トランペット記事 US発の最先端ジャズを体現する尖鋭トランペッター アンブローズ・アキンムシーレ
  トランペット記事 US発の最先端ジャズを体現する尖鋭トランペッター アンブローズ・アキンムシーレ
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THE TRUMPET vol.15 Interview

US発の最先端ジャズを体現する尖鋭トランペッター アンブローズ・アキンムシーレ

ARTIST

19歳でサックス奏者スティーヴ・コールマンのバンド、ファイブ・エレメンツのメンバーに抜擢され、本格的に活動をスタート。2007年にはセロニアス・モンク・ジャズ・コンペティションで優勝し一躍注目の存在となったアンブローズ・アキンムシーレ。
現在までBlue Noteレーベルなどから計8枚のアルバムを発表し、現代ジャズ・シーンにおける最高峰トランぺッターへと登り詰めた彼が、自身のプロジェクトを率いて初めてブルーノート東京のステージに立った。
同じタイミングで本誌初インタビューも実現した。
(インタビュー・文:櫻井隆章/取材協力:ブルーノート東京)

高校生のハイスクール・バンドで初来日し、ホーム・ステイで滞在

まだ一般的な知名度は高いとは言えないが、でも静かに注目を浴びているトランぺッター、アンブローズ・アキンムシーレ。彼が自らのグループを率いて日本公演をブルーノート東京で行なった。二日間だけ、計4回の公演で、筆者が観たのは初日のファーストだったにも関わらず、客席は満員。これには驚いた。彼に注目している人たちがこんなにも多かったとは。早速、その公演の前に楽屋で話を聞いた。

これが初めての日本でのライブではないですよね? 初めて日本に来たのはいつですか?
アンブローズ
実は、僕が16歳の時、1998年なんだ。僕はまだ高校生で、ハイ・スクール・バンドのメンバーに選抜され、日本でのライブをしに来た。その時は、ホテルに泊まるとかではなくて、一般のボランティアのような人たちの個人宅にそれぞれ泊めてもらったんだよ。いわゆるホーム・ステイだね。
えぇぇ? それは貴重な体験ですよね。で、どんな感じでした?
アンブローズ
僕の人生はそこで変ったね(笑)。食べ物も文化も人々の優しい気性も、すべてが刺激的で本当に僕の人生はそこで変ったんだよ。それ以来、日本という国は僕の中では特別な存在となったな。
 

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・ジョニやコルトレーン、マイルス、ガレスピー、そしてダリからも刺激を受ける

 

アンブローズ・アキンムシーレ Ambrose Akinmusire
1982年生まれ。ナイジェリアの血を引き、カリフォルニア州オークランド育ち。3歳からピアノを始め、ショパンからビョークまで幅広い音楽性を吸収した。18歳でジョー・ヘンダーソン、スティーヴ・コールマン、ビリー・ヒギンズなどと共演し、19歳でスティーヴ・コールマンのバンドであるファイブ・エレメンツに加入。大規模な欧州ツアーを経験する。その後、南カリフォルニア大学で修士の学位を取るために西海岸に戻る。2007年度、テレンス・ブランチャード、クインシー・ジョーンズ、ハーブ・アルパート、ヒュー・マセケラ、クラーク・テリー、ロイ・ハーグローヴ等が審査員だった“セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション”で優勝、同年カーマイン・カルーソー国際ジャズ・トランペット・ソロ・コンペティションでも優勝し、一躍ジャズ界の注目の的となった。2008年にFresh Sound New Talent Labelから「Prelude…To Cora」でデビュー、2011年にブルーノートに移籍し5枚のアルバムをリリース、最新作はノンサッチ・レーベルから昨年にリリースした「Owl Song」。

 

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