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Ocarina vol.34

弓場さつき

弓場さつき

10 歳よりOcarina を始め、大沢聡氏に師事したあと、プロ奏者として本格的な活動をスタートさせた弓場さつきさん。今年からYouTube に動画を投稿するなど、新しい活動も開始している注目度の高い若手実力派プレイヤーの一人です。
現在は地元の福岡に拠点を移していますが、精力的に演奏活動を続けています。そんな弓場さつきさんのOcarina 人生に迫りました。

 

「となりのトトロ」がきっかけ

Ocarina に出会ったのはいつですか?
弓場さつき
(以下、弓場)
オカリナを知ったのはジブリ映画の「となりのトトロ」でした。私の名前はトトロに出ている「サツキ」からつけられました。弟もそうです(笑)。
一家でジブリが大好きで、トトロの中でオカリナを吹いているシーンがあって、オカリナという言葉が歌詞にも出てくるので、オカリナの演奏はずっと聴いていました。宗次郎さんのCD もありましたね。小学3年生から音楽の授業でリコーダーが始まって好きになり、家でもリコーダーを吹いていました。これもオカリナにつながったのだと思います。そして5年生のとき「オカリナを買って」と親に言ったそうです。絵付けのオカリナを買ってもらったのですが、ぜんぜん音が鳴らなくて。父の職場の知り合いがオカリナを習っていて、同じ町内でレッスンされていたのでちゃんと吹けるようになりたいと思って通い始めました。
今年のリサイタルツアーの福岡、大阪の2公演が延期になっていますね。
弓場
開催を今年にするか年明けにするか迷っているところですが、福岡公演と大阪公演は必ず行ないます。すでに全5公演中3公演は終了しているのですが、3公演やった感想としては濃厚すぎて聴くほうも大変だったのかなと(笑)。
今回の大阪公演についてはオカリナ、ピアノ、ギターのトリオで、福岡だけは他の4公演と違っていてオカリナ、ピアノ、パーカッションのトリオで臨む予定でした。6割くらいはクラシック曲で、ピアノともギターとも新しい曲があったので、それを今の自分の最大限としてお披露目したかったという想いがありました。1年間の集大成としてのツアーなので、今できる最高のプログラムとして組んでいます。演奏活動ができないことで自粛期間中はみなさんに心配をおかけしましたが、けっしてマイナスな時間ではなく、いろんな経験ができました。福岡と大阪でのコンサートを開催するときはこんなふうに音楽が変わったんだよって見せられるようにできたらと思っています。だから、残りの2公演はプログラムも変わると思います。絶対に聴いてほしい曲は継続しますが、季節に合わせたプログラムにしていたので、この自粛期間に挑戦した曲をお聴きいただけるように準備していきたいと思います。

 

インタビューはさらに続きます。全文は本誌Ocarina Vol.34でお楽しみください。

 

Profile
弓場さつき Satsuki Yuba

1991年、福岡県福岡市出身。10歳よりオカリナを始める。福岡県立修猷館高等学校を卒業後、2010年より山梨県に移り住み大沢聡氏の元へ弟子入りする。2011年5月、第46回国際芸術連盟新人オーディションに合格し審査員特別賞並びに奨励賞受賞。本格的にプロ奏者として活動を開始する。2013年7月、ファーストアルバム「Strada」を発表。2014年、自身が開発に携わった「Satsuki Ocarina」をFocalink社より発売。2018年にはトリプル管も発売し、全8種類を全国展開している。2015年株式会社ブレーメンより、弓場さつき監修複数管オカリナ用楽譜を発売。現在もシリーズとして展開中。2016年夏、ドイツとオーストリアに短期滞在。オカリーナの他、あらゆる楽器のスペシャリストである世界的な音楽家・ルッキーニ氏の指導を受ける。これまでに、アメリカ・イタリア・中国・韓国で開催された国際オカリナフェスティバルにソロ演奏で参加し、好評を博す。2018年4月、クラシックギタリスト加藤優太氏とのデュオアルバム「colorido」を発表。2019年4月、クラシックギタリスト加藤優太氏と音楽事務所「studio Quokka」を設立。現在は福岡県を中心に、演奏家・講師として国内はもとより海外にも活動の幅を広げている。2019年9月、NHKホールで公開収録されたNHK BSプレミアム「こころの歌人たち スペシャル ~歌よ未来へ~」ゲスト出演。山梨オカリナ連盟参与。東京オカリナカルテットメンバー。studio Quokka副代表。







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