実力派プレイヤー2人が徹底試奏！フリューゲルホルン吹き比べ11モデル!!

トランペットではなかなか出せない柔らかでメロウな音色が魅力的なフリューゲルホルン。しかし、フリューゲルホルンとひとことで言っても、メーカー・機種によってシャンクも違えば、ベルサイズ、さらには管の巻き方にまで違いが見られる。そんな個性派ぞろいのフリューゲルホルンが今回は11機種も集結。山形交響楽団首席トランペット奏者の井上直樹と、スタジオや熱帯ジャズ楽団などで活躍中の佐々木史郎の両氏に、それぞれの楽器傾向について5項目の表を埋めてもらいながら徹底試奏してもらった。（全文はTHE TRUMPET05本誌にてお楽しみください！）

井上直樹（いのうえ・なおき）

1969年東京都出身。日大鶴ヶ丘高校音楽科を経て日本大学芸術学部音楽学科を優秀な成績で中退。在学中に山形交響楽団トランペット奏者に就任。アフィニス文化財団海外研修生として渡米、ボストン交響楽団首席奏者チャールズ・シュリューターに師事、文化庁特別海外研修員としてスイス、ドイツにて古楽器の研究及び奏法をJFマドゥフ、エドワード・タールに師事。2009年より世界10指のトランペットアンサンブルと言われているTen Of The Bestに唯一のアジア人として加わりドイツ、アメリカ、メキシコ、ロシアなど世界各国で公演。現在山形交響楽団首席奏者の他に山形大学地域教育文化学部客員准教授として後進の指導にあたっている他、中学生から社会人まで幅広く指導している。

 

佐々木史郎（ささき・しろう）

武蔵野音楽大学在学中よりジャズを始め、卒業後、山下洋輔パンジャオーケストラ、東京ユニオン、DREAMS COME TRUEのツアー及びレコーディング等に参加。また、オルケスタ･デラルスのリード･トランペッターとして15回以上の海外ツアーを行ない、その間、ビルボード誌ラテンチャート11週1位、国連平和賞、グラミー賞ノミネート、トゥナイトショウ出演、サンタナとツアーなどの活躍をする。現在は、スタジオミュージシャン、および熱帯ジャズ楽団、BIG HORNS BEEなど多くのバンドに参加している。

 

＜評価項目＞

● 音色の明暗…明るい ↔ 暗い
● 音色の傾向…クリア ↔ ウォーム
● 楽器の抵抗感…少ない ↔ 多い
● 音の立ち上がり…速い ↔ 重め
● 音の抜け感…パワフル ↔ まとまりがある

◆ 試奏モデル