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Ocarina vol.33

椎名春奈

椎名春奈

数々のオカリナコンクールで入賞を果たしている椎名春奈さん。昨年(2019年)開催された第20回大阪国際音楽コンクールにも出場され、民俗楽器部門で第1位となり、Ocarina では初の快挙、さらにオーディエンス賞も受賞するなど、いま注目のOcarina奏者の一人です。そんな椎名春奈さんのOcarina人生に迫りました。

 
椎名さんが最初に始めた楽器は?
椎名春奈
(以下、椎名)
6歳のとき、ピアノをやってみたい! と親に泣きついたのになぜかエレクトーンを習うことになりました。おかげで映画音楽やミュージカル音楽に触れる機会が多く、ただ楽しくノリで弾いていました。中学入学と同時に吹奏楽部で念願のフルート担当になり、それからは高校、大学、職場まで吹奏楽漬けの毎日。音楽大学には進学せず、吹奏楽コンクールとアンサンブルコンテストで全国大会に出場する夢を大学と職場の部で叶えました。
Ocarinaと出会ったのはいつですか?
椎名
師事していたフルートの先生の紹介で、札幌市内の音楽教室でフルート講師として採用されました。面接で「オカリナも教えてくださいね」と言われ、オカリナ……? どんなのだっけ? と慌てていたらアルトC 管を手渡され「5,000円ね」と買わされました(笑)。翌週に体験レッスンが入っていたので教本を買って1週間猛練習。吹いてみたら、なにこれ! 楽しい! とハマり、ジブリ曲集なども吹きまくって運指を覚えました。
Ocarinaの魅力は何だと思いますか? 逆にOcarinaならではの難しさは?
椎名
不思議なくらいに聴く人を惹きつける音色ですね。フルートのコンサートで1曲オカリナを入れたら、どんなフルートの難曲よりもオカリナで吹いた童謡のほうがお客さまの反応が大きかったりします。気づいたらオカリナだけでコンサートを組み立てるようになりました。誰でもすぐに音を出せるからこそ、音程や音色を保つのに息のコントロールが難しい楽器だと思います。

 

インタビューはさらに続きます。全文は本誌Ocarina Vol.33でお楽しみください。

 

Profile
椎名春奈 Haruna Shiina

岩手県宮古市出身。岩手県立宮古高校、札幌大学卒業。中学の吹奏楽部でフルートに出会い、札幌大学吹奏楽団、高橋水産吹奏楽団klingenに所属し北海道代表として全日本吹奏楽コンクール、全日本アンサンブルコンテストに出場。第8回日本クラシック音楽コンクール 大学フルート部門全国大会入選、札幌市新人音楽会、旭川市新人音楽会、道立三岸好太郎美術館ミニリサイタル等出演。2014年、第2回楽しいオカリーナコンクールソロ部門第3位ならびにホンヤミカコ賞。2015年、第2回日本オカリナコンクール独奏部門一般の部第1位ならびに審査員特別賞。2016年、第3回日本オカリナコンクールデュエット部門第1位、第4回楽しいオカリーナコンクールアンサンブル部門第1位。2019年、第20回大阪国際音楽コンクール民俗楽器部門ファイナル第1位、グランファイナル=ガラコンサートにてオーディエンス賞を受賞。全国でも数少ない複数管オカリーナプレイヤーとして、全国のオカリナフェスティバルや、道内各地でオカリーナセミナーやコンサート、学校での芸術鑑賞会などに出演するほか、北海道内で後進の指導にもあたる。札幌大学吹奏楽団コーチ。Viva!!Ocarina北海道コンサート実行委員長。





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