オカリナ記事 日韓友好の証となる日本の土と韓国の土をブレンドしたOcarinaの製作を開始
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Ocarina vol.45│佐藤一美×Ocarina Suhee

日韓友好の証となる日本の土と韓国の土をブレンドしたOcarinaの製作を開始

本誌でもおなじみの佐藤一美さんと、韓国はもちろん、その明るい人柄で日本でも高い人気を誇るOcarina Suhee(スヒ)さんは、Ocarinaという楽器を通じて親交を深めてきました。これまで、Suheeさんが主催する韓国でのOcarinaイベントに佐藤さんが参加したり、Suheeさんが定期的に日本を訪れ佐藤さんと行動を共にしたり、演奏会にゲスト出演したりもしています。
そして、お二人は2023年10月に韓国で行なわれる予定の国際的なOcarinaフェスティバルでの発表に向けて、日韓友好の証となる日本の土と韓国の土をブレンドしたOcarinaの製作を開始しました。そこで、日本で打ち合わせ中のお二人をキャッチ。現在製作中のOcarinaのことはもちろん、二人の出会いなどについてもお聞きしました。

チョナン出身のOcarina奏者

日本でもご存じの方が多いと思いますが、Ocarina Suheeさんは韓国のOcarina奏者ですね。
佐藤
SuheeさんはFacebookで有名なんです。アマチュアの方とも最近親交が深くなってFacebookを通じてお友だちがたくさんできています。人気者です。とてもきれいでかわいいから、どこにいっても可愛がられています。旦那様もすごくいい方なんですよ。
Suheeさんのご出身はどちらですか?
Suhee
チョナン(天安)です。ソウルからクルマで1時間くらいかかります。一番有名なのは“くるみパン”です。「チョナンの名物くるみパンです〜」と、電車の中で車内販売をしています。
それと、踊り・祭りが有名です。いろんな民族の踊りや、踊りのコンクールも行なわれています。服や化粧、踊りも派手でとっても楽しいです。ぜひいらしてください。私もその祭りでオカリナコンサートを開催しています。私の旦那さんの仕事は祭りやコンサートのプロデュースです。
佐藤
くるみパンは、日本のたこ焼き器で焼いたような小さなカステラといった感じで、ほのかに甘くて美味しいんです。
Suheeさんがオカリナを知ったのはいつですか?
Suhee
私はもともとクラシックを勉強していて、大学でパイプオルガン、大学院ではフルートを学びました。卒業後、音楽の講師として小学校や中学校で教えていたとき、ちょうど韓国でも宗次郎さんのことが知られるようになりオカリナが流行りました。子どもたちにとってフルートは難しいので、比較的易しいオカリナで一緒にハーモニーを作っていく楽しさを教えたいと考え、まずは私がオカリナを練習して子どもたちに教えていました。そして、子どもたちをコンクールに連れていきました。
現在、お二人の出身地である栃木と天安の土でオカリナを作るそうですね。
佐藤
はい。Suheeさんの出身小学校の土をいただいて、私のほうはなじみの深い小学校の校庭の土をいただいて、それぞれの国の土を混ぜた粘土でオカリナを作ったらどうかとSuheeさんがアイデアを出されました。

インタビューはまだまだ続きます。全文は本誌Ocarina Vol.45でお楽しみください。

 

Profile
佐藤一美 Kazumi Sato

栃木市出身。桐朋学園大学音楽学部フルート科卒、同大学研究科修了。1990年、NHKラジオFMリサイタル等でフルート奏者としてプロデビューする。1997年、オカリナアルバム『光の道』発表。谷津干潟を歌ったこのアルバムはNHKテレビ等、メディアで取り上げられ、以来、国内外で演奏を展開中。海外公演は2009年トルコ共和国イズミール公演以来、韓国、イタリア、アメリカ、中国、台湾等、6カ国、100公演以上に及ぶ。CD作品は、5thアルバム「トロイメライ」(Laisse CD)、吉田正・交響組曲(VICL- 60651)等。著書に「大人の為のオカリナ教室」(シンコーミュージック)、佐藤一美オカリナ曲集(Noble社)等がある。フォーカリンク社から佐藤一美モデルオカリナ「シレーナ」を発売。日本童謡協会正会員(作詞、作曲)。日本著作権協会準会員。

 

Ocarina Suhee(陸 秀煕 ユク・スヒ)
大学でパイプオルガン、大学院ではフルートを専攻。カーネギーメロン大学でDalcroze Music Education Program修了。「東の海の優しいお隣さん」の愛称でオカリナフルアルバム4枚リリース。オカリナシングルアルバム『オカリナ・ラテ』、『花様年華』、『胡桃菓子』、『天安三叉路』、『私を愛する』リリース。2018年平昌冬季オリンピック応援ソングのオムニバスアルバムに参加。韓国、日本、中国、イタリアの国際オカリナフェスティバルに招かれ演奏。日本では300人規模の大合奏で演奏と指揮を担当。Seraphimオカリナアンサンブル音楽監督。

 






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