付属ダウンロード音源 レコーディング
トランペット吹きにとっての憧れのナンバーを付属ダウンロード音源[模範演奏+カラオケ]連動で楽譜掲載。ONLINEでは楽曲紹介を掲載。ダウンロード音源も試聴できます!
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Track No.1〜4 [Score B♭譜 模範演奏・演奏アドバイス:田中充]
[Track No.1]
September
アース・ウインド&ファイア
骨太なファンク&ソウルのナンバーから煌びやかなディスコ&ダンスのレパートリーまで、幅広いサウンド・エッセンスを誇る当ジャンルのシンボル的なバンドであるアース・ウインド&ファイアー。曲作りから歌や演奏までもバンドで完結する、大型セルフ・コンテインド・グループの先駆けでもあります。バンド・メンバーにサックスのアンドリュー・ウールフォーク(2022年4月に逝去)を擁し、フェニックス・ホーンズというホーンセクションをサイドメンバーに持つなど、管楽器を活かしたバンド・アンサンブルも特徴的です。
そんな彼らが1978年にシングルで発表した『September』。日本では最も知られるアースの楽曲と言えるでしょう。熱帯JAZZ楽団のカバーも有名で、吹奏楽でも人気のナンバーとなっています。今回はトランペットで吹きやすい熱帯JAZZ楽団ヴァージョンのキーで田中充さんが自由自在に演奏してくれました。
[Track No.2]
Mercy,Mercy,Mercy
キャノンボール・アダレイ
ソウル&ファンク系のセッションでは定番のナンバーである『Mercy, Mercy, Mercy』。作曲したのは後にマイルス・デイヴィスのバンドを経て、フュージョン黄金期を彩ったスーパーバンドであるウェザー・リポートを結成するキーボード奏者のジョー・ザヴィヌルです。1966年にリリースされたサックス奏者キャノンボール・アダレイの同名アルバム「マーシー・マーシー・マーシー」の中の1曲として提供されました。キャノンボールもマイルスとの縁が深いアーティストですが、このアルバムにトランペット奏者として参加したのは、実弟であるナット・アダレイです。
先行シングルとしてリリースされた同曲はナショナル・チャートで11位、R&Bチャートで2位を記録するヒットとなり、アルバムはグラミー賞の最優秀インストゥルメンタル・ジャズ・パフォーマンス賞を受賞しました。自身のレパートリーでもあるという田中充さんのジャジーな演奏をお楽しみください。
[Track No.3]
Dancing Queen
アバ
2021年11月に40年ぶりとなるオリジナルアルバム「ヴォヤージ」を発表して、世界的な話題となったことも記憶に新しいアバ。スウェーデン出身のアグネッタとビョルン、アンネフリーダとベニーという2組の夫婦(後に離婚)からなる1972年結成のポップ・グループです。そんな特徴的なバックグラウンドも相俟って、日本でもデビューから間もなくして早くから人気に火がつきました。1974年に『恋のウォータールー』、1975年に『悲しきフェルナンド』や『SOS』と順調にヒットを飛ばしますが、何と言ってもその地位を不動ものとしたのが1976年に発表した『Dancing Queen』ということになるでしょう。当時のディスコ・ブームにも乗ってヨーロッパのみならずアメリカでも大ヒットを記録しました。
オリジナルを忠実に再現した伸びやかなカラオケのバック・サウンドに乗って、田中充さんがソウルフルなニュアンスも加えた気持ちのいい演奏を聴かせてくれます。
[Track No.4]
What Is Hip?
タワー・オブ・パワー
“宇宙一のファンクバンド”という異名もとる1968年にオークランドで結成されたタワー・オブ・パワー。トランペット2人を含む5管のホーンセクションが大きなトレードマークともなっている、今も現役の長寿グループです。ホーン隊は“タワー・オブ・パワー・ホーンズ”として、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースなどのバックアップも務めました。
『What Is Hip?』は彼らが1973年に発表したセルフタイトルのアルバム「タワー・オブ・パワー」に収録されたナンバーで、彼らの名前が全米に広く知れ渡るきっかけになった一曲です。ちなみに当時のトランペット奏者は最近ではDREAMS COME TRUEのツアーにも参加しているグレッグ・アダムスでした。今回のカラオケは同曲をベーシストのマーカス・ミラーが自身のアルバム「フリー」(2007年)でカバーしたアレンジを採用しています。田中充さんが歯切れの良い演奏でキメてくれました!
田中充
京都府福知山市生まれ。幼いころから音楽好きの父の影響を受け、ピアノ、サックス、トランペットで遊ぶ。1991年 群馬交響楽団、牧野徹氏に師事。1997年渡米、ボストンのバークリー音楽大学に入学し、タイガー大越氏に師事。音楽理論、作編曲等について学ぶ。1999年に帰国後、自己のバンド「ミツルジルシ」を率いて東京を中心に活動中。オリジナル曲を中心にした2枚のアルバム「ミツルジルシ」「空を弾む」が発売されている。また、スキマスイッチ、椎名林檎、槇原敬之、今井美樹、いきものがかり、DREAMS COME TRUEをはじめ、様々なアーティストのライブ、レコーディングのサポートメンバーとしても活動している。2022年度からは昭和音楽大学で教鞭も執っている。