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Ocarina19号

ティアーモオカリナ クォーレ バス C、ついに完成!

吉田雅和

クォーレ バスCの製作者、アモール・ムジカの吉田雅和さん



プロ・アマを問わず、多くの奏者に支持されているティアーモオカリナ。その製作を手がける“アモール・ムジカ” 吉田雅和さんの斬新な発想と豊富なアイデアにより、これまでありそうでなかっ た超軽量のバスC管を完成させた。
ここでは、開発に4年を費やし誕生した、まったく新しいクォーレオカリナを紹介しよう。




クォーレオカリナの コンセプト

楽器の形状からクォーレ=心(ハート)と名付けました。軽量であることを大前提に、均一な厚さで継ぎ目のない楽器を目指しました。微妙な差だと思いますが、楽器の内部は継ぎ目のないキレイな状態のほうが音がよく響きます。11孔と12孔を設定しています。
私としては11孔が好みですが、息を必要とする楽器なので、息の弱い人向けの12孔も設定することにしました。音色的にはファエンツァに近く、柔らかいけど芯があってより遠くに飛ぶようなイメー ジです。

クォーレ バスC

左:ともにバスC管。左が黒陶モデル、右がクォーレ、右:BC11とBC12では厚さが違う。左がBC12、右がBC11



11孔と12孔の違い

外形のサイズは変わりません。音孔が増えているのは当然ですが、内容積は12孔 (BC12)のほうが広く、その分、楽器が薄くなっています。このように内容積の大きさは楽器の肉厚で変わります。 個人的に孔の数は少ないほうが音を出しやすいと考えています。音色としても少ない孔のほうがいいんじゃないかな。だから、12孔(BC12)にすると音に関しては微調 整が必要で、製作ではその調整に時間がかかります。11孔のほうが作りやすいです。 イタリア製の楽器は10孔にしていますし、大きい楽器では9孔もあります。これは音色にこだわっているんでしょうね。

クォーレ バスC

左:アルトCとほぼ同じ重さのBC12、右:アルトFとほぼ同じ重さのBC11



クォーレ バスC

● 標準本体価格:¥40,000
● 発売元:有限会社 林楽器商会
TEL:03-3383-6151 FAX:03-3383-9901
http://shop.rhythmania.co.jp/







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