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雲井雅人_トップ奏者に訊く!美音の作り方

THE SAX vol.86 Special Contents

各シーンを代表する、個性的な音色を持つトップ・プレイヤー4人に、それぞれ現在の“音色”に至るまでの経緯、“音色磨きの秘訣”などを訊いた。

 


雲井雅人
Profile
くもい・まさと:国立音楽大学を経てノースウェスタン大学大学院修了。第51回日本音楽コンクールおよび第39回ジュネーヴ国際音楽コンクールで入賞した。1984年東京文化会館小ホールでリサイタル・デビュー。2012年ハンガリー・ソルノク市立交響楽団、2013年「香港国際サクソフォン・シンポジウム」、2014年「シンガポール木管フェスティバル」などで協奏曲を演奏。2016年インディアナ大学にてオーティス・マーフィー教授のサバティカルリーブにともなう客員教授を務める。2017年アメリカ海軍ネイビー・バンドのサクソフォン・シンポジウムに招待されて演奏とマスタークラスを行う。同年、準・メルクル指揮、国立音楽大学オーケストラとドビュッシー「ラプソディー」を共演。2018年NASA(北アメリカサクソフォーン評議会)に雲カルとして招待され演奏とマスタークラスを行なう。2005年と2014年「サイトウキネン・フェスティバル in 松本」に参加。ソロCDに「サクソフォーン・リサイタル」、「ドリーム・ネット」(バンドジャーナル誌特選盤)、「シンプル・ソングズ」(レコード芸術誌特選盤)、「アルト・サクソフォーンとピアノのためのクラシック名曲集」、「トーン・スタディーズ」(レコード芸術誌特選盤)、「ラクール:50のやさしく段階的な練習曲」、「リベレーション 我を解き放ち給え」などがある。雲カルCDに「ソングス・フォー・ザ・カミング・デイ」、「マウンテン・ロード」、「むかしの歌」、「レシテーション・ブック」、「チェンバー・シンフォニー」などがある。大室勇一、フレデリック・ヘムケの各氏に師事。 「雲井雅人サックス四重奏団」主宰。国立音楽大学教授、相愛大学客員教授、尚美学園大学講師。

 

Q.1:音色を意識し始めたのはいつ?

 大学浪人のとき。イタリア歌曲で、アレッサンドロ・スカルラッティの『スミレ』という曲をテレサ・ベルガンサが歌っているレコード聴いて、すごく素敵な曲だなと思って歌のパートをサックスで吹いてみたんです。それが何ともひどくて……。ああ、自分の音ではこの曲は吹けないんだと、その時に初めて音色というものが大切なのだとわかりました。

 

Q.2: 音大、留学時代に〝音色〟が変わった?

 音大時代は、みんな競争心の塊で「いかに人より難しい曲をやるか」ということばかり考えていました。その後は、憧れていたフレデリック・へムケ氏のもとに留学して、2年間勉強しました。へムケ氏のもとでは特に「ピアニッシモ」よりもっと小さな「スーパーソフト」の音を鍛えられました。ピアノを打鍵した後の、ピアノの弦の一本のようになりなさい、と。この頃もコンクールのことで頭がいっぱいでしたが、自然と音色も付いてきていたように思います。

 


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Q3:〝音色〟に憧れていた奏者はいますか?
Q4:ピアニッシモできれいな音を出すためにどのような練習を?
Q5:オススメの教則本は?
Q6:いつからそのような音色に?
Q7 :楽曲によって新たな音色を見出した?
Q8:現在の音色を築くために、他にやってきたことは?
Q9:雲井さんのアンブシュアは?
Q10:雲井さんにとって〝音色〟とは?
Q11:現在のセッティングは?   

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