THE SAX vol.102│Disc Review【JAZZ】

「Pace」ヌバイア・ガルシア

「Pace」ヌバイア・ガルシア

【UCCO-1223】¥2,860(税込)ユニバーサルミュージック
[演奏]ヌバイア・ガルシア(Sax)、ジョー・アーモン・ジョーンズ(Key)、ダニエル・カシミール(Bass)、サム・ジョーンズ(Ds)

 

カマシ・ワシントン、シャバカ・ハッチングスに続く、話題のサックス奏者/コンポーザー、ロンドン出身のヌバイア・ガルシアがコンコード・ジャズと契約し、待望のシングル「Pace」をリリースした。空間的な静けさと強烈なピークの間で揺れ動くよう、意図的に構成された本トラック。「本トラックは自分へのリマインダーとして書きました。「Pace」というものは、本来私たち自身が変更することができ、選択することができることを思い出させるように。スピードを落として、立ち止まって、探索して、どこか遠くへ行って、自分自身が自分の人生の代理人であることを思い出すためのメッセージなのです」(ガルシア)。このパンデミックの中でもロンドン生まれながらのウィットに富んだガルシア、いよいよ世界に羽ばたく。

 

登場するアーティスト

ヌバイア・ガルシア
Nubya Garcia

1991年、英国ノース・ロンドンに生まれの新世代UKジャズの注目株。10歳でサックスを始め、地元のジャズバンドを経てUKジャズの重鎮、ゲイリー・クロスビー率いるワークショップ、トゥモロウズ・ウォリアーズで腕を磨く。UKクラブ・シーンで注目を集め、18年以降、自身のバンドを率いて欧米、インド、オーストラリアを演奏旅行、国際的な評価を高める。各賞を総なめにし、20年夏にコンコード・ジャズから「Source」でメジャー・デビュー。

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