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バンスタを活用して基礎力を上げよう!

第1回 バンスタとは?

小学校から高校まで人気の部活 吹奏楽部。全国の多くの学校、団体が日々練習を積んでコンサートやコンクールに備えています。
基礎力を向上するためにほとんどの学校や団体が取り入れているのが、「基礎合奏」です。基礎合奏では何らかのテキストを使うことがほとんどですが、広く取り入れられているのが、通称「バンスタ」でしょう。

では「この本をフル活用していますか?」と聞くと……自信を持って「はい!」と答えられる指導者は少ないのでは?
そこで、この「バンスタを活用して基礎力を上げよう!」というシリーズを開始! バンスタの活用法のアイデアを顧問の先生方や指導者の方に知ってもらおうという全3回の企画です。
バンスタを活用して、「基礎合奏力」を上げバンドのレベルアップを目指しましょう!


バンスタMENU

通称「バンスタ」とは、「JBCバンドスタディ 音づくりから音楽表現まで」(ヤマハミュージックジャパン 刊)のことです。
赤い表紙が印象的なこの教則本は、指導書と各パートのための18冊のパートブックから成ります。指導書には各楽器の名称や奏法の基礎が書いてあり、指導者に知っておいてほしい知識を得ることができます。さらに個人練習、パート練習としても活用できる教則本です。
ところが学校の現場では、顧問の先生が生徒全員の練習を見る余裕はありません。そのため先生や指導者がこの教則本の意図を生徒に教えていき、生徒たちが活用していくことになります。まずは指導書の概要を見ておきましょう。

 

スタディI 基礎知識と個人の基礎練習(楽器の各部の名称/奏法の基礎/奏法のチェックと各楽器のチューニング)

スタディII 合奏の音づくりと楽譜の理解(バンド全体のチューニング/ユニゾンの練習/コードの練習/リズムの練習/トレーニングのヴァリエーション/楽曲を使ったトレーニング)

スコア集(豊かな響きをつくるための練習/スケールとカデンツ/インターヴァル/インターヴァル〜コード/リズム/音づくりのためのコラール)

スタディIII 音楽づくり(指揮について/楽曲を演出しよう/コラールI/コラールII/音符以外の指示記号・用語の読み方)

知識編(吹奏楽の歴史/吹奏楽の形態/移調楽器とは/バンド指導を効果的に/展開するために用意するもの/練習場の条件/楽器の適正とパート分け/基本的な練習計画の立て方/バンドセッティング/吹奏楽用語集)

 

 

では次のページから顧問の先生・指導者がどう活用していくと良いか解説していきます。

 

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