サックス記事 1980年代に一世を風靡した神崎オン・ザ・ロードの名盤3作が遂に初CD化!
  サックス記事 1980年代に一世を風靡した神崎オン・ザ・ロードの名盤3作が遂に初CD化!
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THE SAX vol.124 Interview┃神崎ひさあき

1980年代に一世を風靡した神崎オン・ザ・ロードの名盤3作が遂に初CD化!

ARTIST

1970年代末にJフュージョンの先駆者的バンド、神崎オン・ザ・ロードを結成。1980年にデビューしたアルト&ソプラノサックス奏者の神崎ひさあき。以降、マイケル・パウロとの共同ユニット、エイジアン・ソウル・ブラザーズでの活動をはじめ作曲家、プロデューサーとして多方面に活躍。
そして、2025年に音楽活動45周年を迎えた彼のデビューにあたるバンドの1stアルバム「OPEN MY ROAD」
が高音質UHQCDによって初CD化され、あわせて2作目「Little Road Gang」、3作目「LONG ROMANTIC ROAD」のCD化もアナウンスされた。この機会に神崎オン・ザ・ロード誕生の経緯や、アルバムに込めた思い、そして今後の展望などたっぷり話を聞いた。
インタビュー・文:早田和音/写真:井村重人(アーニーズ・スタジオ)
取材協力:ヤナギサワ・クロッシュ、ステップス・レコーズ

ジャズ喫茶で“ナベサダ”を聴いて憧れた中学時代

神崎ひさあき
最初の出会いは家で流れていた音楽です。母親が、映画音楽が好きだったので、家ではずっと映画音楽が流れていましたし、それから姉がR&B好きだったので、そういう音楽もよく聴いてました。子どもの頃はジャズを聴く機会はありませんでした。中学で吹奏楽部に入りましたが、すぐにはジャズに行かず、最初にハマったのはロックでした。友人と一緒にバンドを組んで、僕はヴォーカルとサックスを担当。ローリング・ストーンズとかいろいろやりましたよ(笑)。
ジャズとの出会いは?
神崎
中学生の時です。ジャズ喫茶に行ったんですが、そこで渡辺貞夫(As)さんの音楽に出会って。それがきっかけでジャズと貞夫さんの大ファンになりました。
なんと、中学生でジャズ喫茶に(笑)!
神崎
そうなんです。地元(高知)に古くからあるお店で、先輩に連れられて行ったのがきっかけでそのお店に通うようになり、いろいろなレコードを聴かせてもらいました。貞夫さんの他にソニー・ロリンズ(Ts)も好きになって、この二人のコンサートには、後に大学進学で上京してからもよく行きました。高校生の時上京して行った初めての貞夫さんのライブは新宿ピットインの最前列で聴いたのを覚えてます。
渡辺さんのトランスクライブなどもされるようになったのですか?
神崎
そういうことはそんなにしなかったです。貞夫さんとロリンズはレコードもライブもずいぶん聴きましたけど、あえて言えば、貞夫さんの『マイ・ディア・ライフ』をトランスクライブしたくらいかな。当時の自分としては、フレーズをコピーするのではなく、ハートをコピーしようとしてました。アメリカから帰国した頃の貞夫さんのエネルギーってすごかったですね。まあ、それは今でもすごいんですけど、あの頃は桁外れに感じました。だからそういう熱量みたいなものが僕にとっては重要でした。
 
 

次ページにインタビュー続く
・大学進学で上京し山口真文に師事して演奏活動を開始
・伊豆のスタジオに合宿でレコーディングしたデビュー作
・マイニエリ参加の2nd作、ハワイ録音の3rd作も大ヒット!
・再発CD化を断ってきた理由と初CD化に至った経緯とは⁉
・何かに抗うという精神で続けて45周年を迎えた音楽生活

