王道を歩み続ける正統派ハードバップ・テナー グラント・スチュワート
日本ではまだ暑い日々が続いていることと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。どうか熱中症などに気をつけてください。ニューヨークは例年ほど気温は高くないものの、夏休みシーズンということもあり、マンハッタンには観光客がさらに増え、まさにサマーバケーション真っ只中です。さて今回は、ジャズといえばやはりテナーサックスが注目を集めますが、ニューヨークのジャズ界において王道ジャズを語るうえで欠かせないプレイヤー、 Grant Stewart氏にご登場いただきます。私自身、個人的にも大好きなプレイヤーであり、付き合いは私の10代の頃から、もう30年近くになります。
Text/Photos by Yuki Tei(yukiteiphoto.com)
IG: @yukiteiphoto and @yukiteimusic
Special Thanks: Grant Stewart, 11th St. Bar(11thstbar.com)
10歳からアルトサックスを吹き始め、14歳でテナーサックスに転向
でも一番効果的だったのは、やはりソロのコピーと人前での演奏ですね。いくら自宅で練習しても、実際にバンドとして人前で演奏するというのはまったく違う経験ですから。テナーを始めてからはさらにジャズを聴くようになり、よくコピーしたのはCharlie Parker、Sonny Rollins、Dexter Gordonなどでした。父がWardell Grayのファンだったので、一緒に彼のソロをコピーして練習したりもしました。
次ページにインタビュー続く
・音楽の道に進んでいなかったら、ホッケー選手になっていたかも
・多くのレジェンドたちから学んできたことを、今度は自分が後進に伝えていく番だ
・クラシックを学ぶことでジャズに対する理論やハーモニーの考え方も変わってきた
グラント・スチュワート
Grant Stewart
カナダ、オンタリオ州トロント出身。1971年6月4日生まれ。高校教師そして、セミプロのジャズギタリスト、ピアニストだった父の影響で、幼いころから音楽に親しむ環境で育ち、10代の頃から演奏活動を開始。高校卒業後、19歳でニューヨークへ移住。バリー・ハリス、クラーク・テリー、ジミー・コブなど名だたる音楽家と共演。20作を超えるアルバムを発表し、多くの賞を受賞。近年はジャズだけでなくクラシック作品でも注目を集め、ヨーロッパや北米で活動の幅を広げている。また音楽教育にも力を入れており、トライベッカ・ジャズ・インスティテュートの創設者として次世代育成にも尽力。ニューヨークを代表する王道テナーサックス奏者である。










