サックス記事

Rulon Brown

Diggin'in New York #vol.61

 THE SAX108号では今サックスコミュニティで注目を集めている“Key Leaves”の開発者でサックスプレイヤーのRulon Brown氏に登場いただきます。この“Key Leaves”はアルソ出版でも取り扱っていますし、インターネットなどでもアイテムをご覧になられたことがあるサックス奏者も多いと思います。そこで、Rulon氏にアイテム開発の裏話を含めいろいろと聞きました。 彼と筆者はともに1977年生まれの同級生です。インタビューは、パンデミックが起こる直前の2019年3月初旬にアリゾナ州立大学で行なわれたNASA(北米のサックス協会でのイベント)の会場と、コロナ禍にはビデオチャットで行ないました。


Text/Photos by Yuki Tei (www.yukiteiphoto.com) IG: @yukiteimusic and @yukiteiphoto
Special thanks to: Rulon Brown, Key Leaves, and John Leadbetter at JL Woodwind, NYC.)
FB: facebook.com/KeyLeaves
IG: @keyleaves

 

ブラジリアン音楽と出会う

Yuki
こんにちは。今日はお忙しい中ありがとうございます。久しぶりですね。最後にお会いしたのはこのパンデミックに突入する前、2019年3月のアリゾナでしたよね。その時もいろいろとお話をしたのですが、今日はその時にカバーできなかったことなどを聞かせていただきたいと思います。
さて、未だに落ちつかないパンデミックの真っ最中ですが、いかがお過ごしでしょうか?
Rulon
ちょうど一昨年の3月にアリゾナでYukiと会ったときは“またね”という感じだったけど、ここまでコロナ禍が続くなんて誰が想像しただろうか。人生はどう転ぶかわからないし、このような時代になるとは誰も予想できなかったね。これまでは毎日健康に過ごすことができるということをそこまで考えてなかったけど、本当に大切なことだと改めて思いましたし、これもまた人生のレッスンだと思って受け止めています。
Yuki
ここからは時代をさかのぼり、Rulonの育った環境や音楽との出会い、サックスとの出会いなどを聞かせてください。
Rulon
1977年にアラスカ州の州都、アンカレッジで生まれました。意外でしょう? 日本の皆さんにアラスカのイメージを聞くと、まず寒いという印象を受けると思いますが、自然が豊富でとても良いところなのでぜひ一度訪れてほしいですね。 私が音楽を始めたきっかけは母親です。彼女はピアノの先生をしていて大の音楽好きなんです。でも、私は幼い頃どちらかというとスポーツ、特にサッカーに夢中でした。私の兄がサックスを始めていたんだけど辞めてしまって、楽器があるからと両親は私にサックスを始めなさいと言い、半強制的にやらされました(笑)。いざサックスを始めたんだけど、誰も教えてくれる人がいなかったから、マウスピースとリードをきちんと付けられなかったり、ダブルリップだったり……。しかし、幸いなことに小学校の音楽の先生がサックスを吹くことができて、彼からいろいろとレッスンを受けて、それからもうサックスのとりこになったね。その後は母親も一切私に練習しろと言わなくなったよ! その当時、Kenny Gがよくラジオで流れていたから彼みたいにサックスを吹きたいなと思ったのは覚えているよ。それからデイヴィッド・サンボーンも大好きになったね。でも、このころジャズはあまり聞く機会がなくてね。それとサタデーナイト・ライブがアラスカでは深夜以降に放映されていたから、週末は夜更かししてよく見ていました。多くのバンドにサックスを吹くプレイヤーがいるなって思っていて、それでLenny Picketとか、あとMarc Russo(初代Yellowjacketsのサックス奏者)も大好きだったね。
Key Leaves
 

次ページにインタビュー続く
・ブラジリアン音楽に興味を持ち始めたのは?
・長かったKey Leaves商品化までの道のり


*Rulon Brown氏が手がける「Key Leaves」はコチラ!

https://www.alsoj.net/store/magazine/view/4/3947.html

[CLUB MEMBER ACCESS]

この記事の続きはCLUB会員限定です。
メンバーの方はログインしてください。
有料会員になるとすべてお読みいただけます。

1   |   2   |   3      次へ>