サックス記事 Bob Mintzer公開レッスン

Bob Mintzer公開レッスン

アドリブについて

アドリブでは吹きすぎずに「間(ま)」を入れてお互いの音をよく聴くこと、その上で各フレーズを繋げられるようにすることが重要だ。
具体的な練習法としては、同じアイデアをできるだけ保ちながら少しずつ発展させると良い。例えば『ビューティフル・ラブ』のコード進行なら譜例1(ミンツァー氏が実演)のようにシンプルなリズムを用いてコード進行感を出すようにする。譜例1

慣れてきたらテーマのメロディを入れるなどして発展させるのも良い方法だ。
またコード進行に沿ったスケールを低音から高音まで吹くことも良い練習になる。

(譜例2は『ビューティフル・ラブ』に当てはめてミンツァー氏が吹いたもの)。
譜例2


アドリブでパッシングトーンを使いたい時は、ジャズ(ビバップ)でよく使われる7thと♭7th、5thと♭5thが入ったスケール(譜例3)を使うと良い。
譜例3

コードがオルタードのときは「コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール」(譜例4)を用いるのも良いだろう。

譜例4

 

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