堀江有希子・西澤はるの・小野あずさ×Wood Stone

Wood Stoneサックス、マウスピース各種プロダクツを試奏&検証

2022-12-18

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それではWood Stone New Vintage テナーの試奏をお願いいたします。

Wood Stone Tenor Saxophone New Vintage AF
アンティークフィニッシュ
［試奏：西澤はるの］

西澤

試奏（♪）
とても吹きやすいです。アルトからテナーに持ち替える人など、すごく合うのではないかと思います。レスポンスがめちゃくちゃ良いのと、明るさの中に渋めのザラっとした音が混じっているので、ジャズはもちろんビッグバンドや、これからジャズをやってみたいという吹奏楽の方にもオススメです。
私もクラシックや吹奏楽をやっていたとき、セルマーの現行モデルを使っていたんですが、ザラっとした音が欲しくて、アルトのNew Vintage アンティークフィニッシュを購入しました。ヴィンテージのマークVIもいいのですが、New Vintageは音程もレスポンスもいい、フィンガリングポジションもマークVIにそっくりで、音色もマークVIのようなザラつきがあって、その上マークVIのおよそ半額で買えるというので、即決しました。
テナーもまったく同じで、吹くのがめちゃくちゃ楽です。吹き込めばさらに鳴りがよくなると思います。テナーもアンティークフィニッシュが欲しくなりました。

堀江

今日、買うものいっぱいだね（笑）。

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では次にWood Stoneのマウスピースで気になるものを試奏いただきたいと思います。

西澤

Wood Stone マウスピースはほぼ全部吹いたことがあります（笑）。

Wood Stone マウスピース
アルト用 AM-II SMOOTH 6番とアルト用AM-II GROOVE 6番
［試奏：小野あずさ］

小野

試奏（♪）
リガチャーはWood Stone のStandard Model GPメタル用で、リードはWood Stoneの3番で試奏しました。ウッドストーンのリードといえば、人気のせいか最近どの楽器屋さんでも手に入りにくくて、この間、「一生のお願い！石森さんまで行ってリード買ってきて」と、母にお使いを頼んでしまいました（笑）。
AM-II SMOOTHは、バリっと鳴って吹きやすく、パワーもあって音色も好みです。AM-II GROOVEは、しっかりと息を入れても「ナヨらない」パワフルな音がするので、特に息をたっぷり入れられるプレイヤーさんに良いと思います。

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西澤さんは、これまでWood Stoneマウスピースをほとんど吹かれていて、現在テナーは、Wood StoneのPHLOXの8番を使われているとのことですが、いま気になっているマウスピースはありますか？

Wood Stone マウスピース
テナー用 TM-I 7番
［試奏：西澤はるの］

西澤

試奏（♪）
昔吹いた時は、ビーク部分がスリムなので、くわえたときの感覚に対応できなくて、吹きこなせなかったんです。
下から上までムラなく均一に鳴るのが、Wood Stoneマウスピースの良さだと思うのですが、このTM-Iは、レスポンスが特に良いのと、パキパキした音はもちろんですが、温かい音も出しやすいですね。サブトーンも出しやすいです。
音色に丸みとエッジもあり、サーという雑味のある息の音も鳴ってくれるので、マウスピースの効果で、初心者の方でも上級者のような音色になれると思います。

Wood Stone マウスピース
アルト用Traditional Jazz Model EX-L 6/トラディショナルジャズモデルエクストララージ 6番
［試奏：堀江有希子］

堀江

試奏（♪）
CLASSIC LIGATURE CO（コパー）を付けて試奏しました。
多くのマウスピースで感じるピッチ的、吹奏感的な上ずりが、このマウスピースだとLowぎみに制御されることで、ジャズっぽいサウンドになります。
Wood Stoneのマウスピースに共通の無理なく吹きやすい吹奏感でありつつ、Traditional Jazz Modelよりもむっちりした個性的なサウンドで、まさにジャズを演奏するのに最適なマウスピースといった印象です。

