・ヴィルのUniversal Methodの初版発行(Carl Fisher版)
1910
ビュッフェ・クランポン社「アポジー」モデル誕生。追加キィ満載の特殊モデル
1911
トム・ブラウン&ブラザーズサクソフォン六重奏団がレコードによって大人気に。アメリカの民衆にサクソフォンを浸透させる。
1914
第一次世界大戦勃発。
コーン社「New Wonder」モデル誕生。
1916
ルディー・ウィードフト、初レコーディング。H.N.ホワイト社「キング」モデル誕生
1917
ホルトン社、サクソフォンの製造開始
1918
第一次世界大戦終結
1919
ドビュッシー「管弦楽とサクソフォンのための狂詩曲」初演。
シュミット「伝説」初演
1920
初のラジオ公共放送、ジャズ流行の発端。アメリカで禁酒法施行。
1921
パリ・セルマー社、初のサクソフォン製造(Model22)
1922
ムソルグスキー/ラヴェル「展覧会の絵」発表。
セルマー社「モデル22」誕生。アドルフ・サックスの設計を引き継いだ第3世代のパイオニア
1923
ミヨー「世界の創造」発表
1924
ガーシュウィン「ラプソディー・イン・ブルー」初演。
1925
ホルトン社「ルディ・ウィードフト」モデル誕生。
ユリウス・カイルベルト創業。
1926
ニューヨークのシティーホールで初のシリアスなサクソフォン音楽の演奏会。独奏ヤッシャ・ガーレヴィチ。
プッチーニ、歌劇「トゥーランドット」コーラスパートにサクソフォンを併用。
1928
ミュール、パリ・ギャルド四重奏団(世界初のモダンクァルテット)結成。
ラヴェル「ボレロ」初演(ミュールによるソプラノサックス演奏)
ガーシュウィン「パリのアメリカ人」発表
1929
大恐慌
1930
キング社「voll-true」モデル誕生。第4世代に属する異端のサクソフォン
1931
ケノン社「モノポール1」モデル誕生
1932
ブッシャー社「アリストクラット」モデル誕生。
グラズノフ「サクソフォン四重奏曲」発表
1933
マーチン社「Worchester」モデル誕生。
ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ第2番」発表。
禁酒法廃止
1934
SML(マリゴー)社「マリゴー」モデル誕生。
プロコフィエフ「キージェ中尉」発表
1935
ラッシャー、イベール「小協奏曲」初演。ミュール、ヴェロンヌ「協奏曲」初演。
コーン社「ネイキッド・レディ」モデル誕生。マーチン社「コミッティ」モデル誕生。各社第3世代に移行。同年セルマー社「バランスドアクション」モデルにて第4世代の決定版登場。
1936
ボザ「アリア」発表。プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」発表
1937
ピエルネ「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」発表。ミュール、ボザ「協奏曲」初演。ティール、ハイデン「ソナタ」初演
1938
マルタン「バラード」発表。トマジ「バラード」初演。
ベニー・グッドマンのスウィングジャズ流行
1939
第2次世界大戦勃発。
クレストン「ソナタ」、グレン・ミラー「ムーンライトセレナーデ」「インザムード」発表
1940
ラフマニノフ「交響的舞曲」、イベ-ル「祝典序曲」、ブリテン「シンフォニア・ダ・レクイエム」発表
ビバップの誕生。ビュッフェ・クランポン社「SA-20」モデル誕生。70年代まで続く旧タイプの第4世代
1941
ブッシャー社「400」モデル誕生。
クレストン「協奏曲」発表、ラッシャー「Top Tones」出版
1942
パリ音楽院サクソフォン科再開。マルセル・ミュール教授。
ハチャトゥリアン「ガイーヌ」、グレン・ミラー「チャタヌガ・チュー・チュー」発表。世界初のゴールドディスク
1943
ミュール「ベルビギエ18のエチュード」発表。
ヒンデミット「ソナタ」、チェレプニン「スポーツ風ソナチネ」発表
1945
第2次世界大戦終結。 キング社「スーパー20」モデル誕生
1946
コールマン・ホーキンス「Body and Soul」録音。セルマー社「スーパー(バランス)アクション」モデル誕生
1948
コーン社「コンステレーション28M」モデル誕生。最後のプロ仕様第3世代
1949
