サックス記事 かわさきジャズ2019 ジャズは橋を架ける
[本会期]2019年11月7日(木)〜11月17日(日)

かわさきジャズ2019 ジャズは橋を架ける

ジャズは橋を架ける〜JAZZ GOES BEYOND GENERATIONS〜
あのミューザ川崎をはじめとする音楽ホールやライブハウス、さらに音楽大学など市内に様々な音楽施設をかかえる「音楽のまち」神奈川県川崎市。その地域全体を大きなステージと捉えた大型ジャズ・フェスティバルが、「かわさきジャズ」だ。2015年からスタートして今年で5回目。川崎の秋を彩る恒例のイベントとしてすっかり定着した、この音楽フェスの開催が決定した。音楽を通じて、様々な出会いや交流の機会をもたらし、世代、ジャンル、地域に橋を架けることを目指す73日間。ここではサックスをはじめとする管楽器奏者が出演するイベントを中心に見どころを紹介していこう。 (協力:かわさきジャズ 2019実行委員会 事務局)

 

JazzBar-Glamorous Night

スペシャルゲスト:吉田栄作
11月7日(木) 新百合トウェンティワンホール

ホール公演の幕開けを飾るのは、米澤美玖(Sax)、中園亜美(Sax)、高澤綾(Tp)、東條あづさ(Tb)という新進気鋭の若手実力派女性ホーンズ4名をフィーチャーした聴き応えも見応えもあるセッション。俳優でシンガーの吉田栄作との異色コラボレーションも楽しみだ。

 


米澤美玖(Ts)

中園亜美(As)

高澤 綾(Tp)

東條あづさ(Tb)

吉田栄作(Vo)
 

 

JazzBar-Silky Smooth Night
秋田慎治トリオ


TOKU (Flh)

スペシャルゲスト:TOKU
11月8日(金)新百合トウェンティワンホール

今や引く手数多の中堅世代を代表するジャズピアニスト秋田慎治が、ベースの川村竜、そしてドラム則竹裕之とのトリオで登場。そこにスペシャルゲストとしてフリューゲルホルン奏者&シンガーのTOKUが加わるという豪華なセッションだ。

 

洗足学園音楽大学プレゼンツ
Senzoku Jazz Heritage Vol.2


市原ひかり(Tp,Vo)

エラ、カーメン、シナトラ
11月9日(土) 洗足学園音楽大学カレッジセンター「MUSE」

洗足学園音楽大学ジャズコース教員のヴォーカリストを中心としたエラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレエ、フランク・シナトラの軌跡を辿るステージ。今年シンガーとしてのアルバムも発表したトランペットの市原ひかりも登場!

 

EricMiyashiro Special Big Band
Concert & Jamboree 
エリック・ミヤシロ スペシャル・ビッグバンド コンサート&ジャンボリー

エリック・ミヤシロ(Tp)

11月10日(日) 昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ

日本の枠を超えて世界のトップ・トランペッターの一人であるエリック・ミヤシロがスペシャル・ビッグバンドを編成して登場。サックスセクションには、本田雅人、寺地美穂、小池修、鍬田修一、高尾あゆ、と若手からベテランまでの楽しみな顔ぶれ。そして、なんと一般参加者とのジャンボリーも予定されている!


本田雅人(As)

寺地美穂(As)

小池 修(Ts)

 

My Favorite Songs
佐山雅弘メモリアル・コンサート

11月16日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール

昨年の「かわさきジャズ2018」に出演が決まっていながら、その直前に逝去したピアニスト佐山雅弘氏を愛するミュージシャンたちが集結して、3部構成でトリビュートコンサートを開催する。第一部に寺久保エレナ、第三部に三木俊雄の出演が決定!第三部にはスペシャル・ゲストとしてシンガーのMay J.も出演するということで楽しみだ。

 


寺久保エレナ(As)

三木俊雄(Ts)

MayJ.(Vo)

 

かわさきジャズ2019
[問合せ] かわさきジャズ2019実行委員会 事務局
  TEL:044-223-8623(平日10:00〜17:00)
www.kawasakijazz.jp

登場するアーティスト
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本田雅人
Masato Honda

国立音楽大学在学中から原信夫とシャープス&フラッツリード・アルト奏者を務める。卒業後、本格的にプロ活動を開始、数多くのアーティストのレコーディングやツアーをサポートする。1991年、T-SQUARE に加入。同バンドのフロントを飾ると共に、作曲やアレンジの面でも新風を巻き起こす。1998年、T-SQUARE を退団、ソロ・アーティストとして活動開始。その後、日本を代表するサックスプレイヤーとして人気、実力ともに現在に至るまでフュージョン界の頂点に君臨し続ける。

登場するアーティスト
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寺地美穂
Miho Terachi

高校の吹奏楽部でアルト・サックスを始め、ニューヨーク留学中に演奏活動を始める。2016年 ビクター・エンタテインメントよりメジャーデビュー・アルバム「Beautiful Magic」をリリース。米米CLUBのフラッシュ金子がプロデュースを担当し、世界的に活躍するドラマー、屋敷豪太ら豪華ミュージシャンが参加するスムース・ジャズ・アルバムとして話題になる。2018年 ギタリスト皆川太一とのユニットで「URBAN GROOVE SESSION」をクラフトマンレコーズよりリリース。Amazon売り上げランキング(ジャズフュージョン部門)1位、ディスクユニオン月間売り上げランキング1位を獲得。2019年 サックス界の巨匠・小池修氏をプロデュースに迎えた堀江有希子(as)、河村緑(ts)とのサックス三管ユニット『sax triplets(サックス・トリプレッツ)』の初のオリジナル・フルアルバムをリリース。キャンディー・ダルファー、デイヴィット・サンボーン、メイシオ・パーカーなど数々の来日アーティストの取材・翻訳も務める。また、テレビドラマの劇伴やアニメソングのレコーディング、NHKうたコン出演、北川悠仁(ゆず)のバースデーライブ出演(2018年&2019年)、エリック・ミヤシロ率いるBlue Note Tokyo All Star Jazz Orchestraや平昌五輪の音楽監督、梁邦彦のバンドメンバーとして国内外で活動。

登場するアーティスト
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寺久保エレナ
Erena Terakubo

1992年4月30日札幌生まれ。9歳でサックスを始め、10歳でチャーリー・パーカーを聴いてジャズに目覚める。2005年にボストン・バークリー・アワードを受賞。2010年に『NORTH BIRD』でデビュー。2011年にバークリー音楽大学に入学。同年『ニューヨーク・アティチュード』、2013年に『ブルキナ』をリリース。2015年からニューヨークでの活動を開始し、その後もコンスタントにリーダー作をリリースしている。

登場するアーティスト
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米澤美玖
Miku Yonezawa

北海道・旭川出身。8歳よりテナーサックスを始め、11歳でビッグバンドに加入し、ジャズを始める。高校卒業後に上京し、尚美ミュージックカレッジではコンテストで優勝を飾る。インディーズから5枚のアルバムを発表。ジャズ〜ファンクを中心に多くのジャンルをプレイ。サポートでは、GLAYのTAKUROのツアーを務めたりと、活動の幅を広げている。2019年4月に、キングレコードから初のメジャー・アルバム「Exotic Gravity(エキゾティック・グラヴィティ)」を発表。

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