初心者も、吹奏楽経験者も、誰でもジャズはカッコよく吹ける!

初心者必見! ジャズっぽくサックスを吹きたい!カッコいい演奏のポイント

初心者も、吹奏楽経験者も、誰でもジャズはカッコよく吹ける!

これからジャズサックスを始めたい人
吹奏楽でサックスをやっているけど、ジャズの曲をカッコ良くキメたい人

ジャズがプロの演奏みたいにカッコ良くキマらない!
その原因は?

譜面通りに吹いていてはジャズのニュアンスは出せない!

多田原曲のメロディをそのまま吹いてはジャズになりません。 ジャズっぽくするためには、シンコペーションを多用して、メリハリの効いた吹き方をすることが大切です」
(THE SAX Special vol.04 多田誠司氏の演奏解説より)

岡 淳 「いわゆるジャズっぽい、ジャズ的なノリ、グルーブを一番出すのに重要なのは、おそらくアーティキュレーションだと思います。(中略)例えば『A列車でいこう』のような曲の譜面を中学生に吹かせると最初は当然音符を追っただけの演奏になるんですが、「こことここでタンギングしてスラーしてごらん」とアドバイスしてみると、断然ジャズ風に聞こえたり」
(Jazz Standards for Sax Quartet vol.1 サキソフォビアインタビューより)

これらを見ると、“譜面の通りに吹いてはジャズっぽくならない”ということがわかります。
けど譜面には細かいアーティキュレーションの指示は書いてないし……具体的にどうすればいいの!?

 

1. まずはジャズに必要な奏法を覚えよう! THE SAX Special vol.04より)

ザ・サックス 特別号 vol.04 CD付【JAZZSAX】

アーティキュレーションと言っても、スラーからタンギングまで様々。ジャズを演奏する上で必須の奏法って?

多田 「ジャズにおいてタンギングはとても重要な役割を持ちます。ジャズという音楽の命はメリハリ。クラシックのような円のイメージの音ではなく、もっと直線的な長方形のようなイメージの音が必要とされます」

「タンギングにもいくつか種類があります。中でもジャズのニュアンスを出すために、ハーフタンギングの技術が必要となります。これができるようになると、表現が飛躍的に豊かになります。
ハーフタンギングとは、文字通り半分タンギングするということです。半分とは、舌をリードに付けるのですが、完全に音を遮断するまで強く押しつけるのではなく、軽く付けて音をミュートする感じにするのです」


 

2.リズムは大丈夫!?
THE SAX vol47 なぜJAZZがカッコ良く決まらないの?特集 より)

THE SAX vol47 なぜJAZZがカッコ良く決まらないの?特集

JAZZ=スイング。8分音符が出てきたらとりあえず跳ねて演奏する!というなんとなくのイメージで吹いていませんか? ジャズのカッコ悪い演奏の典型的な例として、“跳ね過ぎ”の演奏が挙げられます。
そこで、ジャズのリズムをスイングというより、むしろバウンスという概念で捉えてみてはどうでしょう。バウンスとは直訳すると「跳ねる・弾む」と言った意味ですが、ただ一定に跳ねるだけでなく、ときにはイーブンに8分音符を演奏したり、跳ねて8分音符を演奏したりと、人間の喜怒哀楽のように表情豊かなリズムのことです。
偉大なサックスプレイヤーたちの演奏を聴けば、ただ跳ねて演奏しているだけではないことに気づくはずです。リズムや音のつながりがとても自然で、まるで「楽器を使って言葉をしゃべっている」かのように、とても心地良く聞こえてきます。
THE SAX vol.47の特集では、『SUMMER TIME』の“カッコよくない演奏”と“カッコいい演奏”の譜例を掲載しました。すべて8分音符と16分音符の組み合わせではなく、曲によっては3連符のイメージで吹いたり、テヌートで柔らかく吹いてみたりと、思った以上にシンプルに歌いまわすことで“カッコいい演奏”になることもあるのです。

 

3.模範演奏を聞いて真似してみよう!

