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THE TRUMPET vol.5 | 付属CDレコーディング

トランペット吹きにとっての憧れのナンバーを付属CD[模範演奏+カラオケ]連動で楽譜掲載。ONLINEでは楽曲紹介を掲載。CD音源も試聴できます!

Track No.1~5  [Score  B♭譜 模範演奏・演奏アドバイス:佐久間勲]

[Track No.1]

スティル・ビー・バップ
日野皓正

日本のトランペット界におけるNo.1レジェンドとして誰もが名前を挙げる日野皓正。このカリスマの数多い代表曲のなかでも、テレビCMでの起用などの影響もあり最も印象に強いのが『Still Be Bop(スティル・ビー・バップ)』でしょう。
1980年リリースのアルバム「デイドリーム」に収録されたこの曲。軽快なテンポに乗った勢いのあるテーマメロディに冒頭から一気に引き込まれます。ドラムのスティーヴ・ガッド、サックスのデイヴ・リーブマン、ギターのジョン・トロペイなど、アメリカ東海岸を代表する共演者たちのプレイも冴え渡っています。
そんなバックの演奏も忠実に再現したカラオケに乗って、佐久間勲さんが複雑でメカニカルなフレーズを華麗に決めてくれました。

 

[Track No.2]

スペイン
チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー

今では現代ジャズ界を代表するレジェンドとなったピアニストのチック・コリア。彼が1970年代初頭に、ベースのスタンリー・クラークやドラム&パーカッションのアイアート・モレイラらを招集して結成したスーパーバンドがリターン・トゥ・フォーエヴァーです。その後に大ブームとなったフュージョン音楽の先駆けともなったバンドです。
ホアキン・ロドリーゴの『アランフェス協奏曲』を冒頭に引用していることも有名な『Spain(スペイン)』は、インストゥルメンタリストはもちろん、ヴォーカリストにも多くカヴァーされている大名曲です。彼らの2ndアルバムとなった「ライトアズ・ア・フェザー」のラストを飾る一曲でもあります。
佐久間さんのラテン・フィーリング溢れるプレイでお楽しみください。

 

[Track No.3]

蓮の花
ケニー・ドーハム

前号の付属CDに収録した『Blue Bossa』と並ぶケニー・ドーハムの代表曲がこの『Lotus Blossom(蓮の花)』。1959年に発表したアルバム「静かなるケニー(QUIET KENNY)」の冒頭に登場するナンバーです。6/8拍子と4ビートを組み合わせた独特のテーマを持つ楽曲で、ドーハムのコンポーザーとしての類稀なるセンスを感じさせます。
数多くのカヴァーも存在しますが、今回はトミー・フラナガン(Pf)、ポール・チェンバース(Bass)、アート・テイラー(Ds)と、ドーハムのトランペットという名手揃いのオリジナル・ヴァージョンを下敷きにして、カラオケを制作しました。
佐久間さんのジャジーなプレイは聴きものです。

 

[Track No.4]

フライデーナイト・ファンタジー
ピエール・ポルト楽団

1985年から1997年まで、映画を放映するテレビ番組「金曜ロードSHOW!」のテーマ曲として使用されていた『Friday Night Fantasy(フライデーナイト・ファンタジー)』。メランコリックな調べが印象的で、ある年代以上ではトランペットと聞いて真っ先に連想するのはコノ曲!という方も多いはずです。
フランスの作曲家・指揮者のピエール・ポルトのペンによるナンバーですが、トランペットの主は日本のスタジオ・シーンでその名を轟かせていた数原晋その人です。
真っ赤な夕日が沈む海の映像が目の前に浮かんでくるような、佐久間さんのロマンティックな演奏に聴き惚れてください!

 

[Track No.5]

ソウル・イントロ〜ザ・チキン
ジャコ・パストリアス

もともとはジェームス・ブラウンのバンドJB’sのメンバーであったテナーサックスのピー・ウィー・エリスが作曲したナンバーですが、これを一躍有名にしたのがエレクトリック・ベースの革命児と呼ばれたジャコ・パストリアスです。
ソロ・アーティストとしても名盤を残しているジャコですが、ワード・オブ・マウスと名付けた自身のビッグバンドでの活動にも熱心で、『Soul Intro~The Chicken(ソウル・イントロ~ザ・チキン)』もその来日ライブを収めたアルバム「INVITATION」のテイクが有名です。
今回は「INVITATION」より一年前に、地元フロリダ州フォートローダーデールで行なった演奏を収録したアルバム「バースデイ・コンサート」のヴァージョンをカラオケでは採用しました。
ジャコが作った『Soul Intro』の部分での佐久間さんのアドリブ演奏は必聴です!

