「SPIRAL:SOLO LIVE スパイラル─ソロライヴ・アット・岡本太郎記念館」池田 篤

THE SAX vol.104│Disc Review【JAZZ】
SPIRAL

「SPIRAL:SOLO LIVE スパイラル─ソロライヴ・アット・岡本太郎記念館」池田 篤

【DOD-012】¥2,200(税込)
Days of Delight
[演奏] 池田 篤(A.Sax/S.Sax)
[収録曲]I Remember You、Toitata、Blues Five Spot、Impressions、Flame Of Peace、She Likes To Dance、Star Eyes、Old Folks

 

ソロ活動のほか数々のビッグバンドからのファーストコールなど、アルトサックス奏者としてベテランの域に達した池田篤氏の完全ソロアルバムがリリースされた。
今回のアルバムは、2020年2月に東京・青山の「岡本太郎記念館」で行なわれたライブ録音盤。ライブの勢いそのままに、ダイナミックでほとばしる音の数々、美しく歌い上げるフレーズなど、池田氏の息遣いまでが聴き取れるような一枚だ。2時間一人で吹ききった池田氏から放たれる音色は芳醇で、聴く者を圧倒的に包み込んでしまう暖かさも持っている。その音色は岡本太郎記念館という芸術空間の中だからこそ、より一層に発揮されているのではないだろうか。Days of Delightのファウンダー&プロデューサー 平野暁臣氏はライナーノーツで次のように書いている。「なにも考えず、鼻歌のように“うたう”。それが池田篤の考える最良の即興メカニズムであり、目指すプレイヤー像です」。

 

登場するアーティスト

池田篤
Atsushi Ikeda

国立音楽大学在学時から、山下洋輔(Pf) ほか数多くのグループで活躍。90年から95年まで拠点をニューヨークに移し、ジェシー・デイヴィス(As) らと親交を深める。96年に初リーダー作「エヴリボディズ・ミュージック」を発表。帰国後はソロ・サックスライブを開始し、その集大成として04年に「かはたれとき」を発表。2006年には日米混合グループ“イースト・ウエスト・アライアンス”を結成、米国シアトルで開催されたジャズフェスティバルに出演し、同地でスタジオ録音したアルバム「ジ・イースト・ウエスト・アライアンス」を発表。また、小曽根真(Pf)No Name Horses のアルト奏者としても活躍している。