CD information
 


「OPEN MY ROAD」
神崎オン・ザ・ロード

UHQCD 【STPR056】¥2,970(税込) ステップス・レコーズ
[演奏] 神崎オン・ザ・ロード:神崎ひさあき(As,Ss)、入江宏(Key)、唐木裕治/天野清継(Guit)、中伏剛(Bass)、小野哲夫(Ds)、倉増仁志(Perc)、Tropical Funky Gals(Vo)/山岸潤史(Guit)
<Bonus Track>神崎ひさあき(Ss,As,Ts,Bs)、マイケル・パウロ(As,Fl)、アレックス・アル(Bass)、中道勝彦(Key)、松川純一郎(Guit)、岸田容男(Ds)、田中圭吾(Perc)
[曲目] Open My Road/Watch Out!/I Wanna Get A Little Dreamer/Non More Salsa/I’m Sorry/Samba De Creek/Inner Memories <Bonus Track>When You Kiss Me

 
 


「Little Road Gang」
神崎オン・ザ・ロード

UHQCD 【STPR057】¥2,970(税込) ステップス・レコーズ  3/18発売
[演奏] 神崎オン・ザ・ロード:神崎ひさあき(As,Ss)、入江宏(Key)、天野清継/堀尾和孝(Guit)、小野哲夫(Ds)、倉増仁志(Perc)/マイク・マイニエリ(Vib)、山岸潤史(Guit)、鳴瀬喜博/河原秀夫(Bass)、多グループ(Strings)、岸 義和/白山文男/羽鳥幸治/隅山時一(Tp)、平内保夫/三田治美/岡田澄雄/井口秀夫(Tb)
<Bonus Track>神崎ひさあき(As)、マイケル・パウロ(As)、入江宏(Key)、中道勝彦(Key,Prog)、アレックス・アル(Bass)、ランド・リチャーズ(Ds)、田中圭吾(Prog)
[曲目] A Little Gang/On the Midnight Highway/My Love~After Your Tears and Smiles/Cannet Lunch/Hoko/Anti Calypso/Still Like a Child <Bonus Track>Body and Soul

 
 


「LONG ROMANTIC ROAD」
神崎オン・ザ・ロード

UHQCD 【STPR058】¥2,970(税込) ステップス・レコーズ  4/15発売
[演奏] 神崎オン・ザ・ロード:神崎ひさあき(As,Ss)、入江宏/神田淳司(Key)、天野清継/堀尾和孝(Guit)、樋沢達彦(Bass)、小野哲夫(Ds)、倉増仁志(Perc)、大橋裕子/小山水城/筒井由香(Vo)
<Bonus Track>神崎ひさあき(As,Prog)、マイケル・パウロ(As,Fl)、ランド・リチャーズ(Ds)、中道勝彦(Key,Prog)
[曲目] You Are Falling on My Star/Long Romantic Road/Route246, Aoyama St./Waikiki Surf West/Kalakaua Shuffle/Toy’s Song(~Talk You Some Old Story) <Bonus Track>Baby, Baby

 
登場するアーティスト
画像

神崎ひさあき
Hisaaki Kanzaki

高知県出身。青山学院大学卒業。日本のフュージョン・ブームをリードした「神崎オン・ザ・ロード」を結成し、1980年「OPEN MY ROAD」でデビュー。以降、国内で3枚のアルバムをリリース。1986年に渡米し、1988年、リッピントンズのラス・フリーマンらを迎えアルバム「KANZAKI」をリリース。帰国後、NHKソウルオリンピックニュース等のTV番組、映画等のテーマ曲を担当。自作の『So Far Away』(マイケル・ホワイトがリリース)は、全米ジャズ・チャートで第9位に。盟友マイケル・パウロとのプロジェクト「The Asian Soul Brothers」など、グローバルな活動を展開中。http://www.kzsax.net/

[使用楽器]
<ソプラノ>
楽器:Yanagisawa S-902SKG、Yanagisawa SC-9937PGP
マウスピース:Wood Stone Custom Made
リード:Hemke 2.5
<アルト>
楽器:Yanagisawa A-9937(A-9930から改造9+Yanagisawa Kzネック)、Yanagisawa A-WO3S(KGP-inner GP特別仕様+Yanagisawa Kzネック)
マウスピース:Theo Wanne MINDI 1No7(with Ligature)、Theo Wanne MINDI 2 No7(with Ligature)
リード:La Voz MH

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