♪『コンチェルティーノ』
自分のレパートリーとしてモノにしたい作品が、あなたにもきっとあるはず―多くのフルーティストに、時代を超えて目標とされる曲の中から厳選してレッスンをお送りします。すべての掲載曲は、レッスンを担当するプロ奏者による模範演奏やレクチャー動画と連動していますので、あわせて活用してください。
自分のレパートリーとしてモノにしたい作品が、あなたにもきっとあるはず―そんなコンセプトで、part1では「新世代の人気曲」を取り上げました。
part2となる今回は、時代を超えて多くのフルーティストたちに支持され、愛され、目標とされる曲の中から選りすぐった作品のレッスンをお送りします。
すべての掲載曲は、レッスンを担当するプロ奏者による模範演奏やレクチャー動画と連動しています。QRコードとともにそれらの動画も紹介していますので、ぜひあわせて活用してください。
コンチェルティーノ 作曲:C.シャミナード
今回はシャミナードのコンチェルティーノの解説をさせていただきます。この曲はシンプルなフレーズもあり、流麗なスケールやアルペジオもあり、フルートの魅力が満載で、いつか吹いてみたい作品として挙げる方も多いのではないでしょうか。
しかし難易度がやや高めなので、取り組むのを少し躊躇してしまうという方もいるかもしれません。ここでは効果的な練習方法をはじめ、この曲の魅力を引き出すポイントも解説していきます。まだこの曲に挑戦したことがない方も、一度演奏したことのある方も、ぜひご覧いただければ幸いです。
僕のYouTubeチャンネルでは、実際に演奏をした映像を流しながら、曲目解説をしています。より詳しい説明や、実際にどのように演奏しているのかを聞いてみたい方は、ぜひ併せてご覧ください!
(それぞれの項目のQRコードから、該当する部分の解説動画を見ることができます)
advice by 立花雅和
information
立花雅和フルートアカデミー
https://www.youtube.com/channel/UCQ8R1T3hhr8u1msrH-OT8cQ
introduction
この曲は1902年、フランスのセシル・シャミナード(1857 - 1944)によって作曲されました。当時としては珍しく、出版作品と演奏活動によって、経済的に自立した最初の女性作曲家と言われています。
『コンチェルティーノ』は一般的にフルートとピアノの編成が有名ですが、元々はフルートと管弦楽という編成がオリジナルで、当時のパリ音楽院のコンクール課題曲として作曲されました。