マイルス・デイヴィス「クールの誕生」発表
1950
朝鮮戦争勃発。
ビュッフェ・クランポン社「ダイナクション」モデル誕生。ケノン社「モノポール2」モデル誕生。ドルネイ社「ベルエア」モデル誕生。フレンチサクソフォン旧式の第4世代に移行。キング社「スーパー20」モデル誕生。独自システムでセルマー式第4世代にモデルチェンジ
1951
SML「リヴィジョンD」発売
1952
ジュネーヴ国際コンクールにサクソフォンがはじめて取り入れられる。ウェストコーストジャズの人気が上昇し、バップ下火となる
1953
東京芸術大学サクソフォン科開設。イべール「小協奏曲」日本初演(独奏、阪口新)。
1954
セルマー「マークVI」発売。柳澤管楽器初のサクソフォン(テナー)「T-3」発売。ハードバップの誕生。第1回ニューポート・ジャズフェスティバル開催
1955
ベトナム戦争勃発。
ロックンロールのエルヴィス・プレスリー登場。
チャーリー・パーカー没
1956
スエズ動乱。
マーチン「マグナ」、SML「ゴールドメダル」発売。デザンクロ「プレリュード、カダンスとフィナール」作曲。柳澤管楽器のアルト第1号「A-3」完成
1957
ソ連世界初の人工衛星スプートニク打ち上げ。ビュッフェ・クランポン「スーパーダイナクション」発売。ソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス」発表。アート・ブレイキー、ザ・ジャズ・メッセンジャーズを編成
1958
ブッシャー社、米セルマーと吸収合併。ボサノヴァ誕生
1959
モーリス「プロヴァンスの風景」作曲。デイヴ・ブルーベック・クヮルテット「テイク・ファイブ」発表。マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」発表。
レスター・ヤング、シドニーベシェ、ビリー・ホリデー没
1960
オーネット・コールマン「フリー・ジャズ」録音。
ジョン・コルトレーン「ジャイアント・ステップス」発表。
1962
キューバ危機。イギリスでデキシー・リバイバルが流行。ビートルズ、デビュー。
1963
ティール「サクソフォン演奏技法」出版。ケネディ暗殺。ボサノヴァの流行
1964
ダニエル・デファイエ初来日。
1965
コルトレーン「至上の愛」発表
1966
中国、文化大革命
1967
ヤマハ初のサクソフォン発売。
ジョン・コルトレーン没
1968
デファイエ、パリ音楽院教授に。
1969
アポロ11号月面到達。ウッドストック・ロックフェスティバル。第1回ワールド・サクソフォン・コングレス開催(シカゴ)
1970
ドルネイ「M70」発売。デニゾフ「ソナタ」。ウェザー・リポート結成
1971
コーン6M/10M(レディ)製造中止。
1972
ウォーターゲート事件。
リターン・トゥ・フォーエヴァー結成
1973
オイルショック。
ビュッフェ・クランポン「S1」発売。
秋吉敏子&ルー・タバキンビッグバンド結成
1974
セルマー「マークⅦ」発売。
1975
カンボジア戦争。
ベトナム戦争終結。
1978
ヤマハ「62シリーズ」発売。渡辺貞男「カリフォルニア・シャワー」発表
1979
日本サクソフォン協会発足。柳澤管楽器「エリモナシリーズ」発表
1980
ジョン・レノン暗殺。
1981
セルマー「スーパー・アクション80」発売。
1984
カウント・ベイシー没
1986
セルマー「スーパー・アクション80・シリーズII」発売。
1987
株価大暴落
1988
ドゥラングル、パリ音楽院教授に。
第9回ワールド・サクソフォンコングレス、日本で開催(川崎市)。ヤマハ・カスタムサクソフォン(855&875)発売。
ブルーノート東京開店
1989
ベルリンの壁崩壊。
1991
湾岸戦争勃発。ソビエト崩壊。
スタン・ゲッツ没。マイルス・デイヴィス没
1993
EU(欧州連合)発足。
1995
インターネットの普及。セルマー「シリーズIII」発売。
1998
キング「スーパー20」製造中止。
1999
チューバックス(新設計のコントラバスサクソフォン)発売。
2001
アメリカ同時多発テロ事件。
セルマー「リファレンス」発売。
2004
ソプリロ(ピッコロサクソフォン)発売。
2007
マイケル・ブレッカー没
<前へ      1   |   2   
サックス