サックス記事
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ミクスチャー~ジャンルレスな音世界を構築する 現代ジャズ・サックス界の俊英

THE SAX vol.99

今はメッセージ性のあるメロディにこだわっている

マーカス・ストリックランド

2002年にセロニアス・モンク・コンペティションに入賞し注目を浴び、 2005年に自身のユニット“Twi-Life”を結成し本格的な活動を 開始したマーカス・ストリックランド。 ビラルやファロア・モンチをフィーチャーした 2018年作「People Of The Sun」も話題となった。 そんな現代のジャズ・サックス界をリードする俊英が “Twi-Life”を率いての日本公演を敢行。 そのタイミングで彼をキャッチし、インタビューが実現した。 (インタビュー・文:櫻井隆章/協力:丸の内コットンクラブ)

 
現代のコンテンポラリー・ジャズをリードしている一人、サックス奏者のマーカス・ストリックランドが、最新作「PeopleOfTheSun」を引っ提げ、自身のバンド“Twi-Life”を率いて、2019年7月に来日した。まだまだ日本では知名度も低いが、本国アメリカでは最先端のジャズを聴かせる人として知られた存在で、注目の人である。
だが、ストイックで強面(こわもて)のイメージのジャケットに映った表情や、アーティスト写真と違い、実際に会ってみると超・気さくでよく笑う人。さらに話し好きという、取材対象として最高の人なのであった。まずは、今回一緒に来日した自身のバンドについて訊いてみた。
マーカス

僕の最初のバンドは、結成したのが2005年でね。アコースティック・ジャズのバンドだったんだ。何回かのメンバー・チェンジがあって、今のメンバーになったのは2013年だよ。(註:現在のバンドのキーボードはオルガンがメイン、ベースはエレクトリックで、アコースティックなジャズではない)。

次ページにインタビュー続く
・初めは友人の薦めで、もう10年くらいP.モーリアを使っている
・楽器を良く鳴らすということに注意するべきだ

登場するアーティスト

1979年、アメリカ・フロリダ州出身。2002年にセロニアス・モンク・コンペティションに入賞し、一躍注目を集めた。2005年に自身のバンド“Twi-Life”を結成し、さらに評価を高める。2016年に発表したアルバム「Nihil Novi」では、プロデューサーにミシェル・ンデゲオチェロを迎え、壮大なジャンル・レスな世界を構築。ゲストにロバート・グラスパーや、アメリカで活躍中の日本人アーティスト、BIG YUKIなどを迎えたことも話題となった。最新作は2018年リリースの「People Of The Sun」。

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