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THE TRUMPET vol.6 | 付属CDレコーディング

トランペット吹きにとっての憧れのナンバーを付属CD[模範演奏+カラオケ]連動で楽譜掲載。ONLINEでは楽曲紹介を掲載。CD音源も試聴できます!

Track No.1~7  [Score  B♭譜 模範演奏・演奏アドバイス:Atsuki(FIRE HORNS)]

[Track No.1]

ルパン三世のテーマ ‘78
大野雄二

言わずと知れたアニメ『ルパン三世』のメイン・テーマ。いくつかのヴァージョンが存在しますが、ここで参考にしているのは最も有名な1978年ヴァージョンです。アニメ自体は1971年に最初の放送が開始されましたが、この通称「旧ルパン」から装いも新たになった(ルパンのジャケットも緑から赤へ)「新ルパン」で大野雄二が音楽を担当するようになりました。そこで初お目見えとなったのが、このオリジナル・ヴァージョンということになります。
オリジナルのトランペットは、大野雄二の朋友とも呼べる数原晋。スタジーシーンで長らくファーストコールの座に就き続けたレジェンドです。Atsukiは、その数原氏も愛用していたドミニクカリキオのトランペットで伸びやかな演奏を披露してくれました。

 

[Track No.2&No.3]

Pretender
Official髭男dism

J-POPシーンのヒット・チャートを席巻し続ける「ヒゲダン」の愛称で知られる若手人気バンドOfficial髭男dism。その代表曲でもあり2019年の「紅白歌合戦」でも歌われた『Pretender』は、映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のテーマ曲にもなりました。
「ヒゲダン」のサポートを長く務めているAtsukiですが、この曲にはそもそもホーンが入っていないのでレコーディングなどには参加していないそう。それでも親しい間柄ということで曲の解釈はバッチリ。今回はオリジナルのキーと、ビギナーにもトライしやすい移調したキーの2ヴァージョンで模範演奏をしてくれました。原調のほうのテイクでは、メロディ部分はフリューゲルホーンで吹き、アドリブのパートはトランペットに持ち替えてプレイしています。

 

[Track No.4&No.5]

ノーダウト
Official髭男dism

『ノーダウト』も『Pretender』と同じくOfficial髭男dismのナンバーです。彼らにとってメジャー・デビュー・シングルともなった一曲であり、こちらはフジテレビ系月9テレビドラマ版の「コンフィデンスマンJP」テーマ曲になりました。
ミディアム・テンポの『Pretender』とは打って変わって、アップ・テンポのグルーヴィーなノリのいいナンバーである『ノーダウト』。この曲でもAtsukiはオリジナルのキーでのプレイと、初級者にも演奏しやすいキーに移調したヴァージョンの2テイクをレコーディングしてくれました。軽快なファンキー・ビートに乗った、リズミカルかつスピード感あふれる演奏と、明るくパワフルな派手めの音色が耳をひきつける、快演を聴かせてくれます。

 

[Track No.6]

Birdland
ウェザー・リポート/メイナード・ファーガソン

キーボードのジョー・ザヴィヌルとサックスのウェイン・ショーターがマイルス・デイヴィスのバンドで再会したことをきっかけに結成に至ったウェザー・リポート。1970年台後半からの世界的フュージョン・ブームに一役買った同グループの代表曲のひとつが『Birdland』です。オリジナルは「へヴィ・ウェザー」という彼らの8枚目のアルバムに収録。
一方で彼ら二人が最初に出会ったのが、メイナード・ファーガソンのビッグバンドでした。そして、ファーガソンも『Birdland』をレパートリーとしていて、トランペット愛好家にとっては、こちらの方が身近でしょう。Atsukiも同じくということで、今回はアレンジ自体はウェザー・リポートのライブ・ヴァージョン、キーについてはメイナード・ファーガソンのヴァージョンに合わせています。

 

[Track No.7]

スター・トレックのテーマ
メイナード・ファーガソン

Atsukiが敬愛してやまないトランペットの偉人であるメイナード・ファーガソン。ハイノートヒッターとしても有名なファーガソンですが、その真骨頂を聴ける代表曲として『ロッキーのテーマ』とともに常に挙げられるのが、この『スター・トレックのテーマ』です。
「スター・トレック」はアメリカのSFテレビドラマ・シーリーズで、日本でも放映され人気を博しました。ですが、ある年代以上の方にとっては、日本テレビ系のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ曲としてのほうが馴染み深いのではないでしょうか。それが、このファーガソンのヴァージョンです。1976年のアルバム「征服者〜ロッキーのテーマ」に収録されていて、超絶のハイノートを聴くことができます。Atsukiがそれを見事に再現してくれました。

 

 

Track No.8  [模範演奏:籠谷春香]

[Track No.8](A譜 / Piccolo Trumpet)

トランペット協奏曲
ジュゼッペ・タルティーニ

ラストに収めた一曲、タルティーニ『トランペット協奏曲』は前号から引き続いての登場となる、第33回 日本管打楽器コンクール トランペット部門で第1位となった日本クラシック界期待の若手トランペット奏者、籠谷春香による演奏です。伴奏は彼女の東京音楽大学時代の同級生でもあるギタリスト五十嵐紅が担当してくれました。
前号でのテレマンや、ハイドン、フンメルの『トランペット協奏曲』とも並ぶ、クラシックのトランペットでは定番のレパートリーとして名高い同曲。タルティーニはイタリアの作曲家兼ヴァイオリニストで、後期バロック時代に活躍しました。多くの名トランペット奏者がレコーディングもしていますが、籠谷さんも華やかなピッコロトランペットで好演を残してくれました。

 


 

Atsuki
1984年、長野県に生まれる。小学校4年生からトランペットを始め、小・中・高校は、吹奏楽部でトランペットを学ぶ。高校3年生の時、日野皓正氏と共演。その際に日野氏より「マイルス・デイヴィスみたいな演奏だったな、君のプレイには感性があるよ。日本のトランペット界をリードしていくミュージシャンになれるだろう。」と言葉をもらい、プロの道を目指す決意をした。諏訪東京理科大学在学中、トランペットを佐々木史郎氏に師事し、大学卒業後上京し、プロ活動をスタートさせる。2010年Lynn Nicholsonに師事。MF Protocolを習得する。スガシカオに命名されたホーン・セクション「FIRE HORNS」のリーダー、トランぺッター、アレンジャー、プロデューサーである。

 

 
籠谷春香(かごたに・はるか)
東京音楽大学を首席卒業。大学3年で第81回日本音楽コンクールトランペット部門第2位・岩谷賞(聴衆賞)受賞。第33回日本管打楽器コンクールトランペット部門第1位・特別大賞・内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・東京都知事賞を受賞。NHK-FMリサイタル・ノヴァに出演。トランペットを松田次史、津堅直弘、アンドレ・アンリ、高橋敦、栃本浩規、長谷川智之の各氏に師事。

 

五十嵐紅(いがらし・こう)
東京音楽大学卒業。第27回スペイン音楽ギターコンクール第2位をはじめ5つのコンクールで優勝・入賞。在学中に定期演奏会ソロ部門に選抜。ソリストのほか様々な楽器との室内楽奏者としても活動している。作曲家の新作初演にも力を入れ、自身も作曲・編曲を手がける。

 

 

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