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15モデルを佐藤一美さんに吹き比べてもらいました。

お気に入りのmy Ocarina ソプラノC管編

佐藤一美さんに聞く

Ocarina vol.4vol.8では、アルトC調の試奏・検証を特集したが、今回はこれまでとは異なり、Ocarinaの中でも一番高い音域のソプラノC調を15モデル集め、オカリナセブンなどで活躍されている佐藤一美氏に試奏・検証していただいた。また、添付CDには特集で紹介している全15モデルの楽器の音を収録しているので、楽器購入時のヒントにしていただきたい。 佐藤氏はカンターレ・オカリーナの楽器を使用しているが、評価が高かったのは中庸な息で上も下もスムーズに吹ける楽器だった。好みとしては、Ocarinaらしい明るくクリアな音のする楽器だという。 さて、佐藤氏に追加取材として、初心者にオススメの楽器や、オススメの練習法、息を安定させる方法を訊いたので、ここで紹介しよう。

 

初心者にオススメの楽器は?

初心者の方は息のコントロールができないと思いますので、中庸な息で全音域を吹けるような楽器を探すのが一番いいと思います。いろいろな楽器を吹いて試していただき、自分がいいと思うものを選んでください。ただ、「この音が好き」ということで楽器を選ぶのもいいと思います。ソプラノC調でも選び方は同じで、低い音も高い音もしっかりと鳴ってくれるものを選んでください。試奏するときなどは、低いシとラ、高いミやファなどの息の入れ具合をいろいろと変えてみて、その楽器がどのくらい息を受け入れてくれるのか、また自分の息に合っているのかを試していただければと思います。

 

オススメの練習法はありますか?

みなさん、決まった箇所が難しかったり、吹けなかったりすると思うんです。その上手くいかない小節のところから練習するよりも、少し手前に戻って練習するのがいいと思います。効果的な練習法としては、キーボードなどの楽器でメロディを弾いて、それを録音し、レコーダーなどで音を流して練習することが有効かなと思います。そのとき、上手くいかない区間を繰り返し練習して、できるようになったら区間を広げていき、また練習することをオススメします。そして、問題なくできるようになったら、1曲通して練習すると、効率良く練習できると思います。

 

息を安定させる方法は?

まっすぐな息がどのくらい続くのかを毎日トライしていただければと思います。

 

楽器の持ち方を教えてください

厚みのある本を掴むようなイメージで楽器を持っています。下側を親指で支え、上側は小指から人差し指まで4本を使って持つ感じです。高い音を吹く時にはいろいろな支え方があります。私の場合は右端を小指と薬指で挟むようなかたちで持ち、左手はオカリナの丸い部分の中心よりやや下のあたりに親指を添えて支えている状態になっています。




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