サックス記事 Bob Mintzer公開レッスン

Bob Mintzer公開レッスン

演奏の仕方について

吹いている時はとてもリラックスし、背中を真っ直ぐにして喉が開いている状態にする。
息のスピードによって音は変わるもの。まずは精一杯、息を吸うことが大事。
息を吸う時は、まず横隔膜へ、それから肺へ空気を入れる感じにする。
喉が開いていてリラックスしていると指が早く動くようになる。
そのためには練習をしなければならないが、例えばメジャースケールの最初の5音を用いて、譜例8のように半音ずつ 上げていくのも良い練習だ。譜例8

 

偉大なプレイヤーから学ぶ

今の若い人はケニー・ギャレット、クリス・ポッター、ジョシュア・レッドマンなどをよく聴いていると思うが、重要なのはその3人が聴いていたような偉大なプレイヤーの演奏を聴くことだ。アルトプレイヤーならチャーリー・パーカー、キャノンボール・アダレイ、ジョニー・ホッジス、リー・コニッツ、オーネット・コールマンなどを聴く必要がある。ケニー・ギャレットはその後に聴けば良い。
自分はそれで失敗した。バディ・リッチのバンドに入ったとき、始めはどちらかというと
コルトレーンのような吹き方をしていたが、バディから古いプレイヤーを聴くように言われ、ベン・ウェブスターやコールマン・ホーキンスを聴き始めた。そうすると自分のプレイがすごく変わった。

 

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