 

 

Track No.6 /No.7  [模範演奏:籠谷春香]

[Track No.6](B♭譜)

ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ
エンニオ・モリコーネ

ここからの2曲は、第33回 日本管打楽器コンクール トランペット部門で第1位となった日本クラシック界期待の若手トランペット奏者、籠谷春香さんによる演奏です。伴奏のギターは彼女の東京音楽大学時代の同級生でもあるギタリスト五十嵐紅さんによる演奏です
不朽の名作映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の挿入曲で、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネのペンによる『愛のテーマ』をB♭トランペットの美しい音色で、ギター伴奏をバックに奏でてくれました。

 

[Track No.7](A譜 / Piccolo Trumpet)

トランペット協奏曲
ゲオルク・フィリップ・テレマン

こちらも籠谷春香さんと五十嵐紅さんによる演奏です。トランペットのレパートリーとしてあまりにも有名な、ゲオルク・フィリップ・テレマンの『トランペット協奏曲』から第1楽章 Adagioにトライしてもらいました。
テレマンは後期バロック時代に活躍し、生涯で4000以上の楽曲を残した多作家としても知られている作曲家です。かのモーリス・アンドレをはじめ多くの偉人の録音が残されていますが、籠谷さんもピッコロトランペットによる華やかな音色で演奏してくれました。

 


 

佐久間 勲(さくま・いさお)
茨城県出身。中学校時代にトランペットを始める。明治大学に進学後、ビッグサウンズソサエティオーケストラでリードトランペットを担当、山野ビッグバンドコンテストにおいて最優秀賞受賞。大学卒業後、プロ活動を開始。これまで原信夫とシャープス&フラッツをはじめ多数のバンドに在籍。Quincy Jones 、Pat Metheny、David Sanborn、Marcus Miller、Frankie Valli等、多くの海外アーティストとも共演、また、吉田拓郎、近藤真彦、KEMURI、大塚愛、鈴木雅之、いきものがかり、Superfly、椎名林檎、等のライブサポート、山崎まさよし、関ジャニ∞、嵐、ケツメイシ、大黒摩季、井上陽水、JUJU、等のアルバムなどにも参加。現在、オルケスタ・デ・ラ・ルス、オルケスタ・デル・ソル、渡辺貞夫Orchestra、内堀勝BigBand、BlueNoteTokyo AllStar Jazz Orchestra等で活動中。オルケスタ・デ・ラ・ルスの最新アルバム「Gracias Salseros」がキングレコードから今年7月にリリースされたばかり。

 

CD Information

「Gracias Salseros」オルケスタ・デ・ラ・ルス
【KICS-3831】¥3,000(税別)キングレコード
[収録曲]Gracias Salseros、Soy Sopera、Azucar Mambo、つぐない、La Cosa Buen、La Mentira、さくら さくら (LIVE)、Celia Cruz Tribute Medley (LIVE)、La Cosa Buena(Japanese Ver.)
[演奏]NORA(Vo)、佐久間勲/五反田靖(Tp)、前田大輔(Tb)、相川等(Tb,Cho)、JIN(Vo,Cho)、鈴木喜鏤(Timbales, Cho)、伊波淑(Congas)、佐藤由(Bongo)、斎藤タカヤ(Pf, Cho)、澁谷和利(Bass)

 

 
籠谷春香(かごたに・はるか)
東京音楽大学を首席卒業。大学3年で第81回日本音楽コンクールトランペット部門第2位・岩谷賞(聴衆賞)受賞。第33回日本管打楽器コンクールトランペット部門第1位・特別大賞・内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・東京都知事賞を受賞。NHK-FMリサイタル・ノヴァに出演。トランペットを松田次史、津堅直弘、アンドレ・アンリ、高橋敦、栃本浩規、長谷川智之の各氏に師事。

 

五十嵐紅(いがらし・こう)
東京音楽大学卒業。第27回スペイン音楽ギターコンクール第2位をはじめ5つのコンクールで優勝・入賞。在学中に定期演奏会ソロ部門に選抜。ソリストのほか様々な楽器との室内楽奏者としても活動している。作曲家の新作初演にも力を入れ、自身も作曲・編曲を手がける。
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