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Wood Stone各プロダクツの解説、とても参考になりました。
長時に渡る試奏・検証ありがとうございました。

堀江有希子
兵庫県淡路島出身。幼少よりエレクトーン、12歳よりサックスを始める。大阪音楽大学音楽学部器楽学科卒業。卒業後はクラシック音楽を中心に演奏活動を開始。2010年よりFUNK・SOUL・R&B・POPSなど様々なジャンルのライブ活動を開始。以降、東京・関西を中心に活動している。サックス3管ユニットsax triplets メンバー（現在活動休止中）。美しく力強い音色と歌心あふれる演奏、ファンキーなプレイスタイルに定評ガあり、サンフランシスコへの2週間のライブツアー等にも招聘され、レコーディングも経験。2013年はポルノグラフィティのサポートとしてTV出演多数、同年末にはNHK紅白歌合戦に出場。また日本の誇るソウルシンガー・鈴木聖美のライブサポートアーティストとして、ブルーノート、ビルボードライブなど大型ライブハウスに出演。2017年、2018年、2020年の日本武道館で開催されたAct Against AIDS、Act Against Anything ハウスバンドメンバーとして参加し、多数のアーティストと共演。 2019年、TRUMP series 10th ANNIVERSARY FINAL『繭期大夜会』に参加。自身のアーティスト活動を主軸に、アーティストサポート・劇伴・東京某テーマパーク演奏・テレビ番組サポートなども精力的に行っている。2021年12月、初のオリジナル・ミニアアルバム『時を紡ぐ』をリリース。
【普段のセッティング】
本体：Wood Stone Alto Saxophone New Vintage WAS-VL（ヴィンテージラッカー）
As マウスピース：Wood Stone STUDIO DELUXE 5番
リード：Wood Stone 3番

西澤はるの
埼玉県入間市出身。中学1年生でサックスを始め、東邦音楽大学に入学し4年間クラシックを学ぶ。卒業代表演奏会・YAMAHA新人演奏会出演。卒業後JAZZ、POPSの道へ。ラジオFMチャッピーにて3年間JAZZ番組ラジオパーソナリティを務める。千葉県の某テーマパークにて8年間サックスパフォーマーとして10000回を超えるショーに出演。2019年リーダーバンド“POCA POCA BAND”のCDアルバム「Heartful」を発売。ミュージックスクール“オトノミチシルベ”サックス講師、吹奏楽講師を勤めると共に、数々のアーティストやCMのレコーディングに参加、都内にてライブ活動やライブ配信などでも演奏活動を展開中。
【普段のセッティング】
Ts：Wood Stone Tenor Saxophone New Vintage SS/サテンシルバー（インナーゴールドプレートベル）
Tsマウスピース：Wood Stone PHLOX/フロックス 8番
リード：Wood Stone 2½番

小野あずさ
千葉県出身。国立音楽大学を卒業後、渡英。英国王立音楽大学大学院をDistinctionで卒業。帰国後、モダンクラシックやポップス、ジャズを演奏。録音、バンドサポート、ライブへの出演の他、自主企画で映像と現代音楽のコラボレーションイベントを開催、またミュージックビデオ制作や、インスタグラム、YouTubeチャンネルでも活動。服と雑誌を愛するあまり、ブログにてその愛を爆発させている。
https://www.onoazusa.com
【普段のセッティング】
本体：SELMERスーパーアクション80シリーズII
マウスピース： Traditional Jazz Model 5番
リード：Wood Stone 3番

●Concert information
シンフォニックジャズウインドオーケストラ「Wind Roots」
【第1回Regular Concert】開催!!
（※ シンフォニックジャズウインドオーケストラのサックスパートで3人が出演）
2022年12月20日（火） 19:00開場/19:30開演
武蔵野市民文化会館大ホール
チケット大人2,500円/学生1,500円（前売）大人3,000円/学生2,000円（当日）
チケット購入はコチラ
https://t.co/85TCB4Dk3F

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