サックス初心者のギモンを解決!Q & A

 

9:運指

たくさん押さえるところがあって大変そうですが、指使いは覚えられますか?
指使いを覚えるために、便利な運指表や運指本があります。これらを活用して、ひとつひとつの音と指使いを確認しながら、覚えていくとよいでしょう。
→運指表はこちら

10:選び方

楽器の知識がまったくなくても楽器屋さんに行っていいの?
もちろん。楽器店の中にはサックス専門スタッフが常駐しているところもあり、丁寧に応対してくれるます。 楽器は家電などと違って、「買ってから育てていくもの」と言われます。時間をかけて吹き込むことによってだんだん音が鳴りやすくなりますし、定期的に調整をして良い状態を保つ必要もあります。また、自分好みのマウスピース、リードなどのパーツを選ぶ楽しみもあります。つまり、楽器を買ったその日から、楽器店との長いつきあいが始まるのです。そのため、楽器の定期点検やいざというときの修理のことも考えて、楽器購入後のアフターケアをしっかりしてくれるお店かをチェックしてから、楽器を購入するといいでしょう。

カタログを見たら「仕上げ」という言葉が。これは一体何?
金色に輝くサックス……というのが、多くの人が持つイメージ。でもよく見ると、銀色、黒、ピンク、いろいろあります。この「いろいろ」こそ、「仕上げ」による違いである場合が多いのです。仕上げは大きく分けて「ラッカー」と「メッキ」の2通り方法があります。まずラッカーは、本体に使われた金属の表面を“塗装”して焼き付ける処理方法。素材の色がそのまま生かされるクリアラッカーのほか、ゴールドラッカー、ブラックラッカーなど、各メーカーでいろいろなアイデアが採用されています。メッキは、本体の金属に仕上げ用の金属を“付着”させる方法。金メッキ、銀メッキが代表的ですが、各メーカーオリジナルのピンクゴールドメッキ、ブラックニッケルメッキなども人気が高いです。ラッカー仕上げの場合は素材自体が持つ音色を尊重しつつ余分な広がりを押さえます。メッキ仕上げの場合は本体に使われた金属とメッキの金属両方の良さを併せ持っているといえるでしょう。また、このような仕上げは、楽器の表面を酸化による変色やサビから防いで、光沢のある美しい外観を守る役割も持っています。さらに、音色をより追求するために表面仕上げを施さないノーラッカーの楽器もあります。

 

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