例えばTHE SAX Special vol.04に収録されているジャズの人気曲『Take Five』。

多田 「このメロディは、棒吹きしてしまうととんでもなくつまらない感じに聞こえてしまいます。ポール・デスモンドの演奏を聴いてみてもわかるように、音が上昇するところで微妙にクレッシェンドしたり、伸びている音を膨らませたり、表情豊かに吹くことが大切です。模範演奏をよく聞いて、ニュアンスを真似するようにしてください

おすすめの本▶ 『THE SAX Special vol.04』には、一流アーティストの模範演奏と生演奏によるカラオケを収録したCDが付属。誌面と音で効率的にジャズのニュアンスを覚えることができます。

 

まずはココから!ジャズをカッコ良くキメるための基本が1冊に詰まった本
『THE SAX Special vol.04 JAZZ SAX START GUIDE』

最短ルートでジャズサックスを習得したい!そんな声にお応えすべく、一流プレイヤー協力のもと完成した「ジャズサックススタートガイド」。誌面&CDで効率良くジャズサックスの基本を習得できます。

価格:2,400円+税

【 特徴 】
・ジャズサックス入門書の決定版
・ジャズの名曲スコア&吹き方解説。模範演奏、生演奏カラオケをCDに収録
・マウスピースの咥え方からアドリブまで、ジャズに必要な奏法を簡潔に網羅
・ジャズ名盤、ジャズ向き楽器&マウスピース&リードなどの知識もバッチリ

《 こんな人に 》
・ジャズの名曲をカッコ良く吹けるようになりたい
・遠回りせず、ジャズに特化した練習法を教えてほしい
・クオリティの高いカラオケ音源と模範演奏がほしい
・ジャズについての知識もある程度知っておきたい
・分厚い教則本は苦手、できるだけ簡潔にまとめてある本がほしい

 

ジャズの有名曲を、カルテットでやりたい!
『Jazz Standards for Sax Quartet(vol.1、vol.2)

超一流ジャズ奏者によるカルテット「SAXOPHOBIA」アレンジ・監修。サックス四重奏で、ジャズナンバーがカッコ良く決まる一冊!ジャズ奏者はもちろんのこと、クラシック、吹奏楽プレイヤーからも大好評の本格派スコアブックです。

価格:各2,800円+税

【 特徴 】
・どのパートも楽しめる構成
・アドリブも完全譜面化
・サキソフォビアによる演奏CD付き
・演奏するにあたって、サキソフォビアのアドバイス&インタビュー掲載

《 こんな人に 》
・仲間との演奏をいつも以上にカッコ良く披露したい!
・ジャズ吹きたいけど、アドリブソロは苦手です!
・そもそもジャズ吹いたことないけど、憧れはある
・演奏会でサックスアンサンブルを披露することになったけど、カッコ良く聴かせられる楽譜を探している
・演奏の満足度が高いアンサンブル楽譜が欲しい

 

ジャズ奏法の基本がわかれば、いろいろなジャンルの曲が
もっとカッコ良く吹けるようになる!
『THE SAX Greatest Hits』

サックス奏者待望のフュージョンやポップスの有名曲を惜しみなく詰め込んだ曲集です。
音楽ファンならずとも、何処かで聞いたことがある曲ばかりを集めたので、「レパートリーに加えたい」「ライブや発表会で披露したい」そんなサックス奏者の想いを充たす一冊に仕上がっています。

価格:2,400円+税

【 特徴 】
・誰もが知っている、サックスで吹きたい有名曲を厳選
・ハイクオリティなカラオケ伴奏CD付き
・アルト、テナー両方に対応

《 こんな人に 》
・吹いたら盛り上がるサックスの有名曲を集めた曲集がほしい
・ライブでそのまま流せるくらいクオリティが高い伴奏CDがほしい
・ルパン三世のテーマ探してます
・ちょっとしたコンサートやイベントですぐに使える曲集がほしい

 


ジャズ入門におすすめのTHE SAXバックナンバーはこちら!
『THE SAX ジャズ入門セット part 2』

「GREAT JAZZ SAX 100」「ジャムセッション入門」「JAZZ SAX START GUIDE」という入門特集を掲載した、The Sax vol.65, 81,特別号04のTHE SAX ジャズ入門者&初心者 応援セットです。

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