キャンディ・ダルファーの 絶好調来日ステージを朋友・藤野美由紀がレポート!

2018年11月20日(火)@東京・青山 ブルーノート東京

近年、毎年恒例となっている秋の来日公演でブルーノート東京のステージに立ったキャンディ・ダルファー。そのライブの模様をキャンディと親交の深い日本のファンクサックス・クイーン藤野美由紀がレポート! さらに公演後にバックステージで行なわれた二人の対談の様子もお伝えしよう。(文:藤野美由紀/ライブ写真撮影:佐藤拓央/協力:ブルーノート東京、Sean Chigusa)

SAX ONLINEでは、さらに誌面では載せきれなかった話を含めた特別編でお送りいたします。

キャンディー

●Live Report

会場のライトが落ちた。目を閉じて、拍手と歓声を聞いただけでもこの会場が満員だとわかる。初来日のときから比べても、10年前と比較しても「相変わらずカッコイイ」どころではなく、進化し続けるキャンディのバンド。そのバンドのメンバーがステージへと上る。そして鳴り響くグルーヴの嵐のなか、さらにその歓声は大きくなる。

「Ms.キャンディ・ダルファー!」その呼び込みとともに登場した彼女は、外見の美しさはもはや言うまでもなく、生き方そのものが輝くように内側からキラキラしたオーラを放っていた。誰もが憧れの眼差しで出迎える。ステージに上がると、太いアルトの音が鳴り響く! それはとてもファンキーで、ソウルフル。ここにいる誰もが絶対的に聴きたかった、期待を裏切らない音だった。

キャンディー

2曲目には、3年前に突然亡くなってしまったプリンスへの想いを語り、トリビュート・ソングを披露。続いて、近年ライブの定番となったデビュー曲である『Lily Was Here』。こちらも彼女を見い出しデビュー曲に関わったデイヴ・スチュワートへの感謝の気持ちを述べ、ギタリストのウルコをフューチャーした。

彼女のサックスの音は、先述の通りファンキーでぶっとい音というのが定評だが、バラードでは息の音がまるで囁き声のようにセクシーに響く。息のスピード感を注意して聴いてみると、やはり強すぎず優しく緩やかに息を入れていた。注目すべき点はもう一つ。彼女のリズムの良さとフレーズのシンプルさ。10年前に彼女のコピー集「キャンディ・ダルファー MASTER BOOK」を監修させていただいたときも、これ以上ない技術だと尊敬したけれど、さらに彼女のサックスは進化を続けている。発刊から10年経って、再び彼女は教えてくれた。keep going!立ち止まらないことだと、このライブのクオリティをもって、伝えてくれた。

 

●Back Stage Report

キャンディー
キャンディー

Miyuki あれから10年間、ずっと日本に来てライブを続けてくれて、ありがとうございます! この10年間で日本の音楽またはサックス界が変わったなぁと思うことはありますか?

Candy 素晴らしいミュージシャンが多いと思うし、中でも女性が増えたわね。凄く嬉しいわ! 日本でも女の子たちに「あなたの音楽を聴いて、サックスをやってます」と言われることがあるけれど、その度に本当に特別な気持ちになる。サックスに限らず、ギターやドラムなど、もっと女性のミュージシャンが増えて欲しいわね。

Miyuki この10年間、私もたくさんの苦労がありましたが、そんな困難に負けない方法を教えてください。

Candy 私とあなたは個人的にも長い付き合いよね。だからよく知っていると思うけど、短期間でキャリアを築いたり、成功するのは努力次第でできるものなの。でも、それを長く保つと言うことが、難しいのよ。だから常に新しいこと、新しいアイデアを自分で考えるの。秘訣は、立ち止まってはいけない。進み続けるということよ。

 

さらに詳しい対談はこちら、」「Funky Sax CLUB★教則 サイト 藤野美由紀(http://bit.ly/2Db0bSQ)


発売から10周年を記念して、キャンディ・ダルファーと著者の藤野美由紀にサインを入れてもらった「キャンディ・ダルファー MASTER BOOK」(アルソ出版刊)を2名様にプレゼント! 応募はこちらから(ログインまたは無料会員登録が必要となります。

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